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お金・常識
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新婚カップルの家計に起こりがち!お金の3大トラブルを未然に防げ!

「彼と金銭感覚が違う」「実は彼の収入をまだ知らない」「一方しか使わないものを家計費から出すのは納得いかない」。結婚生活を始めると、お金のことが原因でモヤモヤすることも。そんな体験をした先輩花嫁をご紹介。そんなモヤモヤがもとで彼と衝突するなど、大きなトラブルにならないよう、上手な解決方法をプロがアドバイス。

その1
無頓着派VS倹約派 派閥争いトラブル

お金をかけるorかけないの価値観の違いがモヤモヤの元……

お得なセールを気にするかしないか、戦う夫婦

「私が高い食材を買おうとすると反対される」「彼が金額を気にせず、何でもネットで買おうとする」。金銭感覚が違うと、買い物するたび、モヤモヤした気持ちに。彼の金遣いが荒いことに悩む花嫁がいる一方、彼が堅実過ぎて、息苦しく感じる花嫁も。

私たちの、お金の「モヤッ!」

かお

[彼の辞書に節約という言葉はない?!]
専業主婦になった私はポイントカードを駆使してできるだけ節約したいのに、彼はポイントカードを作るのも嫌。現金も最低限しか持たず、ATMの手数料なんて気にしないでお金を下ろしている……。「もったいない」と思うのですが、強制はできないし……。(mikiさん)

かお

[質重視VS安さ重視でいつも駆け引き]
多少高くても無農薬野菜など体に良い食材を買いたい私と、安さにこだわる彼。一緒に買い物に行くと、ちょっとした駆け引きが始まるのです。「国産はいいよー。やっぱりおいしいもん」と言いながら、シレッとカゴに入れることも(苦笑)。(EMIさん)

かお

[物欲のない彼の前で「欲しい」と言いづらい]
パートの私は収入が少ないため、彼が全生活費を負担。私の欲しいものに「ダメ」とは言わないのですが、彼はあまり物欲がなく、私だけ無駄遣いしているようで、申し訳ないような気持ちに……。私のお財布で何か買うときも、私だけ贅沢するのはまずい?と思い、ためらってしまうことも。(あすかさん)

トラブル防止のために……★

大事なのは折り合いをつけるコミュニケーション!
イラスト

金銭感覚の違いはあって当然。その擦り合わせや折り合いをつける話し合いは結婚前にできるとベター。彼が倹約家の場合、「お金が貯まっていい」と思い直すこともできるし、「小遣いの範囲なら自由」と確認し合うのもおすすめ。お金に無頓着な人は、生涯でかかるお金を自覚してないケースが多いので、ライププランを立てる話し合いを。「子どもの大学卒業までに平均3000万円」など現実を知って、意識を変えるきっかけに。

その2
何が隠れてる……? 恐怖のブラックBOXトラブル

収入や支出の不透明さがモヤモヤの元……

お互いに借金やローンがないか探り合い不安な夫婦

「結婚したのに、実は彼の収入や貯蓄額、お小遣いの額を知らないんです」。聞いても教えてくれないとなると、将来に不安を感じますよね。中には行き当たりばったりで、家計費を把握していない人たちも。

私たちの、お金の「モヤッ!」

かお

[家計費が全然見えない!!]
家賃とカードで購入したものは彼が支払い。現金で買うときは、私のお財布から出しています。きっちり分けたのはいいのですが、お互い、何にどのくらいかかっているのか分からない! 家計費を把握してなくて、いいのかな?と、モヤモヤ。(ちいさん)

かお

[彼の収入とお小遣いの額を知らない!]
彼は給与明細を見せてくれないし、お小遣いをいくらにしているのか聞いても答えない。どうやら借金があって、返済額を知られたくないみたい。金遣いが荒いわけではないのですが、お金に無頓着なところがあり、貯蓄もしてないので、将来のことを考えると不安に。(tamaさん)

かお

[彼が貯蓄額をはぐらかす!]
半分ずつ出し合っている生活費以外のお金はお互い自由。決まった額を折半して残りは貯蓄に回しているけれど、夫の貯蓄額を聞いてもはぐらかされてしまうのが不安です。ちゃんと貯まっているのならいいのですが……、なかなか立ち入って聞くことができません。(とろろもちさん)

トラブル防止のために……★

今後の貯蓄だけしっかりすれば大丈夫と割り切って!
イラスト

彼が収入や貯蓄を隠すのは「ローンや借金がある」「高額な貯蓄があることを知られたくない」「干渉されたくない」など、理由があるから。教えてくれなかったら「借金だけは絶対にないよね?」と確認して、あとは割り切りましょう。そもそも結婚前の貯蓄は個人のもの!今後、共同口座にしっかり貯蓄することだけ守ってくれれば、困ることはそうありません。家計費不明の場合は1カ月間だけレシートを取っておいて計算を。

その3
妻だけが……。夫だけが……。家計負担が不公平トラブル

支出や負担への不満感がモヤモヤの元……

家計費の負担に偏りがあり、不満を感じている夫婦

「彼しか飲まないビールを私も負担するなんて」「遠方にある私の実家への帰省費用は私持ちなの?」。このように、「どのお財布から出すか」や、「一方の負担感の大き過ぎ」が原因で、納得がいかず、モヤモヤすることもあります。

私たちの、お金の「モヤッ!」

かお

[一方しか食べない物の支払いでバトル]
私は朝食はパンがいいけれど、彼はご飯を食べたい派。食の好みが違うので、「一方しか食べないものを、共通のお財布から出すのは?」ともめました。“彼が好きなものを1つ買ったら、私も1つ買っていい“というルールに変えてからだんだん気にならなくなりましたが……。(ようこさん)

かお

[化粧品代はどの財布から出すかで一騒動]
当初、化粧品は共通の生活費から出すことにしていましたが、私より多く生活費を出している彼が「それは不公平」と。その後、私の負担額を1万円減らし、自分のお財布から化粧品や洋服を買うことにルール変更。今後、育休などで私の収入がなくなったら、どうすればいいの?と悩んでいます。(ほのかさん)

かお

[気が付けば私が多く出してた!]
結婚当初、彼の仕事の都合で別居。外食代は彼、自炊の食費は私が払うというルールでした。ところが同居を始めてから自炊が増えて私の負担が増大。途中から食費を折半することにし、2~4週間に1回集計して、半分を請求していますが、毎回の集計や請求が面倒で……。(ゆいさん)

トラブル防止のために……★

「全収入がふたりのお金」という認識と愛で乗り越えよ
イラスト

夫婦は今後の人生を共に歩んでいく運命共同体。これから稼ぐお金がふたりの資産になるので、ふたりの収入を合わせて共同口座に入れ、そこから支出するのが意識改革にもなっておすすめ。将来に備える貯蓄とは別に、帰省や家電購入などのまとまった出費に備えた50万を別口座にプールしておくと◎。「一方だけが必要なもの」への出費もあるでしょうが、「彼・彼女がそれを買うことでハッピーなら私もハッピー」と思いやりで解決を。

From 編集部

価値観や考え方の違いを面白がるくらいの余裕を

彼と価値観や考え方が違うと、最初はショックを受けるかも。でも、あなたが選んだ人。違いに悩んでいるくらいなら、彼の思考回路に興味を持って、コミュニケーションを。そして、お互いにとってストレスにならない解決方法を見つけてね。

丸山先生
Profile

丸山晴美 ファイナンシャルプランナー

「自分の家を持ちたい」という思いから節約生活を始め、節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナーとしてテレビなどでも活躍。ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスをしている。著書に『「貯まる女」になれる本』、『定年後に必要なお金「新・基本のキ」』など

「男性はとかく『自分が損するのは嫌』『小遣いは減らされたくない』『でも、今後どうなるか分からないから、妻にもずっと働き続けてほしい』などと考えがち。もしあなたのご主人がそういうタイプだったら、丸めこまれないよう、あなた自身が夫婦のお金や将来かかるお金に関する知識を蓄えて、対等に話し合える、強く賢い女性になりましょう。

取材・文/渡邊博美 イラスト/泰間敬視 構成/可児愛美(編集部) 取材協力/ゼクシィ保険カウンター
※掲載されている情報は2018年12月時点のものです
※記事内のコメントは、2018年10月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー112人へのアンケートによるものです

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