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職場で使う名字、「旧姓or新姓どっちにした?」「そのメリットは?」

婚姻届を出して彼の名字を選んでも、職場では旧姓を名乗りたい。そんな花嫁さんも多いはず。そこで、「みんなどうしているか」を先輩花嫁にリサーチ。旧姓を名乗り続けて良かったことや、困ったり、失敗したりしたこと、それに備えた対応策も聞いてみました。

アンケートで分かった! 今どき花嫁の「姓事情」

結婚後、職場で旧姓が使えたか、旧姓と新姓、どちらにしたかというアンケート結果

※「どちらにした?」の「新姓」は、年度変わりで新姓に変更した人含む。「その他」は「ダブルワークで、仕事によって使い分けている」「戸籍を私の名字にしたので、変わらない」「彼と名字が同じなので、どちらともいえない」など

結婚後も職場での呼び名に旧姓が使えた職場は約75%。使えなかった職場の5.6倍もあって、かなり多い。
旧姓を使い続けることにした人と新姓に変更した人の割合は大体半々。旧姓を名乗ることは珍しくなくなっている。

旧姓にした人の職種を見ると、取引先が多い営業職や教職、保育士、看護師など、旧姓の方が業務上のコミュニケーションがとりやすい職種はもちろん、事務、人事、販売、サービス、技術など、多岐にわたっており、自分の意思で決めている人が多い印象。

先輩花嫁に聞きました「旧姓にした理由は?」

「なぜ結婚後も旧姓を名乗ることにしたのか」、旧姓にした花嫁148人に聞いた理由を多い順に挙げると(複数回答可)

●業務上、慣れ親しんでいる旧姓で呼んでもらった方がスムーズだと思って(63人)
●関係者に結婚したことや姓の変更を伝えるのが煩わしかったから(29人)
●手続き上、旧姓を使い続けた方がラクだったから(29人)
●長期間、働くつもりがなかったから(9人)
●旧姓がなくなるのが寂しかった、旧姓に愛着があった(7人)
●同じ職場に、旧姓を使い続ける人が多かったから(6人)
●新姓が珍しい名字だった、もしくはありふれた名字だったから(6人)
●彼とは社内結婚で、同じ名字だと紛らわしいから(5人)

仕事で旧姓を使い続けて良かったことは?

メールアドレスや名刺が今までと変わらなかったことが旧姓にしてよかったことと話しているイラスト

多くの花嫁が「良かったこと」として挙げていたのは「名刺や名札、メールアドレスがそのまま使えたこと」「名字の変更による混乱がなかったこと」「部外や取引先の人に結婚して名字が変わったことを伝える必要がなかったこと」。
このような「業務的」なことのほか、精神面での良さを挙げる人も。

先輩が語る「旧姓のメリット」

女性のイラスト

[今までのメールの履歴を残せた]

メールアドレスが変わらなかったので、それまでの履歴が残り、取引先の人とのやりとりもスムーズで、仕事がしやすかったです。(東京都/営業)

女性のイラスト

[受け答えのミスが防げる]

新姓で呼ばれても、私自身が慣れていなくて、気付かなかったので、旧姓の方が働きやすかったですね。(静岡県/サービス)

女性のイラスト

[プライベートを詮索されない]

名字が変わると外部の人は結婚か離婚か分からなくて戸惑う人もいれば、プライベートを詮索してくる人も。結婚と分かり、「お祝いをあげないといけない?」と気を使ってしまう人もいます。旧姓のままなら、そういうことがなくて良いですよ。(京都府/人事)

女性のイラスト

[新人と誤解されない]

利用者様からの電話に新しい名字で出ると、新人の職員だと思われがち。その点、今までと同じ名字なら、私だと認識していただけ、今までのキャリアも引き継げました。(三重県/介護福祉士)

女性のイラスト

[公私の切り替えがしやすい]

旧姓を使い続けると、オンとオフが上手に切り替えられ、仕事モードのスイッチが入りやすくなっていいですよ!(千葉県/営業・マーケティング)

旧姓にした人たちが失敗したこと、困惑したことは?

新姓でかかってきた電話をとった人が、誰のことか分からず、間違え電話と思い込んでしまっているイラスト

旧姓を使うことが浸透しないうちは、新姓で呼ぶ人もいて、現場が混乱することも。
また呼び名を旧姓にしても、給与、保険、年金、税金関係は新姓となり、これらの書類に押す印鑑も新姓に。「この使い分けを間違えて、書き直しになった」という花嫁もいるので、慣れないうちは確認が必要だ。

これらを担当する人事、総務、経理、管理などの人によるミスが発生することも。要注意なのは国際線の航空券。本来、パスポートが新姓であれば、同じ新姓で取るべきところ、旧姓で手配されてしまうと、チェックインできなくなってしまう。
このような致命傷になる失敗談は今回の調査では出てこなかったけれど、2つの名字を持つ人ならではの困惑を体験した花嫁は多いので、参考に。

先輩の体験談とトラブル回避法

花嫁のイラスト

[新姓の印鑑がない!]

年末調整の書類を書かなくてはいけない日に、新姓の印鑑を持っていくのを忘れたことが。常にどちらも印鑑を持っておくと、大体のトラブルは回避できます。(東京都/マーケティング)

花嫁のイラスト

[他部署の人が困っていた]

旧姓を名乗ることが他部署まで伝わってなくて、書類などに新旧どちらの名字を書けばいいのか、迷わせてしまいました。結婚する前から早めに全員に伝わるようにした方が良いですね。(愛知県/介護)

女性のイラスト

[休職するときに問題が]

得意先に結婚したことも伝えていなかったので、妊娠して休職する際に「いつの間に結婚していたの?」と聞かれたり、「おめでた婚か?」と勘違いされたり(苦笑)。(山形県/営業)

女性のイラスト

[職場の人からの年賀状が届かない]

郵便局に旧姓登録しておいたのですが、職場の名簿に新姓を載せておかなかったので、年賀状が旧姓のまま差し出され、手元に届かないものが何通かありました。名簿への新姓併記もお忘れなく。(神奈川県/教員)

旧姓使用はプライベートにも影響!

旧姓を名乗ることにした人の中には「一日のほとんどが仕事なので、旧姓から抜け出せず、プライベートでの新姓使用に違和感がずっとあった (北海道/事務)」、「熱で意識もうろうとしている中、病院に一人で行ったとき、新姓で呼ばれて気付かなかった(東京都/営業)」という人も。

サインをするとき、つい旧姓を書いてしまう人も多いようで、「出入国カードを、パスポートの名前とは違う旧姓で書いてしまって、止められた(東京都/事務)」という人もいる。
旧姓を選ぶと、頭の中には異なる名字を持った2人の「私」が存在する感じになるよう。

新姓、旧姓どちらにしようか迷ったら……

ホワイトボードで、新姓・旧姓を選ぶポイントを説明している女性のイラスト

選ぶ主なポイントは職種や取引先など仕事環境だけれど、先輩花嫁のアドバイスを聞くと、それ以外にもいろいろ。
また、「新姓にはいつでも変えられるけれど、旧姓には戻せないので、決めかねたらまずは旧姓にしては?(山口県/サービス)」という声もある。
「新姓に変えるとしても、保育士や教職者は、受け持ちが変わる4月にした方が、切りがよくていい(大阪府/保育関係)」というように、時期も含めて検討を。

先輩花嫁からのアドバイス

女性のイラスト

[長い目で見ると新姓の方がラク?]

自分も周囲も慣れている旧姓の方がラクだけれど、一旦周知させてしまえば、使い分けをする必要がないので、長い目で見ると、新姓の方がラクかも。(長崎県/事務)

女性のイラスト

[職場の傾向をリサーチして]

職場の人たちがどちらを選んだか聞いてみましょう。私の会社は新姓、旧姓と半々ですが、その会社ならではの伝統があることも。(佐賀県/販売)

女性のイラスト

[かぶる人が少ない方の名字に]

旧姓が人とかぶる場合は新姓、新姓が人とかぶる場合は旧姓に。同じ名字の人が少ないほど、メールの誤送信をはじめとする間違いが発生しにくくなると思います。(埼玉県/事務)

From 編集部

名字は仕事がしやすくてラクな方に

旧姓にすれば、今までと変化がなくていいけれど、ずっと2つの名字を使い分けなくてはいけない。自分にとってどちらがラクか考えて、ストレスが少ない方を選びましょう。

取材・文/渡邊博美 イラスト/沼田光太郎
※掲載されている情報は2018年3月時点のものです
※記事内の円グラフのデータは2017年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー105人、それ以外のデータとコメントは「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー105人と、マクロミル会員で「2年以内に結婚式を挙げ、結婚後の旧姓を名乗り続けた花嫁」102人が回答したアンケート内容によるものです

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