#ステンドグラス#大階段…etc. 魅惑の「独立型チャペル」って?
映画やドラマ、海外の王室の結婚式などを見て、「いつか私も!」と憧れを抱いたワンシーン……それはどれも「独立型チャペル」での挙式。「独立型チャペル」には、魅力がいっぱい! 輝くステンドグラス、大階段でのフラワーシャワー、長いバージンロード…etc.卒花さんが叶えたさまざまな「独立型チャペル」での挙式を紹介します。
「独立型チャペル」って何? 他のチャペルとどう違う?
パーティ会場と一体になった建物内にあるのが「館内チャペル」。チャペルだけが別の建物になっているのが「独立型チャペル」。チャペルの扉の外が屋外か、屋内なのかが大きく違うポイント。キリスト教の礼拝堂として使われている「独立型チャペル」もあり、本格的な挙式が行えるところも。
「独立型チャペル」の魅力とは?
「独立型チャペル」の魅力は、主に5つ。
【1】教会としての設備が本格的
→館内チャペルに比べて天井が高いチャペルが多い。ステンドグラス、祝福の鐘、長いバージンロード、大階段など、ヨーロッパの由緒ある教会のような本格的な設備があるチャペルも。
【2】何といっても、フォトジェニック!
→チャペルそのものの美しさが新郎新婦を引き立てて、映画のワンシーンさながらのステキな写真や動画が撮影できる。
【3】フラワーシャワーなどの屋外演出ができる
→挙式後に屋外で演出が楽しめる。フラワーシャワーやバルーンリリースの他、コンフェッティやバブルシャワーなど、会場によってバリエーションはさまざま。
【4】他の利用客と会わないので、花嫁としての特別感を味わえる
→入場前や挙式直後に他の利用客と擦れ違うと、“私の特別な一日”という意識が薄れてしまう。「独立型チャペル」ならその心配がない。
【5】移動の時間があり気が引き締まる
→支度をした建物からチャペルまで移動する時間があることで、心の準備ができ挙式に落ち着いて臨める。
魅力を知れば知るほど憧れが増す「独立型チャペル」。夢を叶えた卒花さんたちのステキな挙式をクローズアップします!
【case1】軽井沢の森の中のチャペルで心温まる本格挙式
キリスト教式の正式な挙式をしたくて、英国国教会に属しているクラシカルなこのチャペルに決めたふたり。式前に挙式を知らせる鐘が7度鳴り響き、全員が神聖な気持ちに。小さなチャペルだったのでゲストからも新郎新婦の様子がよく見え、一体感が味わえた。式後にチャペルの扉を開けた瞬間、待ち受けたゲストの目線が一斉に向けられて感動! すがすがしい空気の中のフラワーシャワーを楽しんだ。
軽井沢らしさを満喫
ゲストに“軽井沢らしさを感じながら過ごしてもらう”ことが結婚式のテーマ。森の中にあるクラシカルなチャペルはまさに軽井沢らしく、ゲストも喜んでくれました。白いチャペルと新緑をバックにゲストと写真を撮ることができ、良い思い出になりました。(雅人さん・真希さん)
旧軽井沢ホテル 音羽ノ森 旧軽井沢礼拝堂(長野県)
【case2】木と石のぬくもりが感じられる北海道らしい素朴なチャペル
ふたりでヨーロッパ旅行をした際に見た石の教会と似ていて、「ココだ!」とひと目ぼれしたチャペル。木と石の自然のぬくもりが感じられ、北海道らしさがあるところも気に入った。挙式は大好きな人たちに囲まれて笑顔が絶えず和やか。広いチャペルだったものの、コテージのようなアットホームな雰囲気で、緊張せずに楽しめた。
すてきな外観がフォトスポットに
チャペルの中はもちろん、広い庭での演出ができたことが良かったです。外観も石造りでとても美しく、ステキな写真を撮ることができました。外で写真が撮りたい、演出をしたい人には「独立型」はお勧めです。(ちーちゃんさん)
ホテルニドム 石の教会(北海道)
【case3】憧れの大聖堂! 父と歩むバージンロードは少しでも長く…
ずっと憧れていた大きな大聖堂での挙式。100名以上のゲストが座って挙式に参加できるのも、決め手に。チャペルの扉が開いた瞬間、大好きな友人たちの笑顔や涙ぐむ姿を見て、自分のために集まってくれたことに鳥肌が立ち、胸が熱くなった。ゲストに見守られながら母にベールダウンをしてもらった瞬間は、忘れられない思い出に。バージンロードが長かったので、父と歩みながら思い出をゆっくりとかみ締められた。
大聖堂なら人数が多くても大丈夫
独立型の大聖堂なら大きさや広さも十分なので、ゲストが多い人にはお勧めです。大聖堂だとステンドグラスも豪華で、友人たちからも「想像以上にステキだった」と好評でした。チャペルから出た後もバルーンリリースやブーケトスなどの演出ができたのが、良かったです。(YUIさん)
ノートルダムマリノア(福岡県)
【case4】湖面に臨む洗練されたチャペルでの神聖な時間
学生の頃にたまたま覗いた近代的なチャペル。式を挙げることになり、他の会場も見学に行ったものの、このチャペルの印象が忘れられず、「やっぱりここ!」と決定。
建物の外から祭壇のあるチャペル内まで長く続くバージンロード。外から入り口までは母と歩み、入り口から祭壇までは父と。親への感謝を胸に、前方に広がるびわ湖の湖面を見つめながらゆっくりと彼の元へ。ドーム状の天井に賛美歌が響きわたる神聖な雰囲気の下、挙式が執り行われた。
チャペルや美しい景色を楽しめる
びわ湖畔に建つ特徴的な外観のチャペルだったので、チャペルを含めた美しい景色そのものをゲストの方に楽しんでもらえました。木の温もりとコンクリートの組み合わせは他のチャペルにはない近代的なデザイン。自分のイメージを超えるような洗練された場所で式ができて、一生の思い出になりました。(Mさん)
セトレマリーナびわ湖(滋賀県)
【case5】異国情緒あふれる赤れんがの教会でファミリー婚
以前ふたりで旅行で行き、楽しかった函館。その後北海道に引っ越したため、思い出の函館の地に家族を招待して挙式することに。函館の赤レンガ倉庫群の中にあるチャペルは外壁が赤れんがで、異国情緒あふれるロケーション。挙式ではステンドグラスと同じ色のブルーの砂を合わせるサンドセレモニーも取り入れた。教会は貸し切りで、エントランスや控室なども自由に使え、式後も家族同士和やかな時間を過ごせた。
チャペルを生かした写真を撮影
前撮りはしなかったので、当日の撮影を楽しみにしていました。チャペル外で赤レンガ倉庫群をバックに撮影してもらう予定だったのですが、雨で中止に。それでも、廊下や扉など赤れんがの雰囲気を取り入れて撮ってもらえたので、チャペルを満喫できました。(mikiさん)
リラノートチャーチベイ函館(北海道)
【case6】心落ち着く優しい雰囲気に惹かれ、あえてシンプルな挙式に
キラキラした感じではなく、感謝の場として落ち着いた結婚式をしたいと思っていたふたり。チャペルに入った瞬間、ふわっと引き込まれるような優しい気持ちになり、安心感のある雰囲気が気に入った。パーティで盛り上がりたいと思っていたので、挙式はあえてベーシックな演出に。入場した瞬間、久しぶりに会う友人たちと目が合い、集まってくれたうれしさと感謝の気持ちが込み上げた。式後は、晴天の下でフラワーシャワーやバルーンリリースで盛り上がり!
メリハリがつくのが良いところ
挙式は緊張感をもってシンプルに、披露宴はとにかく楽しくすることで、メリハリをつけました。独立型のチャペルだと、厳かな式が終わった後に屋外に出て外の風を感じられるので、空気感が変わります。当日は晴天で、開放感もたっぷり! ゲストも飽きることなく楽しめるので、お勧めです。(翔太さん・麻以さん)
MAXI MANIS(マキシマニス)(愛知県)
【case7】気を引き締めて式に臨めた、正統派のチャペル
見学した会場の中で最も天井が高く、ステンドグラスや大型のパイプオルガン、外階段など正統派のチャペルが気に入ったふたり。気を引き締めてきちんとした式をしたいと、このチャペルを選んだ。挙式が始まり扉が開いた瞬間、パイプオルガンの演奏と聖歌隊の歌声が高い天井に響き渡った。その荘厳さに鳥肌が立ち、感動の挙式に。
チャペルの音響も大事な要素
会場併設のチャペルに比べると、独立型の方が天井が高かったりパイプオルガンがあったりと、壮大な感じがします。響き渡る音も感動したポイント。どんな雰囲気の挙式にしたいのか、いろんなチャペルを見てみると、イメージが湧くと思います!(Kaoruさん)
ジョージアンハウス1997(群馬県)
【case8】光が降り注ぐチャペルと祝福のシャワーに感動
木のアーチが美しいチャペルは、高い天井から日が差し込み開放的。チャペルから他の建物が見えないよう計算され、式に集中できることもポイントに。
扉の外に敷かれた赤いじゅうたんから続く長いバージンロードを、父といろいろな話をしながら歩んだ。チャペル内にさんさんと降り注ぐ光でゲストの笑顔が一層輝いて見え、アットホームな雰囲気も思い出に。
式後は、チャペルの前でフラワー&レインボーシャワーの演出を。陽光に輝くシャボン玉がキレイで、ステキな写真が残せた。
チャペルの扉の外の景色に感激!
新婦の入場で扉があいた時、赤いじゅうたんに真っ白なウエディングドレスが映えて、本当にきれいでした。他の建物が見えないことで、現実から離れて特別な時間を過ごせたのもよかったです。(Y&Aさん)
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県)
【case9】ナチュラルだけど厳か、都心ながら緑に囲まれた特別な場所
都心にありながら緑に囲まれた清楚なチャペルは、「ナチュラルだけど厳かな雰囲気もある」新婦のイメージにぴったり。
控室が新郎新婦別々になっており、挙式前にはファーストミートを行った。チャペルの扉が開き、ふたりの目線が合った瞬間の気持ちは今も宝物に。式では、両家の親から灯を受け継ぐユニティキャンドルの演出を。新しい家族を築いていく決意を表すセレモニーとして、ゲストにも好評だった。
フラワーシャワーの後は、屋外で「パラシュートベア」を打ち上げ。幼い子どもも多かったので、とても盛り上がった。
しっかりと挙式を行いたい人に◎
パーティ会場とは別の建物でプライベートな空間になるため、独立型チャペルだとより本格的で感動的な挙式になります。挙式をしっかり行いたいと思っている花嫁さんには、とってもいいと思います。(T.Mさん&M.Mさん)
南青山ル・アンジェ教会(東京都)
From 編集部
いろんなチャペルを見てイメージを膨らませて
「独立型チャペル」は魅力がいっぱい。ただし扉の外は屋外なので、天候に左右される部分も。出席するゲストの都合や自分の理想とする挙式のイメージなど、独立型だけにとらわれることなく、どんなチャペルがいいかじっくり検討してみて。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/南 夏希
取材協力/
旧軽井沢ホテル 音羽ノ森 旧軽井沢礼拝堂
http://www.hotel-otowanomori.co.jp/
セトレマリーナびわ湖 http://hotelsetre-biwako.com/
リラノートチャーチベイ函館 https://lilanote-church.com/
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル https://www.sheratontokyobay.co.jp/wedding/
南青山ル・アンジェ教会 https://www.le-anges.gr.jp/
※掲載されている情報は2019年3月時点のものです
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