ふたり主導でうまくいった、先輩カップルの体験談［婚約食事会編］

婚約食事会は結納の代わりに両家で食事を共にし、親睦を深める大切な場。人任せにせず自ら先頭に立って進めることで、さらに思い出深い一日になるんです。親にも「このふたりなら大丈夫！」と安心してもらえるよう、張り切って準備しましょ。

【まずは基礎知識から】
婚約食事会ってどんなことをするの？

婚約食事会とは「両家の顔合わせを兼ねた会食」のこと。結納と大きく異なるのは、しきたりにとらわれず自由なスタイルで楽しむことができる点。会の雰囲気も、両家の意向に沿ってフォーマルからカジュアルまで何でもOK！
結納は主に親が中心となって仕切るのが一般的だけど、婚約食事会はふたりが主催し、親たちを招待する形式をとることも多いようです。

【事前準備その1】
ふたり主導で最初に決めるべきこと

まずは日取りと場所、服装を決めて親に伝えよう

最初に決めなくてはいけないのが「食事会の日程」と「場所」。双方の親の都合を確認し、みんなの予定を調整しながら決めましょう。どちらか（または両方）の実家が遠方の場合は宿泊の手配なども必要に。さらに親たちが希望する会の雰囲気に応じて、服装の格や手土産の有無などを両家でそろえておくと安心です。

花嫁Voice

「ふたり主導で行ったのはこんな準備」

［日取りと場所を調整しました］
どちらの親も交代制の勤務のため、それぞれ休める日を先に聞いて調整を。彼のご両親には遠方から来てもらうことになりましたが、彼の新しい赴任先を見てもらえるよう、職場近くのお店を予約しました。（あやかさん）

［服装と手土産をそろえました］
事前に私や私の親の服装を彼に伝え、彼側の服装を決める際の目安にしてもらいました。また手土産も両家で金額差が出ないよう、あらかじめふたりで予算を決め、お互いの親に伝えておきました。（井上あさみさん）

【事前準備その2】
ふたり主導で決めておきたい食事の内容とプログラム

親の希望を反映したメニューを選び、進行内容を決めよう

両家の顔合わせが一番の目的ではあるけれど、「食事会」というからには料理もしっかり選びたいもの。特別な席なので、できればお祝い膳やフルコースを用意して。好き嫌いや食べられない食材などもリサーチしておくと安心です。また結納と違って決まった手順がない分、進行プログラムを組み立てておかないと単なる食事の場に終わってしまう恐れが。婚姻届の証人欄に親の署名をもらったり、婚約記念品のお披露目をしたりと、ちょっとしたイベントを用意しておきましょう。家族紹介パンフレットやアルバムを持参しても楽しそうです。

花嫁Voice

「ふたり主導で行ったのはこんな準備」

［場を盛り上げる“しおり”を用意］
手作りのしおりを用意。その場にいないきょうだいの紹介なども盛り込みました。また、時間がたつとメイク崩れが気になってくるので写真撮影は食事の前に。こちらも忘れないようプログラムの進行欄に記入しておきました。（YUIさん）

［事前に会食会場のレストランと打ち合わせ］
食事会がスムーズに進むよう、進行やメニューなどを事前にレストランと打ち合わせ。用意した家族紹介付きのしおりにも、ふたりで決めた進行スケジュールを載せておきました。イベント感が出せるよう、「婚姻届の証人欄への署名」などの準備も。（さくらさん）

【婚約食事会当日】
ふたりがさりげなく親をサポート

会話が弾む仕掛けや、気持ちよく過ごしてもらえる気配りを

ふたりが主催し、司会進行まで務めるのが婚約食事会の理想の形。食事会当日は場の盛り上げ役となって親たちが仲良くなれるサポートを。初対面同士だと途中で会話が途切れてしまうこともあるので、事前に親たちの共通の話題を調べ、状況に応じて話を振るのも大事な役目です。「集合～始まりのあいさつ～家族紹介～会食～結びのあいさつ～お会計」という当日の流れの中で、ふたり主導で進めるポイントを彼と話し合っておきましょう。