雨の心配は不要！ ガーデン演出をメインにした会場選びのコツ
青空の下、緑の芝生が広がるガーデンでの開放的な挙式やフラワーシャワー、デザートビュッフェに憧れている花嫁さんも多いですよね。でも、雨が降ったときのことが心配で、なかなか踏ん切りがつかない。
そんな方たちのために、各会場の雨天対策や会場選びのコツをアドバイス。
［ガーデン挙式］
雨天対策と会場選びのポイント
雨が降ったらどうなる？
ガーデンで挙式ができない場合、多くの会場がチャペルに変更。他の屋内スペースや披露宴会場で行うところもあり、式後演出が行われる場所も会場によって異なる。
写真：東京タワーが目の前にそびえ立つホテルメルパルク東京のガーデンチャペル。雨が降ったら、式は2万3000個のクリスタルとシャンデリアが輝くチャペルで
ガーデン挙式＆演出、雨天時の対応例
●ガーデン挙式／多くは屋内に変更だが、小雨なら実施し、ゲストにはガーデンの屋根が付いているスペースで見守ってもらうという会場も。
●フラワーシャワーやブーケトスなどの演出／屋根のあるガーデン、通路や階段、ホワイエ（前室）やウエルカムスペース、ロビー、エントランス、披露宴会場、併設の別会場など変更場所はさまざま。
●バルーンリリース／バルーンを会場装飾にする会場が多い。ほかには、屋根のあるガーデンで行う、ゲストあるいはふたりに持ち帰ってもらうなど。
●集合写真撮影／式後演出と同様の場所やスタジオでの撮影に変更する会場が多い。代わりのスペースが狭く、家族のみで撮影、あるいは中止という会場も。
会場選びでcheckすること
見学時には「ガーデンが使えなかったとき、どんなスペースで行うのか」、「ガーデンでしかできない演出はどうなるのか」、納得いくまで確認したい。
「ガーデンも素敵だけれど、チャペルも素敵。雨天時の対応策も説明してくれる」。
そんな会場を選べば、雨が降っても安心して臨める。
雨の対応checkして安心！
[花嫁行列]
神前式での花嫁行列（参進の儀）は「土砂降りでなければ、和傘を差して行います。それはそれで風情があっていいですよ」と説明され、その風景が想像できて納得しました。（Leoさん）
[式後演出全般]
「ガーデンに屋根があるスペースがあり、大雨や強風でなければフラワーシャワーはそこでできます」と説明を受けました。実際、当日雨で、菓子まきはチャペル前の広場でしましたが、ゲストの顔がよく見えて、雨は問題なしでした。（田地川由貴さん）
[バルーンリリース]
「バルーンリリースは小雨になったり、雨が上がったタイミングで。雨が上がらなかったら、同じ会場で行う二次会の装飾に使う」と言われました。外の状況を見て、できるだけ思いを叶えてくれようとする様子がうかがえました。（ゆいさん）
[集合写真撮影]
私たちの会場はガーデンでの集合写真が売りで、「もし雨が降っても、ガーデンをバックに屋根があるテラスで撮影可能。エントランスで行うウエルカムパーティで撮ってもよい」と聞きました。これが会場選びの決め手の一つに。（まめこさん）
ガーデン挙式が人気の会場に聞きました！
●都会にあるガーデンチャペルが人気の会場では？
「挙式はチャペルで。フラワーシャワーはおふたりがバージンロードを歩いて退場するときに行い、ブーケトスは館内のらせん階段を使って、新婦様に上から投げてもらいます。
演出のバブルシャワーは披露宴の入場時やケーキ入刀時に登場場面が変更。バルーンリリースに使うバルーンはパーティの装飾として使用するか、おふたりにお持ち帰りいただくなど、臨機応変に対応しております。（ホテルメルパルク東京 氷見さん）」
●大きな木の下での式が人気の会場では？
「挙式や集合写真撮影はチャペルへ変更となります。チャペルは木のぬくもりを感じられ、グリーンも見えるので、屋内でも自然を感じながら式ができます。（ラ・クラリエール 足立さん）」
［ガーデン演出］
雨天対策と会場選びのポイント
雨が降ったら、どうなる？
ウエルカムパーティやデザートビュッフェ、グリルビュッフェなどは雨が降ったら屋内に変更。一軒家貸し切りのゲストハウスの場合、ウエルカムスペースなどで行われることが多い。
写真：緑に囲まれたゲストハウス「ラ・クラリエール」。デザートビュッフェなどがガーデンでできなくなったら、広いホワイエに変更して行う
披露パーティ演出、雨天時の対応例
●ウエルカムパーティ・デザートビュッフェ・ガーデン装飾／変更場所としては、ロビー・エントランス・テラス、披露宴会場、併設の別会場など。ガーデンにテントなど屋根のある場所があればそこでという会場も。
●ガーデンからの入場／披露宴会場のガーデン側に屋根がない会場は通常の出入り口や披露宴会場内の階段から。
会場選びでcheckすること
打ち上げ花火など雨が降ると難しい演出は、中止に備えて、別の演出を考えておく必要もあるが、多くのガーデン演出が場所を変えての対応が可能。
このような対応方法を見学時にプランナーから説明してくれる会場だと安心。
雨の対応checkして安心！
[打ち上げ花火]
「当日中止は全額負担ですが、後日、併設のレストランに来たとき、上げることも。前日までのキャンセルも違約金がかかりますが、早い時期に決断すれば費用は不要。雨が降ったら、会場内でクラッカーを鳴らし合って盛り上げるのも」と言われ、人数分を用意。（ぶらみさん）
[デザートビュッフェとガーデンからの入場]
「雨の場合、デザートビュッフェはロビーで行う」とのこと。見学時の試食会がそこで行われ、広さなども体感できたので、安心感がありました。ガーデンからの入場は「外に屋根が付いているので、土砂降りでない限り、大丈夫」と聞いてホッ。（ベイマさん）
[シャンパンサーベラージュ]
シャンパンの首をナイフで飛ばして開ける「サーベラージュ」をガーデン演出として希望。「危険を伴うので、室内ではできず、雨天時は中止となります。その代わり、先におふたりが披露宴会場に入り、ゲストをお迎えしては？」とご提案いただきました。（まりこさん）
ガーデンでのパーティが人気の会場に聞きました！
「フォトブースの設置や庭で行う予定だった演出は広いホワイエに変更します。
最近、ビュッフェスタイルで行うビアガーデン風のパーティも人気ですが、煙が出るバーベキューのグリル台は室内に置けません。でも、キッチンもそばにあるので、焼きたてのグリルを楽しむことができますよ（ラ・クラリエール 足立さん）」。
「雨であることを忘れるほど楽しめた！」
先輩花嫁体験談
数々のガーデン演出を予定していた先輩花嫁・miniさん。当日はあいにくの雨となった。
「フラワーシャワーは屋外からチャペル内に変更。でも、大好きなチャペルでの思い出が1つ増え、悲しい気持ちにはなりませんでした。
ガーデンにセットする予定だったフォトスポットの場所はロビーに。パーティ会場から近かったため、ゲストが次から次に来てくれて、撮影枚数も交流の時間も増え、むしろよかったかも。
花火は雨が弱まっときに、屋根がある所から観賞。
晴れるに越したことはないけれど、雨でも十分満足しましたよ。会場スタッフも、雨でも楽しませてくれるので大丈夫！！」とminiさん。
私たちも楽しみました！
[ガーデンでも屋内でも楽しめる演出に]
雨でデザートビュッフェは披露宴会場内に、ブーケトスや集合写真はチャペルに変更。めったにないことで「貴重！」と思えたし、ゲストにとっては寒い思いをしなくてよかったかも。雨を想定して、ガーデン、屋内どちらでも楽しめる演出を考えておくとよいですね。（福場紗耶佳さん）
[スタッフは万全を尽くしてくれます]
サンクスギビングパーティに憧れて邸宅にしたのに、朝から土砂降り。スタッフは「晴れるかもしれない」とガーデンをブルーシートで覆い、大聖堂の大階段をモップ掛けしてくださっていたそう。そんな会場を選ぶと心強いですよ。（カナさん）
[ガーデン以外にも魅力のある会場を選んで]
雨でフラワーシャワーやブーケトス、集合写真をガーデンが見えるガラス張りの部屋で行いました。ご高齢の方もいたので、移動が減ってよかったかも。雨はどうにもならないので、ガーデン以外の魅力もある会場を選ぶといいですね。（あやかさん）
From 編集部
雨が降っても楽しめる会場選びを！
「雨が降ったらショックだから」とガーデン演出を最初から諦めてしまうなんてもったいない！ってことが分かりましたよね。
さまざまな人たちがアドバイスしてくれた「雨が降っても楽しめる方法」を参考に、雨対策がしっかりしているガーデン自慢の会場探しを。
取材協力
●ホテルメルパルク東京
都心にありながら広々とした空が仰げるガーデンチャペルは南仏のような雰囲気。陽光と緑に包まれた日中の式はもちろん、ライトアップされた東京タワーに見守られてのナイトウエディングも印象に残る。ガーデンではバルーンリリースなどの式後演出も可能。
TEL03-3433-7210
●ラ・クラリエール
さいたま市は「静かな住宅街に佇む森」をテーマにした複合施設「三橋の森」にあり、ガーデン挙式やハウスウエディング、レストランウエディングができる。エントランスをくぐるとグリーントンネル、シンボルツリーの桜やしいの大樹がそびえるガーデンが広がり、開放的ですがすがしいウエディングを叶えてくれる。
TEL0800-919-1122
取材・文／渡邊博美 画像加工／高安晶子
※掲載されている情報は2017年12月時点のものです
※記事内のコメントは2017年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー128人が回答したアンケート内容によるものです
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