お手軽アレンジで「脱定番」を叶えた、今どき演出アイデア13
みんながやっていて、ないとちょっぴりさみしく感じる定番演出。「やりたいけどみんなと同じはな~。ちょっとだけでも人とは違う感じにできないかな?」。なんて思っている花嫁のために、お手軽アレンジで脱定番を叶えた卒花さんの演出アイデアをご紹介。実施率80%以上の人気演出の新鮮アレンジをたっぷりお届けします!
人気No.1の「ケーキ演出」はお手軽アレンジの宝庫!
華やかなケーキを前にしたふたりのフォトジェニックな写真が残せるケーキ演出は、先輩花嫁の実施率90%超の人気演出。ケーキカットだけでなく、シロップをかける「カラードリップ」や、親や友人、先輩カップルなどにも参加してもらう「サンクスバイト」などさまざまな演出バリエが登場。また、新郎新婦がケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」も定番化。そんなケーキ演出はお手軽アレンジの宝庫! 定番演出にちょっとした工夫をプラスして、新鮮な印象に仕立てたアレンジがたくさん揃いました。
アイデア1.お互いを支え合うという意味を込めて<同時ファーストバイト>
花嫁VOICE
お互いを支え合っていきたいという気持ちがあり、互いに食べさせ合う同時ファーストバイトにアレンジしました。ゲストの「あーん」という掛け声も温かく、「仲の良さが伝わってきた!」という声もたくさんいただきました。ケーキカットではなく、ドリップケーキにしたのも「珍しい」と好評でよかったです(Mさん)
アイデア2.互いへの愛情も披露<手作りスプーンでファーストバイト>
花嫁VOICE
イギリスでは、愛する人に木彫りのラブスプーンを渡す伝統があると聞き、私たちも手作りすることに。網目模様や鎖、大きなハートで永遠の愛や繋がりを表す凝ったデザインを新郎用と新婦用の2本分考え、作りました。ファーストバイトで披露したら、「すごい!」とゲストから歓声が上がり、食べさせ合う瞬間も感動。作る過程から当日まで、すてきな思い出になりました(くららりねっとさん)
アイデア3.プログラムの順番を入れ替えて<ケーキ演出を挙式直後に>
花嫁VOICE
プログラムの順番をアレンジして、宴内人前式の直後にケーキ演出を行うことに。パーティが始まる前にオリジナルのケーキが運ばれてきたのがゲストにとって意外なサプライズだったようで、場内がパッと華やぎ、笑顔とどよめきが。人前式で場が温まり、一体感が出たタイミングでの入刀、ファーストバイトは想像以上に盛り上がりました。おかげでその後の披露宴もリラックスして楽しむことができてよかったです(アメリさん)
より感動が深まるアレンジが多数!「花嫁の手紙」
最初は「恥ずかしい」「泣いてしまうのがイヤ」と思っていても、やってみたら「普段伝えられない思いを初めて伝えられた」「親が喜んでくれて感動した」など、「やってよかった♪」という先輩花嫁の声多数の「花嫁の手紙」。アレンジとしては、スピーチ内容や手紙の宛先、読み手などに工夫を加えたものが挙がってきました。「読むのは抵抗があるけど感謝を伝えたい」人のなかには、メッセージ映像を流すなど読むこと自体をアレンジしていた人も。
アイデア4.事前に用意した手紙は途中まで!<手紙の後半はその場で>
花嫁VOICE
結婚式当日に膨らんだ思いを伝えたかったので、親への手紙はあえて途中までしか書きませんでした。本番は途中まで手紙をしっかり読み、用意した文章がなくなってからはその瞬間に感じた自分の思いに向き合い、自分の言葉でスピーチをしました。結婚式を通して改めて実感できた感謝や幸せを、親の目を見てしっかり伝えられてよかったです(shioriさん)
アイデア5.新婦の親・家族以外にも<両家それぞれへの花嫁の手紙>
花嫁VOICE
自分の親も彼の親もどちらも大切。今までの感謝とこれからもよろしくという思いを伝えたかったので、両家それぞれに宛てた手紙を2通書いて読むことに。彼のお母さんに「遊びに行くと、いつも『お帰り』と迎えてくれてうれしいです。彼の好きな料理の作り方を教えてください」などと伝えたら涙を流して喜んでくれ、私も感動。両家の家族の絆も2通の手紙のおかげでより深まりました(友美さん)
アイデア6.ふたりそれぞれから自身の親へ<花嫁の手紙&“花婿”の手紙>
花嫁VOICE
私も彼も普段は気恥ずかしくて親に感謝を伝えられないタイプ。結婚式はいい機会だと思ったので、私から彼に勧め、それぞれの親に宛てて手紙を読みました。新郎側の親やゲストは「こんなに素直に気持ちを伝える姿を初めて見た」と想像以上に驚き、喜んでもらえました。ふたりとも手紙を読んで、本当によかったです(容子さん)
何を贈る?「親ギフト」のアレンジは自由自在!
披露宴のお開き直前に心のこもったふたりからの贈り物をし、親に感謝を伝える「親ギフト」。演出としては、贈るアイテムをアレンジしたものが多く目立ちました。挙がってきたのは「親に心から喜ばれる」、かつ「実際に使ってもらえる」実用的なものや、ふたりの誕生から式までを思い出せるメモリアルギフトなど。どのアレンジもすぐにまねできそうなお手軽さが魅力!
アイデア7.体重〇〇に親の希望を乗せて<“体重”お掃除ロボ>
花嫁VOICE
母に「記念品(親ギフト)は何がいい?」と聞いたら、「お掃除ロボが欲しい」という答えだったので即決。バッテリーを抜いた重さが私の誕生時の体重にほぼ近い3120グラムだったロボット掃除機を贈りました。贈呈時のアナウンスでは、「新婦が生まれたときの体重とほぼ同じ重さのお掃除ロボです」と紹介してもらいました。花嫁の手紙で泣いていた母もゲストも笑顔になり、楽しい雰囲気のお開きになりました(奈津美さん)
アイデア8.両家それぞれの趣味・趣向に合わせて<親ギフトの贈り分け>
花嫁VOICE
両家の親の好みや欲しいものは違うはず。そう思い、どちらの親にも喜んでもらえるよう、ダンスが大好きな私の父にはダンスシューズを。普段自宅で夫婦でお茶を飲む機会が多い新郎の親には急須と湯飲みのセットを用意、贈り分けをしました。どちらも結婚式後、しっかり愛用してもらえていて、贈り分けて正解でした(shioriさん)
アイデア9.誕生からの日々を振り返れる<挙式までの日数入り>
花嫁VOICE
大切に育ててくれた親に、ふたりの成長の過程を思い出してもらえるギフトを贈りたくて、プリザーブドフラワー入りのフォトフレームをカスタマイズ。生まれてから挙式日までの日数と幼い頃の写真を添えたアレンジをして贈ったら、とても喜んでもらえました。今も実家に大切に飾ってくれています(yukiさん)
「お色直し」のアレンジはゲストに楽しんでもらえるがポイント!
衣裳をかえることで新郎新婦の新たな魅力を再発見。ゲストも楽しみにしているお色直し。先輩花嫁から挙がってきたアレンジは、チェンジする内容や衣裳そのものでふたりらしさ、ふたりが式に込めたゲストへの思いを伝えるものが。ゲストに楽しんでほしいという気持ちを感じさせるお色直しアレンジ!
アレンジ10.その地ならでは感を衣裳で<海外挙式地の衣裳にお色直し>
花嫁VOICE
大好きなバリ島で海外ウエディングを。挙式はドレス&タキシードを着用しましたが、披露宴では当地の民族衣裳を着て、バリ舞踊を踊る友人の先導で入場することに。現地ならではの花嫁花婿姿&入場演出はとてもインパクトがあったようで、「日本では見られない!」とゲストも驚き、喜んでくれました(KARINAさん)
アイデア11.ヘアチェンジとジャケットオフで印象一変<プチお色直し>
花嫁VOICE
お色直しではヘアを下ろしたり、ヘッドパーツとメイクをチェンジするだけのスタイルを選びました。新郎はチェンジなしの予定だったのですが、「ジャケットを脱ぐだけでも印象が変わりますよ」というプランナーさんの提案でベスト姿に。ちょっとしたお色直しでしたが、少しでも雰囲気を変えられてよりカジュアルに見えたのでよかったです(YTさん)
「ムービー演出」はゲスト登場&参加型で楽しんでもらえる工夫を!
プロフィール映像にオープニングやエンディング映像など、ふたりの生い立ちやなれそめを紹介したり、家族やゲストに感謝を伝えたり、わくわくを共有するのにもってこいの「ムービー演出」。アレンジとしては、ゲストも登場したり、見るだけでなく参加もしてもらえるものにするなどが。アレンジすることでゲストに感謝を伝えたい、楽しんでもらいたいという気持ちを表していた。
アイデア12.ゲスト全員への愛と感謝を<全ゲスト登場&ふたりも鑑賞>
花嫁VOICE
これまで支えてくれたすべてのゲストに感謝を伝えたくて、全員の写真を入れたプロフィール映像を手作りしました。高校時代の教室で撮った思い出の動画を音声とともに入れたり、普段伝えられない真剣なメッセージなど、みんなへの愛と感謝を詰め込んだこだわりのムービーに。新郎新婦も同席してゲストといっしょに鑑賞。会場が一つになって笑顔で盛り上がる様子に感激しました(明日夏さん)
アイデア13.ゲスト同士を会話で繋ぐ<生解説付きスライドショー>
先輩VOICE
初対面のゲスト同士が自然に繋がれる、会話しやすい雰囲気にできればと思い、ふたりの生解説付き生い立ちスライドショーを用意しました。ゲスト全員との思い出の写真も加えた80枚は、反応や温度感に合わせてテンポを早くしたり、「これどこだっけ?」などと聞いたりしながら上映。自然にゲストとやりとりができる、ゲスト同士の会話も生まれる演出にすることができ、選んでよかったです(翼さん&智恵子さんカップル)
取材協力/HAKU(プロデュース)
From 編集部
大事なのはゲストを思う気持ち! 笑顔になれる脱定番を叶えて
卒花さんの実例からわかったのは、奇をてらわなくても、大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべながらちょこっとアレンジするだけで、定番演出がぐんと楽しく、新鮮なものになるということ。先輩花嫁が教えてくれたアイデアは、どれも手軽なものばかり。あなたもぜひふたりやゲストに合わせたアレンジを取り入れて、新鮮さを感じさせる脱定番演出に仕上げてみませんか?
取材・文/笠原恭子 翼さん&智恵子さんカップル取材協力/HAKU(https://haku-cb.com/) 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2019年4月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー53人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2019年6月時点のものです
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