ゼクシィ夜の★相談室[47]セックスレスになるorならないの、分かれ目はどこ?
実は、夫婦の約4割がセックスレスといわれる日本(※)。新婚の時期は「私たちはまだ大丈夫」と予防策を取らない人が多いけれど、困ってからでは時すでに遅し! そこでこの連載では、夫婦の夜のお悩みを「ラブライフアドバイザーOliviA先生」が丁寧に解決していきます。
レスになるか・ならないかってどこがポイントになるの?
今のところは仲良しで、セックスレスになる気は全然しないけれど、いつかは訪れそうな予感もします……。レスになるのって、どんなポイントを押さえておけば回避できる? どういうことが原因なのか? その予兆なども知りたいです。(みーたんさん/会社員・結婚1年目)
教えてOliviA先生!
新婚の今は良くても、日頃の何げない生活習慣やちょっとした勘違いで、数年後にはレスになってしまう危険が潜んでいます。今後長く続く夫婦生活のために、今のうちに予防線を張っておきましょう。
手をつないだりハグしたりが、夫婦のスキンシップって思っていませんか?
「私たちは朝いつもいってらっしゃいのハグをしてる」「毎日手をつないで寝てるから仲良し」
って思ってる人は、実はちょっと危険。
抱き合ったり手をつないだりって、彼じゃなくて友達でもできるスキンシップだから、厳密にいえば夫婦のイチャイチャのうちには入らないんです。要は、スキンシップの中でも性的な意味合いのあるもの(=セクシャル・コンタクト)があるかどうかが大事ということ。
親密な人しか触れないセクシャルエリアに踏み込めるようにしておかないと、軽くイチャイチャしてるだけでHまでには至らない……。ってことが将来起こる可能性があります。
例えば「手をつないで寝る」と「性器を愛撫する」 って同じイチャイチャでも全然違うんですよね。似ているようで全く別物。友達的な仲良し夫婦だと、スキンシップはしてるのにレスっていうことはよくあるんです。(毎日手をつないで寝てるけど、そこからのあと一歩の道のりが長いなど)
だから、性的なスキンシップがふたりの中で自然にできるかどうか?が大きなカギ。普段のスキンシップの中に、寝る前ベッドにいる時にパジャマを着たまま性器の触り合いっこをするとか、チュッチュっとするキスだけじゃなく、ディープなキスも入れる。その一歩踏み込んだスキンシップができるかできないか。ここが大きな分かれ目ポイントになります。
ここが分かれ目ポイント
お互いの性器を触ることに嫌悪感を持たず、セクシャルスキンシップができるかどうか。
セックスレスって、結構普通にあることって思っていませんか?
ここ数年、WEBや雑誌などでもセックスレスの話題が増えてきていて、一般的にも「レス」という言葉自体が普通に話題の中にあがりやすくなったなと感じます。今よりも情報が少なかったときは、セックスレスっぽくなると深刻に「ちゃんと解消したいな」って思う人が多かったように思うのですが、最近だと「みんな結構セックスレスっぽいし、結婚したらレスになるのも普通でしょ」と、ちょっと開き直り傾向にあるなというのが危険だなと思っています。
なぜか皆さん「うちはいっぱいHしてるよ!」とは言わないけど「うちは全然してないよーレスだよー」ってことはあっけらかんと言っちゃうんですよね(汗)。
もちろん全然Hがなくても楽しくいられる夫婦もいますから、絶対にレスはだめということではないのですが、異性としてお互い求め合って、体も心も欲求が満たされて、安心感や愛情を感じることのできる素敵な行為ですから。レスっていつかみんながなるもんだよねと、受け入れ態勢にしない方がいいと思います。
女性の体も年齢とともに変わり、彼よりも自分の方がしたくなることもありますから、お互いがしたいときにできる体制は作っておいて。
ここが分かれ目ポイント
自分がHをしたいときに、相手にきちんと伝えられるかどうか。
レスやマンネリになった時のことを考えたことはありますか?
私たちはずっとラブラブでいる!って思っていても、残念ながらマンネリは誰しも通過する道なんです。だからその時期が来た時にふたりでどう乗り越えられるか、対処できるかが大きな分かれ目!
でも心配しなくて大丈夫。どんと構えて、今のうちに自分たちがマンネリになった時のことを考えておけばいいんです。
「マンネリになったらどうする?」「レスにはなりたくないよね」「もしマンネリしたら、いろいろ工夫しようよ」「どうしよっか?」と、今のうちにお互いの意見を擦り合わせておいて。
新婚のラブラブなときにこそ、最悪のパターンを考えて話しておくってすごく大事なことだと思います。されたら嫌なことはしっかりくぎを刺しておき、ずっとし続けたいことは、今後もしようねって意思表示しておけば、今のHのクオリティーアップにもつながります。
実際、状況が悪化し始めてから解決すればいいやと思っても、うまく切り出せないものなんです。ケンカになったり、話し合いから逃げてそのまま放置してうやむやなまま……なんてことも実はよくある話。だからこそ今のうちに、対策を練っておいてください。
ここが分かれ目ポイント:
自分たちのHについて、ふたりで話せるかどうか。
From 編集部
先回りして、今のうちから注意しておこう
レスになる?ならない?の分かれ目ポイントを、今のうちから意識して夫婦生活を送っておけば、レスを回避して円満な夫婦生活が送れるはず。なってからでは修復が難しいので、今のうちに気を付けておいて。
OliviA ラブライフアドバイザー
「世の中をご機嫌な女性でいっぱいにする」をテーマに、ラブライフ向上のための情報発信やスクール運営を行う。懇切丁寧で分かりやすい指導が好評で、幅広い年齢層に支持されている。
構成・文/滝 紀子 イラスト/mio.matsumoto
※掲載されている情報は2019年3月時点のものです
(※)データ出典:日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」2014、相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス 」2013
- 挙式後
- 新婚生活
- 新婚生活始めたて
- 花嫁実例
- 悩み解決
- 安心したい