海外婚の花嫁さん、ゲストの「航空券・ホテル」どう手配した？
海外婚って式やパーティの準備は楽だけど、ゲストの旅行手配に悩むことが多い。そこで、飛行機・ホテルの手配をどう進めたか、実際に海外婚を挙げた花嫁さんに取材！ 「もっとこうすればよかった」というポイントも参考にしてみて。
「ふたりが手配」は36％。ゲストが手配するケースも
「新郎新婦が列席者の分もすべてまとめて手配した」のは36.2％。「列席者の分はまとめて手配した分もあるし、各自に任せた分もある」は34.3％。「列席者の分はすべて各自に任せた」は29.1％で、旅行手配は誰がすると決まっているわけではなく回答が分かれる結果となった。
ゲストに旅行費用を負担してもらい、ご祝儀は辞退
ゲストの旅費を全て負担したカップルは1割弱。ホテル代のみ、飛行機代のみを負担するケースもあるけれど、まったく負担しなかった人は約58％いた。ゲストには旅行がてら来てもらい、ご祝儀は辞退して現地パーティなどでおもてなしすることが多い。
【case1】両家族分は花嫁が手配、親友たちには情報を提供
あやかさん（ハワイ挙式）
――出席したゲストは？
「新郎側は、父、母、姉2人、親友夫婦2組。新婦側は、父、母、妹、前職先輩夫婦1組とそのお母様です」
――航空券やホテルを誰が手配しましたか？
「両家家族分は、私が手配。親友たちは旅行に慣れていたので、案を提示して必要なアドバイスを提供するのみで、自身で手配してもらいました」
――家族の旅行は、どこに依頼しましたか？
「航空券＋ホテルの組み合わせを利用して、旅行サイト（エクスペディア）や航空会社のホームページで直接予約しました」
――いつ頃手配しましたか？
「新婦家族分は挙式の半年前くらい。早期割引があり、部屋やホテルランク、座席などがまだ選び放題な時期でした。新郎家族分は出席が確定してから、挙式3カ月前の割引率が高い最後の時期に手配しました」
――ゲストの旅費と宿泊費は？
「友人には旅費・宿泊費は負担してもらい、挙式後のバーベキューを新郎新婦が負担。ご祝儀は辞退し、帰国後パーティの会費1万円を無料に。家族は、滞在中のオプショナルツアー代を新郎新婦が全て負担し、旅行手配を手伝うことで費用を抑えました」
――大変だった点は？
「ホテルがバラバラの中で交通手段の案内や、途中で離島に行く人もいて、スケジュールの調整と現地の連絡手段手配が大変でした。初海外の新郎家族には、飛行機も隣の席を用意しました」
【case2】好きなホテルやパック旅行をゲストが自己手配
八柳円香さん（グアム挙式）
――参加したゲストは？
「新郎側は、母、兄、祖母、親戚家族3人。 新婦側は、父、母、妹、弟、祖母、親戚です」
――航空券やホテルを誰が手配するか、ゲストとどのように話して決めましたか？
「私たちが手配すると申し出るも、お金の振り込みなどもあるので自分たちで手配すると断られました。それぞれが旅行として好きなホテルやパッケージを選び、結婚式というより海外旅行として捉えていたのが大きかったのかもしれません」
――ゲストの旅費と宿泊費はどなたが負担しましたか？
「ゲストの旅費、宿泊費は各自で負担していただきました」
【case3】親友の分は新郎新婦が手配、こだわりがある家族は自己手配
T.Hさん（ハワイ挙式）
――出席したゲストは？
「新郎側は、父、母、妹夫婦。新婦側は、父、母、妹、弟、親友1人、母の親友1人です」
――航空券やホテルを誰が手配しましたか？
「親友の分は私と彼で手配しました。家族は出発地点が違ったり、滞在期間や滞在場所にこだわりがあったので、それぞれで手配してもらいました。
バラバラの手配ですが現地で一緒に食事する予定を組みたかったので、彼と協力して両家と連絡し合いました」
――親友の旅行はどこで手配しましたか？
「旅行会社に依頼しました」
――いつ頃手配しましたか？
「2月に11月挙式を申し込みましたが、その後引っ越し、婚姻届提出、両家顔合わせなどで忙しく、旅行手配は結局7月になってしまいました。挙式と一緒に申し込めば、日系航空会社に無料でアレンジできたのにもったいなかったです」
――ゲストの旅費と宿泊費はどなたが負担しましたか？
「旅費は全額ゲストに負担してもらい、ご祝儀は辞退しました」
――大変だったのは？
「挙式会場に近いホテルをリスト化しておけばよかったと反省しました。新婦家族は近くのホテルを指定して手配できたけど、彼両親は遠いホテルになってしまいました」
【case4】新婦家族分は新婦が手配、新郎家族と友人は自己手配
Summerさん（ハワイ挙式）
――招待したゲストは？
「新郎側は、母、上の弟、下の弟、下の弟の妻と子ども、友人3人。 新婦側は、父、母、姉、姉の夫、伯父家族(5人)、友人5人です」
――航空券やホテルを誰が手配しましたか？
「新婦の家族・親戚分は私が手配しました。彼の家族分は彼が情報を伝えながら弟たちに手配してもらい、それぞれの友人たちは旅行に慣れていたので各自でお願いすることにしました」
――新婦家族・親族の旅行手配はどの会社に依頼しましたか？
「挙式をお願いしたのと同じ手配会社です」
――いつ頃依頼しましたか？
「式の5カ月くらい前です。自分たちの旅行手配と同じタイミングで依頼しました」
――ゲストの旅費と宿泊費はどなたが負担しましたか？
「新婦家族の旅費は私と父母で負担しました。彼の家族・親戚は『今までの結婚式でも、出席する側が負担』と決まっていたそうで負担してもらい、お土産を奮発。友人には自費で来てもらいました」
――大変だった点は？
「手配会社の担当プランナーさんが一括してやってくれたので、手配は楽でした。旅のしおりを作り、ホテル・挙式会場へのアクセス、出発時の手続き、免税の手続き、現地の連絡方法など、きちんと情報を伝えてゲストが不安にならないよう気を付けました」
From 編集部
ゲスト一人一人に希望を聞いて手配を進めて
特に決まりがない海外ウエディングの旅行手配。先輩花嫁たちも、ゲストの希望に沿って準備を進めていた。海外旅行に慣れていないゲストの分はふたりが手配、ホテルや日程にこだわりがあるゲストは自己手配など、臨機応変に考えて。自己手配をお願いする人には、挙式会場や新郎新婦の宿泊ホテル、日程、おすすめの観光スポットなど、情報をしっかり伝えることが大切！ 航空券やホテルの選択肢が多く、割安に予約しやすい早めの時期に手配を進めよう。
構成・文／竹本紗梨 イラスト／itabamoe
※掲載されている情報は、2018年6月時点のものです
※記事内のデータは、「ゼクシィ海外ウエディング調査2017」によるものです
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