親世代208人に大調査!【結婚あいさつの服装】好感度ランキング<男性編>
結婚あいさつの際にどんな服装で行くか、頭を悩ませるのは男性も同じこと。そこで、親世代208人にアンケートを取り、好感が持てる服装とそうでない服装を聞いてみました。アンケートを基に、結婚あいさつの際の男性の服装について、考えてみましょう。
親世代が好感を持つ服装とは?
好感度No.1 ビジネススーツ
好感度No.2 カジュアルジャケットに襟付きシャツ
好感度No.3 スーツにノーネクタイ
親世代の支持が最も高かったのはビジネススーツ。「結婚のあいさつならきちんとした服装で来るのが当たり前」「きちんとした印象に見える」などの理由から、好感が持てると答えた人は99%にも上り、ビジネススーツが結婚あいさつの“鉄板服”というのがわかります。
なお、ビジネススーツは普段着ているもので問題ありませんが、事前にクリーニングに出してしわのないものを用意しましょう。紺やグレーなどの落ち着いた色みがお勧めです。また、ネクタイは派手な柄物は避け、無地や細かなドット柄、細めのストライプなどがいいでしょう。
No.2のカジュアルジャケットに襟付きシャツは、「堅苦しいのは好まない」という親世代の評価を得たようです。また、ビジネススーツにノーネクタイは、「クールビズの季節ならOK」という人が多い傾向に。ノーネクタイならば、思い切ってカジュアルに振ってしまった方が、好感度は高いといえるでしょう。「爽やかに見える」「堅苦しくなり過ぎず、ほどよく親近感が湧きそう」などの意見があり、カジュアルめの服装にするかは、彼女と相談して決めてみるのも良さそう。
靴は服装に合ったものを選び、しっかり汚れを落としておきましょう。中敷きも汚れていないかどうか確認を。においもチェックして。靴下はつま先やかかとの部分が薄くなっていないか見てみましょう。新品を下ろすと、気持ちもキリッとするはずです。
親世代の好感度があまり高くなかった服装は?
親世代の好感度が高くないのは、Tシャツ&パンツにシャツを羽織った格好。男性の休日スタイルとしては一般的な服装ですが、結婚のあいさつの場にはふさわしくないと判断されたようです。
結婚のあいさつの際の男性の服装に関しては、親世代は比較的保守的な傾向があります。アンケート結果から見ると、普段から全くスーツは着ないという人でも、結婚のあいさつのときくらいはスーツで決めていく方が無難といえるでしょう。
普段スーツを着ない人にとっては「スーツ姿は本来の自分ではない」と思うかもしれませんが、親世代は「普段は着ないスーツを結婚のあいさつのために用意してくれた」と受け取り、結婚への真剣さをそこから感じ取る場合もあります。自分らしさは結婚のあいさつをした後で、徐々に表現していけばいいでしょう。
相手の親から「普段の服装で来て」と言われたら?
結婚のあいさつをする前から彼女の親と面識があり、良好な関係を築いている人もいるでしょう。そんな場合、相手の親から「結婚のあいさつだからって、気張ってくることないわよ。普段の服装でいらっしゃい!」と声を掛けられることがあるかもしれません。そんなとき、相手の親の言うことをそのまま受け取ってもよいものでしょうか?
この場合は、親の気持ちを受け取りつつ、結婚への真摯な気持ちを表現する方法として、普段よりも少し改まった服装をしていくのがお勧め。好感度No.2の「カジュアルジャケットに襟付きシャツ」が無難なところかもしれません。
なお、「相手とすでに面識がある場合の服装」について親世代に聞いたところ、約6割が改まった服装で来てほしいと答えました。何も言われない場合は、きちんとした服装で行くのがお勧めなのは言うまでもありません。
ヘアスタイルや髪色、ひげもしっかりチェック
【ヘアスタイル】オーソドックスな短めの髪型に支持が集まる
【髪色】染めていない自然な髪色がイチバン!
ヘアスタイルはオーソドックスなショートカットに人気が集まりました。前髪はきちんとまとめた方が好感度は高いという結果に。前髪を額に下ろす場合は、うっとうしく感じられない程度の長さにしましょう。
ショートスタイルで、ツーブロックやソフトモヒカンなどサイドを極端に短く刈り上げたスタイルは、親世代にはいまいち人気がないようです。また、スパイラルパーマも好感度は低め。おしゃれ過ぎてしまうのも、親世代には受けが良くないようです。
髪色は染めていない自然な状態が望ましいと答える人が圧倒的。一方で、明るいイエロー系のヘアカラーや、青みがかったグレー系のヘアカラーは「好感が持てない」と答える人がなんと90%前後という結果に。染めるにしても、落ち着いたブラウン系までが許容範囲と言えるでしょう。
一時的に変更できる服装と異なり、ヘアスタイルや髪色は簡単には変えられないもの。あいさつのために無難なヘアスタイルと髪色にするか、そのままを貫くかは難しいところ。彼女の親の性格なども考え、ふたりで相談してどうするか決めましょう。
ただ、結婚を認めてほしいという強い思いを伝えたいのであれば、一般的に好感度が高いとされる服装や髪型などにしていった方が無難です。
【ひげ】親世代にはひげの好感度は低い
最後はひげについて。最近は格好良くひげを生やした人も多く見掛けますが、親世代ではまだまだ好感度はあまり高くないようです。ひげ=無精と感じ、「結婚のあいさつをするときくらい、ひげは剃ってこい!」と考える人もいるようです。
囲みひげについて、「好感が持てる」と答えた人はたったの7.7%。「ひげあり」の中でもっとも許容度が高かった口ひげですら、「好感が持てる」と答えた人は21.2%にとどまりました。
せっかく格好良く生やしたひげ、剃りたくないという気持ちも分からなくはありません。本来はそるのが望ましいのですが、ひげをそらずに行くのであれば、しっかり説明をして理解を得るようにしましょう。
一方で、ひげを思い切ってそり、「ひげをそって覚悟を持ってあいさつに来ました!」と言えば、話のきっかけになり、場が和むという効果があるかもしれませんね。
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彼の結婚あいさつに行く服装がなんとなくイメージできたら、次は自身の服装も! 第一印象で相手親に好印象を持ってもらえるよう、慎重に考えましょう。また、結婚あいさつに必要な準備や当日の流れも、結婚あいさつを成功させるにはとっても大事。しっかり抑えておいて。
From 編集部
結婚への覚悟を服装&身だしなみに込めて
男性の服装や身だしなみに関しては、親世代は相対的に保守的です。ビジネススーツに髪型はキリッとしたショートカットというのが、最も好感度が高いスタイル。特に服装にこだわりがなければ、このような格好であいさつに行くのがお勧め。一方、ファッションにこだわりがある人にとっては、没個性のビジネススーツは抵抗があるかもしれません。ただ、自分の気持ちや親への敬意を服装で表現すると考えれば、親が不快に思うようなスタイルは避ける方が無難といえるでしょう。
構成・文/粂 美奈子 イラスト/田中麻里子
※掲載されている情報は2019年9月現在のものです
※記事中のデータは2019年7月に20~30代の息子がいる男女208人を対象に行ったマクロミル調査によるものです
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