もし雨でも大丈夫。“ゲストへの思い”が伝わる、ガーデン演出の工夫5
おしゃれなガーデン演出は、ウエルカムパーティ、人前式、フラワーシャワー、バルーンリリース、デザートビュッフェ、集合写真など、さまざまなシーンで大人気。開放感いっぱいで素敵な写真も撮れるけれど、季節や天候によってはゲストに負担がかかるかも……と心配していませんか?そこで、素敵なガーデン演出を叶えた先輩花嫁たちにアドバイスや体験談を聞いてみました。
ガーデン演出をした花嫁は「ゲストファースト」で実施をしていた
アンケート調査によると、ガーデン演出を取り入れた花嫁のうち半数以上の人が「ガーデンならでは」の工夫をしていました。「特に工夫しなかった」と答えた人も、「特別なケアをしなくていい季節を選んだ」「スタッフがサポートしてくれるので」など、ゲストのことを気にかけていた様子です。先輩花嫁たちの工夫を詳しく見ていきましょう。
ガーデン演出の工夫POINT1
季節に合わせて
暑さ・寒さへの対処が大切
季節ごとの対策が重要なガーデン演出。春や秋など、気候のいいシーズンを選ぶカップルが多いですが、夏や冬にガーデン演出を行う場合は、ゲストが快適に過ごせるよう考慮していました。小物やアメニティー、会場の設備をフル活用すると心地よく過ごせます。
【例えばこんな工夫】
●<夏>暑さ対策
扇子、うちわ / 日傘 / ドリンク / パラソル / 冷たいおしぼり / ミスト(虫よけスプレー) / アイスやかき氷などのデザート / 制汗剤、脂取り紙などのアメニティー
●<冬>寒さ対策
ブランケット / カイロ / ホットドリンク / ストーブの設置
こんな工夫をしました
当日は相当暑いと予想していたので、フラワーシャワーは式場内で行って、できるだけゲストが外にいる時間を少なくしました。(RUNAさん)
2月の寒い時期だったのでカイロを用意し、スイーツビュッフェではラーメンや鯛茶漬けなど温かいお食事も用意しました。(もりちさん)
寒い時期だったので、ガーデンに出る扉の前にコート立てを用意してもらい、預けていたコートをそのまま着られるように。女性ゲストは薄着のドレスなので、屋外の演出ではコートが必須だと思います!(プリンさん)
ガーデン演出の工夫POINT2
天候に合わせて
強い日差しや雨からゲストを守る
天候は当日までわからないけれど、雨天や猛暑にはあらかじめ対策ができます。晴れた場合だけでなく、当日どんな天候であってもゲストが快適に過ごせるようにプランナーさんに会場の設備や用意できるアイテムを確認しておくと◎。
【例えばこんな工夫】
●雨対策
屋根付きガーデン / 簡易テント
●日差し対策
パラソル / 日傘 / 軒下スペース
こんな工夫をしました
ガーデンに屋根があるので雨でも平気だよと周知しておきました。ガーデンでの演出は、フラワーシャワー、バルーントス、デザートビュッフェでしたが、いずれも雨の場合は室内か屋根のあるガーデンで行えることを事前に確認しました。(なぎささん)
秋婚だったので、雨だったらどうするか、曇りなら?などいろいろなパターンを想定して打ち合わせ。キッズスペースにはテントを用意し、ゲストにもあらゆるパターンを想定して、持ち物なども連絡しました。(ぽんこさん)
ガーデン演出の工夫POINT3
事情のあるゲストに配慮して
全員が安心して楽しめる時間に
高齢ゲストや妊婦さん、子どもゲストには、屋外のガーデン演出のための配慮が必要です。出入り口はバリアフリーになっている?長時間外で立ちっぱなしにならない?移動で負担はない?などをきちんとチェック!会場スタッフにもサポートをお願いして、ゲスト全員が気持ちよく過ごせるように準備しましょう。
【例えばこんな工夫】
●デザートビュッフェならガーデンと室内の両方にテーブルを準備し、室内でも過ごせる配慮を
●椅子など休める場所を多めに準備
●補助が必要なゲストについては、スタッフに補助を依頼
●エレベーターやスロープへの案内
●出入り口を開放し、室内への出入りを自由に
●考慮が必要なゲストは、ガーデンへの案内を最後にして外にいる時間を短時間に
など
こんな工夫をしました
年配者や足の不自由なゲストがいたので、すぐ椅子を出せるようにスタッフにお願いをしておきました。(rumiさん)
立ちっぱなしの状況にならないように、ガーデンにもテーブルや椅子を配置して高齢のゲストや妊娠中のゲストに配慮しました。(あみさん)
ガーデン演出の工夫POINT4
事前にお知らせ
心づもりや準備ができる!
招待状やメッセージなどでガーデン演出があることを伝えておくと、ゲストも持ち物などの事前準備ができます。また受付でも「写真撮影はガーデンで行います」とお知らせしておくことで、寒い季節ならコート、夏なら日よけになる羽織り物を持ち込むなど、ゲストも準備万端で演出に参加できます。
【例えばこんな工夫】
●招待状にガーデン演出があることを記しておく
●受付にてガーデンで過ごす時間・演出について伝えてもらう
●羽織り物を預けずに、手持ちしてもらうようにお知らせする
など
こんな工夫をしました
寒い時期だったのと新婦ゲストに女性が多かったので、ガーデンビュッフェを楽しんでもらえるように、事前にお伝えしました。(もりちさん)
招待状に付箋をつけて、ガーデン挙式であることをお知らせしました。(しおりさん)
ガーデン演出の工夫POINT5
プログラムの予備案
変更案があると直前に慌てない!
強い雨風などガーデン演出が難しい場合に備えて、プログラムの予備案も考えておきましょう。プランナーさんに、悪天候の場合は通常どのような対応になるのか、時間や内容は大幅に変更になるのかなど詳しく確認しておくと安心です。ガーデン演出ができなくても満足できる内容を考えておけば、ガッカリせずに済みます。
【例えばこんな工夫】
●室内でも楽しめる別プログラムを用意しておく
●演出変更後の対応について確認しておく
こんな工夫をしました
ガーデンでのウエルカムパーティを予定。雨が降った場合に備えて、室内の会場も押さえてもらい、実際に大雨が降って室内でウエルカムパーティを行いました。フラワーシャワーも、室内でのフェザーシャワーに変更しました。(rumix1118さん)
外でのカクテルパーティは、天候次第で屋内に変更する計画。当日は強風でとても寒く、飲物も飛んでいきそうなほどだったので、予定通り屋内の会場に変更しました。(sakiさん)
From 編集部
ふたりの工夫でゲストの笑顔あふれるウエディングに!
季節や天候、ゲスト全員への配慮など、ふたりが工夫することで、ガーデン演出は出席者みんなの素敵な思い出に残ります。先輩花嫁たちの工夫を参考に、ガーデンならではの開放感・心地よさを存分に味わえる楽しい時間をぜひつくり上げてください。
文/竹本紗梨 イラスト/moko. 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2024年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー51人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年5月時点のものです
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