ゼクシィ夜の★相談室[49]最近きちんと「好き」って言えてない……
実は、夫婦の約4割がセックスレスといわれる日本(※)。新婚の時期は「私たちはまだ大丈夫」と予防策を取らない人が多いけれど、困ってからでは時すでに遅し! そこでこの連載では、夫婦の夜のお悩みを「ラブライフアドバイザーOliviA先生」が丁寧に解決していきます。
気が付いたら最近「好き」ってあんまり言えてないかも
元々お互い愛情表現は薄いタイプでしたが、結婚してからますます相手に対して「好き」を言わなくなった気がします。なんか今さら言うのもなぁーって思いつつ、このまま言わなくなっちゃうのかもと思うと、それはちょっと寂しすぎます……。何か良い方法はありますか?(なっちさん/会社員・結婚1年)
教えてOliviA先生!
今言わないと、一生言わないままの可能性も!
「何だか気恥ずかしい」「今さら……」なんて思うのは最初だけ! 少しずつ言い慣れていけば、あいさつ代わりになるくらい習慣化していくもの。今言っておかないと一生言えないままの可能性が高いです! 新婚のうちに「好き」と伝えることを習慣にしておきましょう。
STEP.1 まずはライトに好きを伝えて
まずは簡単に取り入れやすい、LINEのスタンプから始めてみるのはいかがでしょう? 普通の会話の中に、LOVEとか、好き!が入っているスタンプをプラスするだけだから簡単ですよね。
恥ずかしがり屋な人でも、それくらいならできませんか? あなただって、彼から可愛いスタンプが送られてきたら嬉しいはず。彼だってもちろん嫌なわけないですから、されてうれしいことはどんどん積極的にしていきましょう。
あとは、ちょっと可愛くギャグっぽい感じで、オムライスにケチャップで「好き」と書くとか、お弁当に海苔で「LOVE」って入れたり、冷蔵庫のメモにメッセージついでにちょっと書くとかでもいいと思います。冗談っぽいところから入って、まずはライトに「好き」を伝えることに慣れていきましょう。
STEP.2 行動を褒めて好きを伝えて
スタンプや絵文字、冗談っぽくでも「好き」を伝えることに慣れてきたら、次は行動に対して「好き」って伝えてみて。
「丁寧にお皿洗ってくれるところ好きだなー」「今の言い方すごい好き~」「今日の髪型好き!」「仕事してるところかっこよくて好き」など、表面的なところでいいので、褒めながら好きを伝えてみてください。
好きを言えるか言えないかって、褒め言葉を言えるか言えないかと、すごく似ているので、ここのステップで、愛情表現上手と、褒め上手の両方を極めてしまいましょう。
愛情表現や褒めるのが下手な人って、もしかしたら気が付いていないのかもしれませんが、言葉のプレゼントは無料です! 言えば絶対に彼は喜んで、気持ちよくなってくれますし、コストだってゼロ円です。すごくコスパの良いプレゼントだと思いませんか? もちろん思ってないことを言う必要はないですが、思ってるんだったら言わないと! 黙っていてはもったいないですよ。
STEP.3 あなたの存在自体が好きと伝えて
最後のステップとしては、「何もしなくても、そこにいるだけであなたが好き。愛してる」を伝えること。「あなたの行動が好き」から「あなたの存在が好き」へのステップアップです。
夫婦って行動を褒め合うことも大事なんですが、唯一無二の、その存在を褒めることが一番大切。
行動や表面上だけに好きと伝えるだけだと「家事をしてくれるから好きなの?」「好きなのは見た目だけ?」と不安になりますが、「あなたはなくてはならない存在なんだよ」「いてくれてうれしい」が伝われば、より安心感のある存在になれますよね。
そのためには、日常生活で自然に愛情表現をすること。うちの場合だと、出掛けるときや見送るときには必ず「好きだよー愛してるよー! いってらっしゃい!」って言ってます。もうお互い言い慣れてるので、1日数回は普通で、朝夜のおはようとおやすみくらいの感覚ですね。
うちの場合は、夫があんまり「好き」を言わないタイプでしたが、私の「好き」につられたのか、今はお互い毎日言い合ってます。お互いの部屋にわざわざ行って「好きって言いに来た。」っていうのもよくあるくらい(笑)。
やっぱり夫婦って一緒にいる相手につられるもの。相手が変わるのを待っててもしょうがないので、自分から変わった方が早いんです! 彼を誘導する意味でも、ぜひ自分の方から「好き」を積極的に発信していってください。
From 編集部
愛情表現は“慣れ”が一番
夫婦なら以心伝心ってことも、もちろんあるけれど、やっぱり直接伝える「好き」にはかないません! このまま言わないと、ずっと好きが言えない夫婦になってしまう可能性もあるから、ステップごとに進めて、まずは言い慣れることから始めてみて。
OliviA ラブライフアドバイザー
「世の中をご機嫌な女性でいっぱいにする」をテーマに、ラブライフ向上のための情報発信やスクール運営を行う。懇切丁寧で分かりやすい指導が好評で、幅広い年齢層に支持されている。
構成・文/滝 紀子 イラスト/mio.matsumoto
※掲載されている情報は2019年4月時点のものです
(※)データ出典:日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」2014、相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス 」2013
- 新婚生活
- 結婚式準備全般
- 新婚生活始めたて
- 花嫁実例
- 悩み解決
- 安心したい