結婚が決まった直後に“親と話しておくべき”9つのこと
結婚が決まった皆さん、おめでとうございます! これから迎えるさまざまな結婚準備を前に、まずやっておきたいのは両家の親の不安を払拭(ふっしょく)すること。今回は親たちをモヤッとさせないための、「今、話しておくべき9つの大事なポイント」をお教えします。
「この人と結婚して大丈夫?」と
思われないために話しておきたいこと
彼をきちんと理解してもらえる情報を親に伝える
【ポイント1】彼の人柄やいいところを、エピソードを交えて話してみる
彼があいさつに来る前に、どんな人なのかを説明しておくと親も安心して迎えられそう。伝えるポイントはもちろん長所。彼の優しいところや頼りがいがあるところなどを、できればエピソードも交えながら伝えてみて。
【ポイント2】彼の仕事や家族構成を伝えて安心させる
単なる彼氏ではなく、娘の結婚相手になるからには、就いている仕事やどんな家庭で育ってきたのかも親が気になるポイント。例えば転職ほやほやだったり、収入が不安定だったり、家庭環境が異なっているような場合は、やっぱり心配してしまうのが親心。まずは包み隠さずに伝えた上で、「一緒に頑張っていくつもり」と、決意を示すことが大事。
花嫁Voice
会う前から彼に好感を持ってもらえるよう、彼の職場のことや、仕事に誇りを持って頑張っていることをアピール。さらに彼は長男だけど、実家は弟さんが継ぐことが決まっていて、故郷に戻る予定がないことも伝えて安心させました。(小谷内恵里佳さん)
彼が、私や兄と同じように剣道をして育ったことを紹介。また、少しでも親近感を持ってもらえるよう、私の祖父と同じ消防士であることも伝えておきました。 (なべこさん)
「相手のご家族に失礼のないように」と
気にする親に話しておきたいこと
相手側の情報や、地域のしきたりなどを親と共有しておく
【ポイント3】相手の家族の情報や、しきたりなどを伝えておく
結婚のごあいさつや両家の顔合わせの際には、相手側に失礼があっては大変。特に地元が遠く離れている場合には、しきたりや慣習が異なることも多いはず。結婚式が終わっても両家の親戚付き合いはずっと続いていくので、彼にもしっかりヒヤリングし、気を付けるべき点があれば伝えておきたい。
【ポイント4】結納と婚約食事会のどちらを行うか、意向を尋ねる
両家の顔合わせスタイルを結納にするか婚約食事会にするか、親の意向を尋ねておくのも大事なポイント。両家がそれぞれ言い分を主張したり、自分たちのやり方を強引に進めようとすると、もめ事に発展することもあるので、まずはお互いの希望をふたりが間に入ってすくい取り、親に「相談」という形で切り出しては。
花嫁Voice
まずは結納の希望などを自分の親に確認。その結果、特にこだわりがないことが分かったので、相手側のしきたりや意見を尊重してもらえるようにお願いしました。その際、彼側の家族構成や両親の仕事なども簡単に説明しました。 (Mさん)
彼の両親は離婚していてそれぞれ別のパートナーがいるため、顔を合わせた際に名前を間違えることのないよう、何度も念押しをしておきました。(H.Nさん)
「結婚後の生活は?」という不安を
解消するために話しておきたいこと
結婚後の住まいや、これからの人生設計について話しておく
【ポイント5】結婚後の住まいや転勤の可能性について話しておく
ずっと実家住まいだった場合は特に、娘が遠く離れてしまうのが親にとっては何よりの心配事。近くに新居を構えるなら、このタイミングで伝えて安心させて。新居探しのアドバイスをもらえるよう頼んでみてもいいかも。逆に転勤の可能性なども正直に話し、定期的に里帰りをすることを伝えておくと、親のモヤモヤも少し解消できるはず。
【ポイント6】結婚後の仕事や人生設計について相談する
娘から結婚したいと聞かされたとき、親が不安に思うのが「ちゃんと生活していけるのか」ということ。お金のことや子どものことなど親の心配は尽きないものだけど、結婚後の働き方や、それに伴う収入の変化などを自分なりにシミュレーションできていれば親も安心。今後の人生設計をきちんと話し、自立した大人として結婚生活を送っていく覚悟があることを伝えて安心してもらおう。
花嫁Voice
結婚後も仕事を辞めず、ふたりで協力し合いながら家庭を築いていく決意を伝えました。さらに彼の仕事が安定していることや、今後も地元を離れないことを話しておいたので、安心してもらえたと思います。(nutsさん)
彼は転勤族だけど、私の地元・福岡が大好きと言ってくれているので、いずれは帰ってくる可能性が高いことを話して安心してもらいました。また私自身、結婚後も仕事を辞めず、協力し合いながら家庭を築いていく決意を伝えました。(H.Nさん)
「結婚式はどうするの?」という質問に
答えられるよう話しておきたいこと
ふたりが考えている結婚式のスタイルや、資金について相談する
【ポイント7】ふたりが希望する挙式エリアを伝え、親の意向を聞く
ここで問題になりそうなのは両家の地元が遠く離れているケース。例えば一方的に「彼の地元ですることになりそう」と言えば、親はきっとモヤモヤッ。まずは親の希望にもきちんと耳を傾け、相談しながら挙式エリアを決める姿勢を見せたいもの。海外やリゾート婚を考えている場合は、このタイミングで相談し、親にもその気になってもらえると後がスムーズ!
【ポイント8】結婚式のスタイルや規模、ゲストの顔触れを相談する
親にも思い描いている「娘の結婚式像」があることを知っておこう。体面を気にする親には、会場やゲストの顔触れ、招待人数など、イメージしていることがあれば相談してみては。特に親族の顔触れについては、親の意向を最大限尊重しておいて損はなし!
【ポイント9】結婚式のお金をどう工面するか、報告または相談する
結婚すると聞かされて、まずお金の心配をしてしまうのは親も一緒。貯蓄がないことを親が承知している場合はもちろん、無計画だと分かると親は確実にモヤッ。例えば今十分な貯蓄がなくても、式までに計画的に貯めようと思っていることなど、具体的な工面の方法を話しておけば少しは安心してもらえそう。「イザというときにはよろしく」と、さりげなく援助を打診しておくのもお忘れなく。
花嫁Voice
親族と親しい友人のみでの式を希望していましたが、親の世代は職場の人も招待するのが一般的だったそう。心配させないように双方の親の希望や意見にも耳を傾けつつ、アットホームな結婚式の良さをきちんと説明し、納得してもらいました。(daisyさん)
両家の家業の繁忙期と重ならない時期にすることや、首都圏エリアに住んでいるゲストを多く招待するので、東京都内で行うことを伝えました。(なつみさん)
結婚準備や式場探しを前に、これからの流れをまとめた記事も要CHECK♪
From 編集部
親のモヤモヤを先回りして解消することが肝心!
「結婚したい」と打ち明けたときに多くの親が不安を感じるポイント、イメージできましたか? ふたりが置かれた状況によって差はあれど、親が子を思う心はみんな同じ。親がモヤッとする前に、先回りして安心させましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/篠塚朋子
※掲載されている情報は2019年4月時点のものです
※記事内のコメントは2019年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー95人が回答したアンケートによるものです
- 挙式1年前
- プロポーズ
- 結婚決まりたて
- きちんとしている
- 家族の絆
- 安心したい