“家族の絆”ほとばしる! パパママ婚の幸せ演出6
子どもがいるからと結婚式をためらっている人、いませんか? 今回は「家族の誓いをわが子と共に」「子どもの成長をみんなで祝う」「子どもをみんなにお披露目♪」という、パパママ婚ならではの「3つの幸せ」をテーマに、子どもと一緒にできる演出をご紹介します。
【幸せ1】家族の誓いをわが子と共に
誓いのキスを娘のほっぺに♪
人前式の誓いのシーンでは、新郎新婦がまな娘の初楓ちゃんを両側から抱っこする形でほっぺにチュ♪「今の私たちにとって一番大切な存在は娘。“これからの幸せをわが子に誓う”という意味を込め、皆さんの前で娘にキスをしようと決めました」とママの梓さん。キスの瞬間は、色とりどりのバルーンを飛ばしてセレモニーを盛り上げた。
(高橋亮多さん・梓さん・初楓ちゃん)
※高橋さんの「高」=正しくは「はしご高」
パパママ婚を終えて
お世話になった方々に娘を紹介したくて結婚式を決意。一番目立つ演出で、娘を真ん中にした家族3人の姿を見せることができて良かったです。「可愛かったよ」と口々に言ってもらえて感激。たくさん写真も撮っていただきました。
結婚証明書を親子3人の足形で!
「息子も主役の一人。結婚式では家族3人の思い出になるものを何か残したいと思いました」とママの友美さん。そこで考えたのが親子3人の足形をプリントした人前式の結婚証明書。受付に愛息・瀬斗くんの足をかたどった可愛いスタンプを用意し、ゲスト一人一人のサインと共に押してもらった。
(有岡祐貴さん・友美さん・瀬斗くん)
パパママ婚を終えて
結婚して息子が生まれ、親としての責任や家族の絆が深まりました。今なら心配を掛けた人たちにきちんと報告し、感謝を伝えることができると思って。「足形の結婚証明書」を見るたびに結婚式を思い出し、幸せな気持ちになれます。
[1枚目]足形の結婚証明書を持って、ゲスト代表の証人2人と記念撮影
[2枚目]「足形結婚証明書」が完成するまでのメイキング写真を受付にディスプレー
家族となった誓いをみんなに見守ってもらおう
子どもと一緒に温かい家庭を築いていきたいと願う「誓いの言葉」は、親としての責任や決意が込められているだけに、より深みが感じられるもの。承認のサインや誓いのキスなどは誰でも簡単に取り入れることができる演出なので、ぜひトライしてみて。
【幸せ2】子どもの成長をみんなで祝う
バースデーケーキのろうそくの火を 親子3人で仲良くフゥ~!
婚姻届提出後にすぐ妊娠が分かったため、娘が1歳になるのを待って結婚式を挙げることに。「せっかくのパパママ婚なので、家族らしい演出を取り入れることにしました」。披露宴ではウエディングケーキの代わりに、娘の誕生日を祝う「バースデーケーキ」を用意。親子3人でろうそくの火を吹き消して、家族や集まってくれたゲストの幸せを祈った。
(水口雅也さん・紬さん・純花ちゃん)
パパママ婚を終えて
子どもが小さいため、きちんと結婚式ができるかどうか悩んだ時期もありましたが、やって良かったと思います。まだ1歳なので娘の記憶には残らないかもしれないけど、たくさんの方々が娘の誕生を祝ってくださった思い出は一生の宝物です。
子どもが成人したら開ける 「誓いのタイムカプセル」
ふたりの希望は「子どもと一緒だからこそ叶えられる温かい結婚式」。挙式が始まる前には、パパの諭さんがゲストからのメッセージを集めてガラス瓶に。最後にふたりがお互いにつづった「結婚生活への誓いの言葉」も詰め込んで、タイムカプセルとして封印。開けるのは湖羽ちゃんの20歳の誕生日だそう。
(片野 諭さん・寿枝さん・湖羽ちゃん)
パパママ婚を終えて
家族3人での生活も軌道に乗り、今の幸せな姿をお世話になった皆さんに結婚式という形でお披露目しようと決めました。娘はまだ2歳で記憶できないので、形として残るものがいいなと思って。中身は一度も見ていません。娘の20歳の誕生日に開けるのが楽しみです。
[1枚目]ガラスの瓶に閉じ込めた、親子3人+ゲストの誓いのメッセージ
[2枚目]ゲストからのメッセージを集めて瓶に入れる演出で挙式がスタート
[3枚目]湖羽ちゃんもメッセージを用意。まだ文字が書けないのでイラストで
子どもの誕生日祝いを兼ねた演出を
子どもの誕生日は一つの節目でもあるので、それに合わせて結婚式の日取りを決めるケースは多いよう。取り入れやすいアイテムは、ケーキやギフト、誕生から今日までの写真・ビデオなど。「餅踏み」や「一生餅(背負い餅)」「選び取り」といった伝統的な儀式も盛り上がる。子どもの成長を集まったみんなに祝ってもらうと素敵な思い出に!
【幸せ3】子どもをみんなにお披露目♪
パパの思い出のおもちゃの車で登場! 可愛い「リングボーイ」
挙式では、いとこのあいらちゃんと一緒にリングボーイ&リングガールを務めた息子の歩夢くん。当時まだ8か月ながら、おもちゃのスーパーカーに乗って颯爽(さっそう)と登場し、場を和ませてくれた。実はこの車、パパの優樹さんが子どものころ愛用していたものなんだとか。優樹さんの祖父が大事に保管していた車を、麻理奈さんの父親が歩夢くんが乗れるように修理。両家みんなで協力しながら素敵な演出が完成!
(宮越優樹さん・麻理奈さん・歩夢くん)
パパママ婚を終えて
式の準備を始めたときに妊娠が発覚。一度は諦めかけたものの、彼が「落ち着いてからゆっくり挙げよう」と背中を押してくれました。リングボーイの演出では、まだ小さな息子がちゃんと車に乗って私の元へ来てくれたことに感動。思わず泣いてしまいました。
[1枚目]パパが子どもの頃愛用していたおもちゃの車に乗って登場!
[2枚目]「いとこのお姉ちゃん」のあいらちゃんが、歩夢くんを優しくリード
プチギフトに可愛い娘の顔をプリント
ふたりをお祝いしたいと集まってくれたのは、親族や職場関係者、新郎のサッカー仲間や新婦の「よさこいダンス」のチーム仲間など総勢220名。子どもの顔を見るのが初めてというゲストも大勢いたので、「初めまして」の気持ちを込め、まな娘の写真をプリントしたプチギフト(ドリップ式コーヒー)を用意した。
(長島 稜さん・莉奈さん・らんちゃん)
パパママ婚を終えて
家族3人で結婚式を楽しみたかったので、娘の誕生を待ってこの日を迎えました。ドリップコーヒーへの写真プリントは、インターネットで探した会社に依頼。「大事に飾ってるよ」と言ってくれる人もいて、渡して良かったと思います。
お披露目した後のみんなの反応も楽しみ♪
子どもと初対面というゲストもたくさんいるので、この機会に可愛いわが子の姿をさまざまな趣向を凝らして見てもらおう。衣裳や登場の仕方にこだわったり、歩ける年齢なら挙式のお手伝いをしてもらっても。ゲストの笑顔や温かい拍手をちゃんと記録に残しておくこともお忘れなく!
From 編集部
お披露目しながら親にも安心してもらえる絶好の機会!
いかがでしたか? パパママ婚は可愛いわが子をゲストにお披露目しながら、お互いの親にも安心してもらえる絶好の機会。皆さんも先輩カップルの実例をヒントに、ふたりならではの素敵なパパママ婚を検討してみてくださいね。
構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2018年2月時点のものです
※記事内の実例およびコメントは、2017年1月~11月にゼクシィ本誌で掲載した「What a Wonderful Wedding」、2018年1月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー26人が回答したアンケートによるものです
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