ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚準備
  4. 結納・婚約食事会(顔合わせ)
  5. 家族で予習したい!花嫁親子のための婚約食事会マナー
お金・常識
Share on>

家族で予習したい!花嫁親子のための婚約食事会マナー

婚約食事会を思いきり楽しむために、心がけたいマナーをチェック

婚約食事会によって、結婚がふたりのものから家族のものへ。結納と比べて気安さがあるものの、オフィシャルな雰囲気があるのは事実。気負わずに両家親睦を図ることが目的だけれど、やっぱり気になるマナーのあれこれ。知っておきたいポイントを花嫁家族の視点でご紹介します。

花嫁家族は、どんな気持ちで臨んだらいい?

「娘をよろしくお願いします」の 思いを込めて、相手家族を大切に

大切なことは、相手も自分も楽しく、心地よく過ごせるための気配りや下準備の実践で、それがマナーとなります。また両家は同じ立場にあるので、双方が敬意を持って接するのが基本。相手家族を思いやっての会話や振る舞いはこちらの誠意を表現することであり、ひいては「子どもをよろしくお願いします」との思いの表れに。女性側家族の願いを受け取った男性側家族は「お嬢さんを大切に迎えます」との思いが一層深まるはずです。

事前準備編:当日の服装と手土産の事前調整

服装は「格」を、手土産は「金額」を揃えて用意

花嫁親子の疑問&不安

どんな服で行くべきか悩みました(花嫁の母)

どんな服で行くべきか悩みました(花嫁の母)

同郷同士で、手土産に困りました(花嫁の母)

同郷同士で、手土産に困りました(花嫁の母)

婚約食事会では、両家で服装の格をそろえることが大事

両家で「きっちり」感、あるいは「カジュアル」感といった“服装の格”を揃えましょう。そのためには結婚する当人たちが両家の間に入り事前調整を。格が揃っていれば、誰も気後れすることなく、その場を楽しめます。外食であれば、会場の雰囲気に合わせることでふさわしい服が考えやすくなります。カジュアルであっても、「清潔感」「品の良さ」を心掛けてください。また格が揃っていれば、和洋を一致させる必要はありません。女性家族が何か意識をするならば、母娘で服のコーディネートを図っては。異なる色でもトーンを揃えるなど、統一感を意識して。目を楽しませる工夫も、温かな気配りになります。

手土産に関しては必須ではありませんが、贈ることで良いご縁への感謝を丁寧に伝えることができます。用意の有無、金額も、服装と同様にふたりが両家の間に入って調整を。地元の名産品がスタンダードですが、同郷同士ならさらに自宅近所のおいしいものを選んでも。相手家族の好みを聞き、それに合わせて用意しても良いでしょう。相手を思って選ぶことは、女性側も男性側も同じです。また渡すタイミングは、会の終了後の別れ際に。両家母たちが贈り合うと流れがスムーズです。

花婿ファミリーが感じた「素敵なご家族!」エピソード

「こちらとよく似た格好で来てくださって、とても安心しました(花婿の母)」
「大好きなイチゴを手土産にいただき、とても嬉しかったです(花婿の父)」

当日編:対面から戸惑うことなく、滑らかなスタートを

集合時間は負担状況で決めて。席は男性側が上座が基本

花嫁親子の疑問&不安

先にお店に到着したものの、中で待つのか外で待つのか迷いました(花嫁の母)

先にお店に到着したものの、中で待つのか外で待つのか迷いました(花嫁の母)

お部屋で座る場所に戸惑いました。お店の人がリードしてくれて助かったけれど(花嫁の母)

お部屋で座る場所に戸惑いました。お店の人がリードしてくれて助かったけれど(花嫁の母)

先に店に着いたら、着席して相手のご家族を笑顔で迎えて

まず集合時間について。費用を両家で折半するなら開始10分前に集合。男性側負担であれば15分~20分前にお店に到着し、女性側家族を迎えましょう。本人たちが負担する場合はホスト・ホステスとして、15~20分前に集合し両家族を迎えて。もしどちらかが遅れてそれを店先で待ってしまうと、「相手を待たせてしまった」と気後れさせてしまう場合も。ここは花嫁側・花婿側問わず、到着したら入店、着席しても失礼に当たりません。ですが子ども(娘・息子)は店先に残って相手家族を迎えれば、ウエルカム感が出て良いでしょう。子どもと共に会場へいらした相手家族には、一番の笑顔であいさつを。その場が和んだ雰囲気になり、相手もホッとできます。

席は、男性家族が上座に座るのが一般的で、入り口から一番離れた奥の場所が上座で男性の父が座ります。入り口に近い下座には女性本人が着くことが多いですが、奥から入り口に向かって父親→本人→母親の順で座っても問題ありません。ただ、費用負担によっては上座・下座も変わります。費用を払う方=招く立場の家族が下座へ、招かれた家族が上座へ座ることも。状況に応じ、事前に決めておくと当日がスムーズです。また予約時にお店側に会の趣旨を説明し、当日リードしてもらうのも安心です。

花婿ファミリーが感じた「素敵なご家族!」エピソード

「会った途端に、笑顔で迎えてくださってホッとしました(花婿の父)」
「こちらを立てるように行動してくださいました。リードさせていただきやすかったです(花婿の父)」

会の流れと進行役は事前に決めておいて

花嫁親子の疑問&不安

会の進行が分からなくて、不安になってしまいました(花嫁の母)

会の進行が分からなくて、不安になってしまいました(花嫁の母)

婚約食事会では何かイベントを入れるのがおすすめ。写真撮影は記念になり場も和みます

当日の流れは事前に決めておき、家族みんなで共有しておきましょう。進行役は男性側の父親か本人が務めます。始まりのあいさつは男性側の父親が述べるのが一般的ですが、ふたりが主催(=費用負担するなら)であれば男性本人からでもいいでしょう。その言葉を女性側の父親が受けて、会がスタートします。その後で本人または父親が家族を紹介し、それぞれから簡単に自己紹介を。

両家の親睦を目的としているため、家族紹介後に会食へ移ってもいいのですが、せっかくの機会なので記念となるイベントを取り入れて。最も多いのは婚約記念品の交換です。記念品を贈り合い、その場で家族に披露を。場が華やぐのはもちろん、和やかさも生まれます。進め方に形式はないため、気負わず丁寧さを心掛ければ大丈夫です。

花婿ファミリーが感じた「素敵なご家族!」エピソード

「他のごきょうだいの時の経験があり、こういった場に慣れていらっしゃるようでした。場を和ませてくれ、助かりました(花婿の母)」
「新婦のお父さまのあいさつがとても温かくて良かったです(花婿の父)」

食事マナーの基本を押さえつつ、会話を弾ませ楽しんで

花嫁親子の疑問&不安

花嫁の母

食事のマナーが不安で、話したことや食べたものの記憶がありません(花嫁の母)

花嫁の母

何を話せば良いのやら。会話が弾まなかったらどうしようか不安でした(花嫁の母)

話題はあらかじめ準備して。新郎新婦たち本人の思い出話もよいネタに

最も大事なのは「楽しむこと」にあります。ただその場でいきなり盛り上げようとしても難しいもの。会話が弾むように、事前に当人たちが互いの親の共通点や話題になることを探って知らせておくという下準備をしっかりと。花嫁花婿本人たちの思い出話も良いでしょう。
また気になるのは食事マナーですが、あまり神経質になる必要はありません。ここでは知っておきたい基礎的な常識をご紹介しましょう。

●和食・洋食の共通マナー
きれいに食べることを意識すること。食べ残しはまとめ、食べ終わった皿や器が「汚いな」と思われないように気を付けて。またいつ話し掛けられても良いように、口に運ぶのは少量ずつに。和食では「汚していいのは箸先一寸(3cm)」といわれ、一度にたくさんを運ばないように心掛けることで、このマナーに沿った振る舞いに。

●和食のマナー
おわんなどの器は持ち上げていただきます。その際、箸は置き、器を持ってから箸を手に取ると見た目が美しく動作も安定。そして「食べ終わった後は元通り」に。おわんのふたはかぶせて、箸も元の場所に。箸袋が使われていた場合は、袋を二つ折りか千代結びにし、そこに箸の先を差し入れて。

●洋食のマナー
ナプキンは二つ折りにし、折った輪の方を自分の腹側に向けて置きます。口元を拭くときは、膝側に来ている2枚の端をそれぞれの手でつまみ持ち上げて二つ折りの内側を使えば汚れた面が見えません。そして器は持ち上げないのが洋食のマナー。カトラリーは外側から順に使いますが、一般の人であればナイフとフォークを必ずしもセットで使わなくても大丈夫。ただしフォークだけ使った際も、食べ終えたときはナイフも一緒に皿に並べて。ナイフの刃は正面席の相手に向けないように注意を。

花婿ファミリーが感じた「素敵なご家族!」エピソード

「いろんな話題を振ってくださって、場がしらけず和みました(花婿の母)」
「息子を褒めてくださり、とても嬉しかったです!(笑)(花婿の母)」

男性側の費用負担には半返しを。お礼は本人たちに任せて大丈夫

花嫁親子の疑問&不安

花嫁の母

費用を負担してくださるとのことだったが、お礼をどうすべきか悩みました(花嫁の母)

婚約食事会を終えた後の、相手の親御さんへのお礼の伝え方はどのように?(花嫁の母)

婚約食事会を終えた後の、相手の親御さんへのお礼の伝え方はどのように?(花嫁の母)

男性側には「お嫁に来ていただく」という意識から、会食費用を負担したいとの思いがあることも。ごちそうになる場合は、女性側家族にかかる費用の3分の1~半返しの額で商品券の用意を。相手がビール好きであればビール券でも良いでしょう。その場合手土産は用意しなくても良いですが、商品券だけを渡すことに抵抗があるなら1000~2000円のお菓子をお盆返りとして一緒に渡すとスマートです。また当日の支払額とその方法は、事前に決めておくことを忘れずに。本人たちが調整しましょう。

会を終えたら、その日に時間をつくってくれたことへの感謝や会えた嬉しさ、「これからもよろしくお願いします」の気持ちを丁寧に伝えましょう。その後は本人たちに任せて。それぞれが互いの親へ、当日や翌日の電話と後日の手紙でのお礼で感謝の気持ちを伝えることで、婚約食事会は無事終了となります。

花婿ファミリーが感じた「素敵なご家族!」エピソード

「別れ際の心のこもったあいさつがジンときました。良いご家族だなと嬉しくなりました(花婿の母)」

From 編集部

当日を楽しむためにも、事前準備をしっかりと!

何か不安があると心の余裕がなくなります。すると目の前にいる相手に集中することが難しく、思いやりや気遣いも困難に。婚約食事会では、両家のお付き合いのスタートとして楽しく和やかな時間を過ごすことが最も重要です。そのためには事前準備が欠かせず、これは男性側も女性側家族も同様です。疑問や不安は親子で共有し、当人たちが両家の調整役として確認・解決を。そうして当日は晴れやかな気持ちで、記念のひとときに臨んでください。

文・構成/弘中栄美 イラスト/タカヒロコ 監修/岩下宣子
※掲載されている情報は2020年7月時点のものです
※データ・コメント出典/2年以内に当事者として婚約食事会に参加した親世代計100人へのマクロミルアンケートより

  • 挙式1年前
  • 挙式半年前
  • 挙式3ヶ月前
  • 式イメージ収集期
  • 常識・マナー
  • 温かい
  • きちんとしている
  • 家族の絆
  • 感謝
Share on>

pagetop