額縁&写真立て 「フレーム」使いが素敵なウエルカムスペース実例
テーマ性を持たせてこだわる人が増えているウエルカムスペース。そんな中でも、よく使われているのが、額縁や写真立てです。「Welcome」の文字を一文字ずつフレームに収めて飾るアイデアや、ギャラリー風に写真を飾るスタイルなど、センスを感じさせる卒花実例を集めました!
1.バラバラがかわいい「W」「E」「L」「C」「O」「M」「E」
洋書やゴールドアイテムと組み合わせ、大人っぽくラフに
●Mizuhoさんの場合
【テーマは?】
アンティーク調の空間に合う、大人かわいいイメージ
【フレームを取り入れた理由は?】
手軽にアンティークな雰囲気を出すアイテムといえば、フレームだと思ったため
【こだわりや工夫ポイントは?】
置き場所にはとてもこだわり、洋書などを下に置いて高さに変化を出すことで、かっちりした感じにならないよう意識。全てのフレームが違う形、雰囲気になるようにして、バランスも大切にした。
「ウエルカムスペースとメイン卓の装飾は特に力を入れたので、ゲストの反応もよく、“トータルコーディネートができていて素敵! ““私らしい”と好評で、たくさん写真を撮ってもらえました」(Mizuhoさん)
自然光の中でバルーンや花と一緒に、かわいらしい色合いに
●s_w526さんの場合
【テーマは?】
ナチュラルでかわいらしい雰囲気
【フレームを取り入れた理由は?】
インスタグラムで情報収集し始めたときから、やってみたいと思っていた
【こだわりや工夫ポイントは?】
オーストラリア旅行中にインテリアや雑貨ショップを巡って見つけた、アンティーク感のあるフレームを中心に装飾。真ん中のフレームの下には切り株を置いて、ナチュラル感を演出した。
大きなクマのぬいぐるみやアネモネをあしらったボード、友人から贈られたバルーンなども一緒に装飾。「“色合いやフレームがかわいい!おしゃ婚だね”とほめていただきました」(@s_w526さん)
ドライフラワーに彩られ、ノスタルジー薫る雰囲気
●nao_wd98さんの場合
【テーマは?】
“アンティークウエディング”
【フレームを取り入れた理由は?】
一つ一つ額縁に入れてディスプレーすることで、スペースをとってインパクトが出せると思ったから。また、テーマでもある“アンティークウエディング”の雰囲気を演出したくて
【こだわりや工夫ポイントは?】
「アンティーク感のある、多彩な形の額縁をこつこつ集めました。横に並べたときにバランスよく見えるように、フレームの大きさや向きなど試行錯誤しました」(nao_wd98さん)。色みを全体的に落ち着かせて、ドライフラワーやワックスバーをつるしたツリーと共に装飾して、どこかノスタルジー感漂う“アンティークウエディング”を形にした
編集部´s EYE
「WELCOME」の文字を一文字ずつバラバラにフレームに入れた装飾は大人気。今回ご紹介した3人ともに、全てのフレームのデザインや色、サイズを変えている点が特徴。フレームや文字のメリハリが、空間にリズムを生み出して、それだけでウエルカムスペースの存在感やおしゃれ感をグッとアップしてくれる。
ゴールドやアンティークベースのフレームが多いけれど、色や質感、デザインを変えれば、さまざまなテイストの装飾テーマや空間に合わせられそう。
2.まるでアートのよう! ギャラリー風
インダストリアルな装飾もスパイス! 空間全体を格上げ
●ayumi.wedding4.14さんの場合
【テーマは?】
大人なクラシカル
【フレームを取り入れた理由は?】
共通の友人が少なく、私たちのことをお互いのゲストに紹介するために、フォトフレームに写真を入れて紹介しようと思った
【こだわりや工夫ポイントは?】
フレームの形や色にバリエーションを持たせつつも、統一感を出したくて黒と白いウッド調に絞った。写真の色もセピアやモノクロに加工。また、フレーム全面に写真を入れるだけでなく、絵画を飾るようにフレーム内に枠を設けるなどして、細部まで工夫。彼が作った天井の装飾にスワッグやライトをつるして、寂しくならないようにした
直置きやつるす装飾で、ディスプレーのように
●honeymee_さんの場合
【テーマは?】
リゾート
【フレームを取り入れた理由は?】
鉄工所を営む父お手製のフレームに、お気に入りのハワイで撮影した前撮りフォトを飾るため
【こだわりや工夫ポイントは?】
ハワイで撮影した写真とリンクしたサーフボードや、リーフなど南国リゾートテイストのアイテムやグリーンと一緒にラフに装飾。直置きやチェーンを付けてつるすなど、結婚式の装飾の枠を超えた、こなれた雰囲気に
編集部´s EYE
ギャラリー風のポイントは、どこにフレームを飾るか。多くのウエルカムスペースがテーブルの上にアイテムを並べて飾られるケースが多い中、例えば壁全面に飾る、上からつり下げる、床に直置きするという空間の使い方のバリエーションが豊富で大胆です。他とは一線を画すセンスが問われますが、ゲストに与えるインパクトは大。
また、もう一つのポイントは写真が主役であるということ。プラスその写真を装飾として見せるために、色を加工したり、また風景と一体になったものや、手元のアップなど、アート性のある写真をバランスよく取り入れているのもコツのよう。
3.フレームも装飾の一部にしたMIXスタイル
想像力をかき立てる写真装飾アイデアが秀逸!
●yukimi_soさんの場合
【テーマは?】
クリスマス×ロイヤルウエディング
【フレームを取り入れた理由は?】
ゴールドやシルバーのアンティーク調のフレームを並べることで、クリスマスらしい華やかさと、格調高いクラシカル感を出したかった
【こだわりや工夫ポイントは?】
クリスマスのオーナメントやドライフラワーなど印象的な小物と共に、フレームを装飾。「チャペルやドレス、髪型などがゲストに分かってしまうのはつまらないので、フレームの中に使った写真はどれもモノクロで、あえてシルエット、足元や手元のみ、遠目でよくわからないニュアンス写真のみにして、ゲストの期待感や想像力を膨らませてもらいたいと思いました」(@yukimi_soさん)
ミラーや影絵、枠だけ……多彩なフレーム使いをビンテージライクにまとめて
●tkhr_kn_weddingさんの場合
【テーマは?】
ヴィンテージウエディング
【フレームを取り入れた理由は?】
おしゃれな卒花のウエルカムスペースを参考にしたり、アンティークショップへ行ってイメージを膨らませたりした。そんな中で、テーマカラーでもあるゴールドのフレームは集めやすく、イメージにぴったりだった
【こだわりや工夫ポイントは?】
四角だけでなく丸いタイプなど、形や質感の違うフレームを使用。クジャクの羽根や、キャンドル、洋書など自分がワクワクするアイテムを取り入れて世界観をつくり上げた。キャンドルは事前に何度か火を着けて使用感を出して、ビンテージ感をアップ。「好きなものを集めて楽しく用意したことで私らしさを出せたと思います」(tkhr_kn_weddingさん)
編集部´s EYE
ここで紹介したMIXスタイルは、写真をセットしたフレームをメインにするのではなく、装飾のテーマに沿ってさまざまなアイテムを用意して、フレームもその一部にしているもの。
フレームにも写真を飾る役割だけでなく、枠だけ置いたり、文字を書いたミラーを置いたりして、よりその世界観になじませるような使い方をしている。また、フレームそのもののデザインが凝っているのも特徴。テーマは明確でありながらも、色や形、サイズなど揃えすぎないのもおしゃれに仕上げるポイント。
From 編集部
集めやすくて、アレンジしやすい最強アイテム
フレームは、インテリアとしても活用されているので、さまざまなところで購入できる手軽さが魅力です。デザイン性も高く、フレームそのものが装飾の役割も果たしてくれます。式後も新居のインテリアに活用できるのも嬉しいポイント! アイデア次第でまだまだ可能性もありそうなので、皆さんもぜひ取り入れてみてくださいね。
構成・文/小松七恵
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです
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