ふたり主導でうまくいった、先輩カップルの体験談[結納編]
伝統的な結納の儀式って憧れますよね。昔と比べると実施率は少ないものの、「結婚を前にけじめが付けられた」「厳かな雰囲気に感動した」というように、「やってよかった!」という声はとても多いのです。今回は、しきたりや親の意向に配慮しつつ、ふたりが積極的に儀式や準備に関わるコツをお教えします。
【まずは基礎知識から】
結納ってどんなことをするの?
結納とは、婚約成立の印に両家で金品を取り交わす(または男性側から受け取る)伝統的な儀式のこと。これによって家同士も固い絆で結ばれ、親戚付き合いが本格的にスタートします。ちなみに結納式が終わった後は、みんなでお祝い膳を囲むのが一般的です。
【事前準備その1】
ふたり主導で最初に決めるべきこと
結納を行う場所を探し、両家の服装を考えよう
結納を自宅以外で行う場合は、場所を予約する必要があります。代表的な会場は、結納にふさわしい格式のある料亭やホテル、レストランなど。結納品の用意や儀式の進行、会食までセットになった便利な「結納プラン」もあるので、ふたりが先頭に立ってリサーチを。
服装は正装や準正装が基本。両家で格をそろえて当日に臨めるよう、ふたりが間に入ってお互いの親に伝えておくといいでしょう。
花嫁Voice
[自分の服装も含めて調整を]
振り袖を着るつもりでしたが、両家の母親たちに正装してもらうのは大変だし負担になると思い、私を含めて洋装で統一することに。また、彼のお母さんが土日にも勤務があるシフト制の仕事なので、早めに予定を聞いて日取りを決めました。(snow raceさん)
【事前準備その2】
ふたり主導で早めに調整しておきたいこと
両家のしきたりを確認し、どちらに合わせるか調整しよう
地域や家によってしきたりが異なる結納。関東式では「お互いに取り交わす」、関西式では「男性側が女性側に贈る(妻の姓を名乗る場合は逆)」というように、スタイルやそろえる品物の中身などが大きく変わるので、地元が離れている場合は、どちらに合わせるのか事前の調整が必要になってきます。
また、中には親自身が「結納は初めて」というケースも。そんな場合は親子で一緒に手順や口上を練習すると、素敵な思い出にもなりそうです。
花嫁Voice
[結納に対する考え方の違いをふたりで調整]
両家の親たちの「結納に対する意識」が異なっていたので、ふたりでそれぞれの親の思いを確認し、擦り合わせていきました。私たち自身も結納のしきたり本を一緒に読んで勉強しました。(慧さん)
[ふたりが結納を希望し、親を説得!]
結納を希望したのは、親ではなく私たち。「お金をかけ過ぎず、記念として行いたい」というふたりの気持ちを伝え、両家の親たちに納得してもらえるよう調整しました。(さわこさん)
【結納当日】
ふたりが中心になって行いたいこと
集合からお開きまで、スムーズに進行できるよう気を配ろう
結納当日を見てみると、「集合~結納を飾る~結納を行う~結納後の祝宴~お開き」という流れが一般的です。結納の儀式自体は手順が決まっているので、粛々と行うのみですが、ふたりが中心になって頑張りたいのはその前後。親が迷わないよう事前に待ち合わせて会場へ出向いたり、式後の会食で進行を取り仕切ったり、ふたりが率先してできることはいろいろあるはず。親にとっても緊張する一日なので、できる限りのサポートを心掛けましょう。
花嫁Voice
[会場の手配や当日の進行はふたりで]
遠方から来てくれる彼の親が迷わないよう、結納と食事会の場所は新幹線の駅近くのお店を予約。お互い親に気を使わせないよう、会食の準備や進行などはすべてふたりで引き受けました。(ny1021さん)
[手作り小物を用意して記念撮影]
結納が終わった後、両家そろって記念撮影を。素敵な写真が残せるよう、手作りの扇子などを持参。結納の後の食事会では、自ら積極的に話を切り出すよう心掛けました。(慧さん)
From 編集部
結納は「両家の親との連携」が大事なポイント
結納はしきたりや決まり事が多いので、それ自体はふたりだけで進めることはできないけれど、両家が足並みそろえて当日を迎えられるよう、ふたりが率先して調整役を引き受けて。頑張ってやり遂げた後は、両家の絆も今まで以上に深まっているはず。
構成・文/南 慈子 イラスト/田中麻里子
※掲載されている情報は2019年7月時点のものです
※記事内のコメントは2019年5月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー20人が回答したアンケートによるものです
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