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誰に渡す?相場はいくら?【お車代・宿泊費】の基本&マナー

「遠方ゲスト」へのマナーとして挙げられるのが、「お車代と宿泊費の負担」。ということで今回の記事では、まずは押さえておきたい、お車代・宿泊費に関する基本的なマナーを紹介します!

そもそも、お車代・宿泊費って何?

そもそも、お車代・宿泊費って何?

遠方に住むゲストの金銭的負担を軽減するためのお金です。また、主賓に対しては「お金を払ってでも来てほしい」という気持ちを表すためのお金になります。

【お車代・宿泊費を渡す基準は?】
結婚式へ参列するために、新幹線や飛行機などの高額な交通手段を使っての移動が必要となるゲストに対しては、お車代・宿泊費をお渡しするのが一般的です。

【お車代・宿泊費の相場は?】
可能であれば、全額を負担したいところ(特に主賓の場合)ですが、全額負担が難しい場合、交通・宿泊費の半額を負担するのがマナーとなります。

今回の記事では、特に「遠方ゲストへの配慮」に関する基本とマナーを紹介していきます。

お車代・宿泊費の基本&マナー3つのポイント

【1】負担できるお金の範囲を事前に伝えておくべし

【1】負担できるお金の範囲をあらかじめ伝えておくべし

結婚式に招待したい旨を遠方に住む相手に伝える際、交通費や宿泊費の負担に関するふたりの意向をあらかじめ連絡しておこう。必要となるであろう交通費や宿泊費のうち、どれくらい(全額、半額、1/3など)を負担することができるのか、できるだけ具体的に伝えることで、遠方ゲストもいろいろと計画が立てやすくなります。

私はこうしました

先輩花嫁

交通費+宿泊費にかかる総額の半額程度を各遠方ゲストへお渡ししました。現金そのもので渡すのが何となく嫌だったので、披露宴当日にプチギフトを配る際にプレゼントを渡し、その紙袋の中にお礼として包んでお渡ししました。(りりぴさん)

先輩花嫁

飛行機の人、遠方からの新幹線の人、近郊からの新幹線の人と、距離や交通手段によって異なるお車代の金額を設けました。飛行機移動の方へは2万円、遠方新幹線の方へは1.5万円、近郊新幹線の方へは1万円をそれぞれお渡ししました。(梅原碧さん)

【2】移動用チケットの手配はどちらが行うかを明確に

【2】移動用チケットの手配はどちらが行うかを明確に

新幹線や飛行機などを利用して移動する必要がある場合、移動用の交通チケットは新郎新婦側、ゲスト側どちらで用意するかを明確にしておこう。あらかじめ新郎新婦側で交通チケットを手配したいと考えている場合には、ゲストに声を掛ける際に「交通費をチケットで渡してもよいかどうか」の確認をしてから手配をしよう。

ゲスト側に手配してもらう場合は、事前に一般的な移動金額(★)を調べておき、お渡しする予定のお車代は具体的にいくらになるのか、ゲストに事前に伝えておこう。

★「一般的な移動金額」は、公共交通機関の中でも、新幹線や飛行機など最短時間で移動できる手段の運賃を基準にするのがマナー。

私はこうしました

先輩花嫁

こちらが負担できるお車代は交通費の「片道分」であることをあらかじめ伝えた上で、ゲストにとって都合のいい交通手段を自由に選んで手配してもらいました。お車代は、結婚式当日に現金でお渡ししました。(みやさん)

先輩花嫁

お車代として一律1万円支払うことをお伝えし、交通手段はゲストに自由に手配してもらいました。(容子さん)

【3】宿泊施設の決定はどちらが行うかも明確に

【3】宿泊施設の決定はどちらが行うかも明確に

交通チケットの手配と同様に、宿泊施設の選定と支払いについてもゲスト側、新郎新婦側のどちらが行うかを明確にしておこう。新郎新婦側で手配する場合には、宿泊施設の最寄り駅や結婚式場までのアクセス情報などを盛り込んだ地図を招待状に同封したり、宿泊先のホームページを事前に送るなど、金銭面以外にもゲストの負担が軽くなるような気遣いをしよう。

またゲスト側に手配してもらう際には、結婚式場周辺の宿泊施設の相場を把握しておき、宿泊費としてお渡しする予定の金額は具体的にいくらになるのか、ゲストに事前に伝えておこう。

私はこうしました

先輩花嫁

新郎新婦側で式場にアクセスの良い宿泊先を予約しました。またゆっくり過ごしてもらいたかったので両家・友人のバッティングがないようそれぞれ別のホテルを準備しました。宿泊費に関してはゲストの負担を減らせるよう新郎新婦側ですべて負担しました。(しおりさん)

先輩花嫁

宿泊が必要なゲストには、希望を聞いてカップル側でホテルを予約し、宿泊費を全額負担しました。ゲスト自身でホテルの手配をすでに済ませていたという方へは、交通費を全額カップル側で負担しました。ゲストへは、予約したホテルの場所の案内に加え、チェックイン前でも荷物が預けられることや着替えスペースがあることなどのインフォメーションも事前に案内しておきました。(井口恵美さん)

From 編集部

遠方ゲストへのお車代・宿泊費の支払いは、おもてなしの一つ

料理のグレードを上げる、ギフトにこだわるなどと同じように、お車代や宿泊費もおもてなしの一つ。費用を負担するだけではなく、アクセス方法などを丁寧に案内する、なるべく快適に過ごせそうな宿泊施設を提案するなど、ゲストがより快適に過ごせるような配慮を心掛けよう。

また、招待する遠方ゲストの結婚式に過去列した経験がある場合、自分が頂いたお車代や宿泊費の対応に倣うのも一つの手。移動距離が同じであれば同額、違う場合は割合を同じようにしましょう。また親族ゲストの場合には独自の慣例があることもあるので、事前に両家の親に確認しておくと安心です。

構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/Ricco
※掲載されている情報は2019年8月時点のものです
※記事内のコメントは2019年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー83人が回答したアンケートによります

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