ゼクシィ夜の★相談室[30]彼にうまく甘える方法教えて!
実は、夫婦の約4割がセックスレスといわれる日本(※)。新婚の時期は「私たちはまだ大丈夫」と予防策を取らない人が多いけれど、困ってからでは時すでに遅し! そこでこの連載では、夫婦の夜のお悩みを「ラブライフアドバイザーOliviA先生」が丁寧に解決していきます。
彼に甘えられないんです……
「なかなか彼に甘えることができないのが悩みです。今までの彼氏にも全然甘えたことないし、自分のキャラ的にニャンニャン系にはなれない! 恥ずかしくない甘え方を教えてください。」(noraさん/会社員・婚約中)
教えてOliviA先生!
甘えられない理由も考えながら、甘え下手を克服して
甘えたいのに甘えられないのは、彼の前で立派な自分でいようとし過ぎかもしれません。ふたりの関係を良くするために、自分の感情を出すことは大事なこと。まずは普段の生活でちょっとずつ小出しにしながら、だんだんと甘えるのに慣れていって。
[POINT1]恥ずかしい? 勝手に自分のキャラ設定してませんか?
甘えられない人で多いのが、ちゃんとした大人でいなきゃと気を張っている人。だから彼に甘えるのはちょっと恥ずかしいって思ってしまうのかも。特に女性は家事や育児もあるし、しっかりしなきゃと考えがちですが、「自分はしっかりもの」というキャラ設定をしてしまわないことが大事。
甘えキャラ⇔甘えられキャラは固定せず、リバーシブルを目指して、夫婦どちらも甘えん坊になれるようにしておくこと。お互い弱いところを見せられるような関係性になれると、自分も相手も両方バランスよく、甘えられる夫婦になれます。夜の生活ならS⇔Mを、キャラ設定せず、お互いリバーシブルな関係でいる方が、SEXの幅も広がりますよ。
簡単! 恥ずかしくない、甘えテクニック3
テク1)彼に先に甘えさせる
自分が最初に甘えられないなら、彼に甘えさせてから「次は私ね~!」と選手交代する作戦がおすすめ。まず先に、膝枕をしてあげたり、丁寧にマッサージをしてあげると、自然と「じゃあ次はやるね。」と相手も乗っかりやすいテクニックです。回数を重ねてだんだん慣れてくると、「今日は●●してほしいな~」って自然に言えるようになりますよ。
テク2)おばあちゃんになったつもりでおねだり
自分でできることでも “自力で出来ないことをしてもらうおばあちゃん” になったつもりで、あえてやってもらうのも手。お願いするのは、肩もみ、マッサージ、爪切り、シャンプー、髪をとかす、耳掃除など、肌の触れ合うものであることが大事です。これらは、グルーミングと呼ばれ、癒やしやリラックスの効果もあり。相手にやってもらうことで、小さい子どもの頃の気持ちに帰ることができ、親に甘えるように、彼に接することができるようになっていきます。
テク3)期間限定で甘える
まずは期間限定で甘えキャラに徹してみるのも一つ。「今日だけ」「●時間だけ」と期間を決めて、いつもと違うキャラに変更してみて。これを何度か試していくうちに、徐々に彼に甘え慣れてくるから、きっと甘えられないキャラを克服できるはず。
特に冬~春は甘えやすい季節なので、寒さを利用してギュッとくっつく、手をつなぐ、ハグしてもらう、くっついて寝るなどがしやすいから、甘えられないハードルを越えるなら、冬~春のちょっと寒い時期がおすすめ。
[POINT2] 甘えたい気分は、相手に以心伝心しません!
甘えたいなぁと思っていても、何もしなかったら相手には通じません。甘えるって、幼稚言葉とかべたべたするだけじゃなくて、優しい肌の触れ合いや心地よさを感じたいことだったり、家事や育児を手伝ってほしいことだったりさまざま。日々の生活の中で、自分で甘えたいなぁという気持ちを少しずつ出すことで、甘え下手志向を打破していきましょう!
男性は多かれ少なかれ、頼られたい、甘えられたいという気持ちがあります。むしろあなたが甘えることで、彼が人間として成長するって考えたら、パートナーとしてどんどん甘えるべき!
もちろん昼も夜も一緒で、普段から甘えられることが、そのまま夜の性生活に応用できますから、今のうちに相手に甘える・相手から甘えられることが自然にできる関係性をつくっていきましょう。
From 編集部
甘えられる関係性づくりは、今!
「たまには甘えたいのになぁ……」という思いを引きずったまま、今後何年も過ごすのは危険。年月がたてばたつほどお互い本音を言いにくくなってしまいます。だからこそ新婚の今のうちに、甘えられる関係になっておくことが大事! 恥ずかしがらず、慣れていきましょう。
OliviA ラブライフアドバイザー/夫婦コミュニケーションアドバイザー/アロマセラピスト
「世の中をご機嫌な女性でいっぱいにする」をテーマに、2007年からラブライフアドバイザーとして全国各地で講座やイベントを開講。TV、ラジオ、書籍、雑誌、WEBメディアなどに多数出演し、男女・夫婦のラブライフに関わる情報を日々発信中。近年では台湾・マカオなどのアジアにも進出し、活動の拠点を広げている。
構成・文/滝 紀子 イラスト/mio.matsumoto
※掲載されている情報は2018年1月時点のものです
(※)データ出典:日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」2014、相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス 」2013
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