ゲストを巻き込んで! 今こそやりたい「ダズンフラワーセレモニー」
ゲストが参加できる演出として人気の「ダズンフラワーセレモニー」。実は、昔のヨーロッパの風習に由来している伝統的な演出なんです。そのロマンチックさから、今でもなお強い人気を誇っています。もともとはバラを使うことが定番でしたが、今は新郎新婦によってアレンジされているんです! 今回、今こそ真似したい最新「ダズンフラワーセレモニー」をご紹介します。
教会に合わせたナチュラルブーケをゲストと作る
fuk.weddingさんは、教会に合わせてグリーンをふんだんに使ったダズンフラワーセレモニーを行ったそう。セレモニーを行った後でも手元に残したいという思いから、完成がブーケタイプになるように花を用意したそう。木目調の教会に合わせ、グリーンをたっぷり取り入れナチュラルなブーケが完成。ゲストからの思いが詰まったブーケは、大切にしたい思い出の品に。
ダズンフラワーセレモニーを行った感想を教えて!
「Instgaramで見つけて、ぜひやりたいと思っていた演出でした。彼も、『花束をもらう時に、ゲストからおめでとうと直接言ってもらえたのが嬉しかった。披露宴中に声を掛けてもらえることはあるけど、挙式ではなかなかないのでよかった』と、とても印象に残った様子。中には泣きながら花を渡してくれたゲストもいて、祝福の気持ちに包まれた挙式になったと思います」(fuk.weddingさん)
ゲストはあえて抽選で。いつまでも残せるドライフラワーをチョイス
ダズンフラワーセレモニーを上手にアレンジしたのが、ayktsm___weddingさん。通常、新郎がゲストから花を集めますが、ゲストにも楽しんでもらいたいという考えから、司会の方にゲストの名前を呼んでいただき、前に出てきてもらい新郎新婦ふたりへ渡すというスタイルに。集めた花は、新郎新婦が手作りしたストリングアートに挿して、ブーケではなくアートフラワーに仕上げたそう。事前に、ダズンフラワーセレモニーの説明書をゲストに配り、演出の意味を理解してもらうことでゲスト全員を巻き込むことが可能に! しかも、ゲストはあえて抽選にしたそう。誰が呼ばれるのか、新郎新婦も当日のサプライズだったとか。
ダズンフラワーセレモニーを行った感想を教えて!
「結婚式は、ただお祝いしてもらうための自己満足なものにはしたくないなと考えており、ゲストも楽しめるような演出を取り入れました。誰が選ばれるか、私たちもわからなかったので、本番ではドキドキ! 幼なじみが来てくれた時は、心から込み上げるものがあり、母も感動していました。花も、いつまでも残しておきたくてドライフラワーにしたのですが、今でも自宅に飾ってあり、見るたびにあの日を思い出すことができ、改めてやってよかったなと思っています」
(ayktsm___weddingさん)
ゲストからの気持ちが詰まったバスケットブーケ
両手に抱えきれないほどのブーケをセレモニーで作ったのは、uji.weddingさん。なんと、ダズンローズセレモニーを、人前式の誓いの言葉代わりにアレンジしたんだとか。12本の意味は変えず、その意味に関係した12人のゲストを選び、祭壇まで出てきてもらい、新郎新婦から選ばれた方へ感謝の言葉と共に、12個の誓いを立てたそう。フラワーは、ブーケを12束に分けたものを使用したので、かなりのボリュームに。そこで、かごに入れるアイデアを採用したそう。ゲストと一緒に誓いを立てることができるセレモニーってとっても素敵です。
ダズンフラワーセレモニーを行った感想を教えて!
「この演出は、ゲストからもとっても好評でした。私たちの結婚式のテーマが、[感謝が伝わる結婚式]だったので、挙式の際にもゲストに私たちからの感謝の言葉を伝えることができて本当によかったです。ゲストの中には、泣いてくれている方もいて、もちろん私たちも泣いてしまいました。ブーケも、イメージ通りでフレッシュな春らしい感じが気に入っていましたが、ゲストから渡されたことでさらに思いが詰まったものになったと思っています」(uji.weddingさん)
退場の際の演出としてもOKなダズンフラワーセレモニー
新郎の入場シーンや、人前式の誓いのシーンで行われることが多い、ダズンフラワーセレモニー。あえて退場のシーンで取り入れたのは、NYC_wedding1022さん。挙式からの退場のシーンは、なかなかゲストと言葉を交わすことって難しかったりするのですが、花を渡すというアクションがあることで、ゲストがお祝いの言葉を掛けやすい雰囲気になり、新郎新婦もゲストと話すことができる機会づくりになります。挙式でのゲストの距離を近くしたいと考えているカップルには、オススメの演出かも!
ダーズンフラワーセレモニーを行った感想を教えて!
「退場時に一人一人からお花を受け取ることができるので、全員と言葉を交わすことができました。お礼を伝えたり、祝福の言葉を直接頂けたり。式では一人一人と言葉をかわすことが難しかったりするので、あえてこの場面で顔を見てお話しできたことは、私たちにとって本当にいい思い出で、楽しく退場することができました。花と言葉はランダムで、特に指定していなかったのですが、言葉にぴったりの方が手にしていたのも面白かったです」(NYC_wedding1022さん)
大切な人たちに思いを伝える、披露宴でのダズンフラワーセレモニー
yywd_04さんは、ダズンフラワーセレモニーを披露宴の演出として取り入れました。お色直しの再入場後に、新郎新婦揃って12人のゲストから花束を受け取る形式で行いました。ダズンフラワーセレモニーは新郎がゲストから集めますが、新婦のyywd_04さんも大切なゲストの方々へ気持ちを伝えたい!という思いから、このような仕様にしたんだそう。花束は、カラードレスに合わせたくすみ色のバラに加え、小花感やナチュラルな色みがかわいい紫のスターチスと、ユーカリをチョイス。大人ナチュラルなブーケは、会場との相性も考えられたものです。
ダズンフラワーセレモニーを行った感想を教えて!
「大切なゲストの中から12人を選ぶのは正直大変でした。でも、特に感謝を伝えたかった人たちや、自分たちの人生に大きく影響してくれた人たちに前に出てきてもらえて、素敵なブーケ作りの一員になってもらえて、とっても嬉しかったです!
一人一人とハグをして、「ありがとう」を伝えられて、感謝の気持ちと愛が溢れた瞬間でした。ゲストからもらったお花が一つになった最高のブーケが完成した時、彼からも素敵な言葉を添えてもらい、本当に幸せな気持ちでいっぱいでした」(yywd_04さん)
From 編集部
現代版ダズンフラワーセレモニーは、アレンジ自在
ダズンフラワーセレモニーは、伝統的なダズンローズセレモニーを自分たちらしくアレンジした素敵な演出。どんな花を選ぶのか、どんなタイミングで行うのか、どんなセレモニーにしたいのか、新郎新婦たちが好きなように考えられるので、唯一無二の演出になること間違いなし! 結婚式では、「なるべくゲストと言葉を交わしたいな」と考えてるカップルには特にオススメの演出です。あなただけのダズンフラワーセレモニーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
取材・文/横山智世
※掲載されている情報は2019年8月時点のものです
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