[レストランウエディング]会場見学時にチェックすべき5つのポイント
「おいしい料理にこだわりたい」「家族だけでゆっくり過ごしたい」「友人を呼んでカジュアルに楽しみたい」など、レストランウエディングを選ぶ理由はさまざま。でも期待が膨らむ一方で、結婚式専門の施設ではないことに不安を抱えている人もいるのでは?そこで今回は、フリーウエディングプランナーの柳田絵理香さんのアドバイスの下、ウエディング会場としてのレストランを見学する際のチェックポイントをお教えします。
「おいしい料理にこだわりたい」「家族だけでゆっくり過ごしたい」「友人を呼んでカジュアルに楽しみたい」など、レストランウエディングを選ぶ理由はさまざま。でも期待が膨らむ一方で、結婚式専門の施設ではないことに不安を抱えている人もいるのでは?そこで今回は、フリーウエディングプランナーの柳田絵理香さんのアドバイスの下、ウエディング会場としてのレストランを見学する際のチェックポイントをお教えします。
お食事や空間を大切にしたい方にぴったりなレストランウエディング。だからこそ、「ふたりがイメージする結婚式」と「レストランのコンセプト」がマッチしているかという点を大切に。どんな過ごし方や雰囲気が理想なのか、イメージをふくらませながら見学を楽しんでください。
親族だけの少人数婚なのか、友人を呼んでカジュアルに行いたいのか、それによって選ぶレストランは変わってきます。料理のメニューや提供スタイルも同様です。例えば前者の場合で両家の家族ともワイン好きなら、「うちはワインで料理を楽しんでほしい」というこだわりのあるレストランがマッチするかもしれませんし、後者ならビュッフェスタイルの気軽なイタリアンが喜ばれることも。
料理がおいしいのは大前提!ふたりがイメージするレストランウエディングにふさわしい料理かどうかという「プラスアルファ」の視点も持った上で試食してみましょう。
いろんなゲストがいるので、万人受けする味が基本。食べ慣れない食材が使われていないかどうか、確認しました。(miiさん)
試食して、味や見た目をしっかりチェック。シェフのこだわりも聞くことができ、安心してお任せできると感じました。(まりもさん)
レストランの場合、ワインの種類は豊富でも、焼酎やビールといった一般的なお酒を用意できないことがあります。料理だけでなく、ゲストの顔触れや好みに応じたドリンクメニューがあるかどうかも、併せてチェックしておくと安心です。(柳田さん)
お店のコンセプトや造りがバラエティーに富んでいるレストラン。まずはふたりが目指す結婚式と雰囲気がマッチするかどうかを確かめて。さらに一般的なレストランは収容人数に限りがあり、テーブルも2人掛けや4人掛け、6人掛けなどさまざま。「最大○名まで可能」とうたっていても、実際には狭く感じることもあるので、招待するゲスト数を最大限に見積もって見学へ行きましょう。
また、通常営業のレストランはプライベートに配慮する造りになっているお店も多く、大きな柱や段差があることも。どの席からも新郎新婦が見えるか、難しい場合はテーブルレイアウトを変えることが可能なのかどうかもしっかりチェック!
ゲストは20名の予定だったので、広すぎず狭すぎず、ちょうど良い大きさのレストランかどうかを最初にチェック!(さこさん)
友人がレストランで式を挙げた際、大きな柱でムービーが見えなかったので、会場の造りやレイアウトが気になるポイントでした。(ちゃたんさん)
ゲストとの距離が近く、おしゃれなイメージの高砂ソファ。人気のアイテムではありますが、実はソファを備えているレストランはそこまで多くはありません。「どうしても!」という場合は、自己手配が必要になることもあるので、気になる人は見学時に尋ねてみましょう。(柳田さん)
トイレや受付、控室などは、大勢が一度に使うことを想定した造りになっていないお店も少なくありません。それでもゲストには不自由な思いをすることなく、心地よく過ごしてほしいもの。スペースに限りがあるレストランでは、「こんな施設や設備があるといいな、便利だな」と足し算するのではなく、「最低限、これはないと困る!」という視点で、必要なものがきちんと備わっているかどうかを、新郎新婦、ゲストの両方の目線でチェックしましょう。
高齢の親戚や小さい子ども連れがいたため、荷物を預ける場所やスペースがあるのかを尋ねました。(へいはちさん)
遠方から来る人や子ども連れのゲストの中には、現地で着替えたい人もいるはず。トイレ以外に更衣スペースがあるかどうかを確認。(もぐころさん)
レストランで使われやすいムーディーな光の中でメイクをすると、思うより濃く仕上がってしまうことが。独立したブライズルームが備わっていない場合は特に、十分な照明があるかどうかなど、お支度をする場所の光についてもぜひチェックしてみてください。(柳田さん)
ムービー上映や楽器の生演奏、デザートビュッフェなど、やってみたい演出がある人は、具体的に「この演出は可能ですか?」と尋ねてみること。レストランによっては、大きな音が出る演出はNGというケースもあります。音響照明も大きな会場のようにはいかないことが多いもの。それを踏まえた上で、マイクを使ったときに隅々まで声が届くのか、調光はどの程度まで可能なのか、確認しておくと安心です。
「ホテルや専門式場は装花で会場を飾るのが前提ですが、レストランでは内装や椅子・テーブルで世界観をはっきり出しています。好みのイメージを追求するだけでなく、おすすめの装飾方法を聞くといいと思います」と柳田さん。
友人たちと一緒にバンド演奏をしたかったので、楽器の持ち込みや大きな音を出してもいいかどうか確認しました。(ティアラさん)
一般的な挙式・披露宴の流れとは少し異なるプログラムを考えていたため、そのような演出が可能かどうかを見学時に相談。(ちゃみさん)
広いウエルカムスペースがあるレストランは限られています。特にお会計をするキャッシュ台は自由に装飾できないことが多いので気を付けて。また、レストランの入り口付近にはメニューボードやオープン・クローズの看板が設置されていることが。中にはボージョレヌーボー解禁のポスターなどがそのまま貼られているかもしれません。世界観を大切にしたい場合は、何をどこまで外してOKなのかも聞いておくとよいでしょう。(柳田さん)
「レストランウエディングでは、当然用意してもらえると思っていたものが、自分で持ち込まなくてはいけないケースが多々あります」と柳田さん。例えばモーニングや留袖といった親の衣裳、親族のヘアセットなどもその一つ。引出物・引菓子についても、ギフトショップと提携していないレストランだと持ち込みが必要になる場合があります。
一方、衣裳やブーケ、ペーパーアイテムなど、こだわりや節約のために持ち込みを検討している人は、具体的なアイテム名を挙げて可能かどうか確認しましょう。レストランは提携先が少ない分、持ち込みが比較的自由なところが多く、アイテムによっては持ち込み料がかからないケースも結構あるようです。
少しでも節約になればと、さまざまなDIYを考えていたので、それぞれの持ち込みの可否と持ち込み料について尋ねました。(もぐころさん)
演出に使うお酒を持ち込んでもいいかを最初に確認。プログラムに関わることなので。(ちゃみさん)
ホテルや専門式場と比べると自由度が高いレストランウエディング。でも裏を返せば、パックプランが用意されていなかったり、提携ショップが少なかったりするので、自分たちで持ち込まなくてはいけないアイテムも多々あります。見学時には、何を自己手配しなくてはいけないのか、具体的に尋ねてみることも必要です。(柳田さん)
他にもレストランを会場見学する際にチェックしておきたいことはいっぱい。細かく確認することで、レストランウエディングに対する理解を深め、不安を解消しましょう。
いろいろな式場に見学にいく中で、「おいしい料理と上質な空間」に惹かれてレストランウエディングに決めました。(Karenさん)
パーティと同じ会場で行った人前式
料理はフレンチフルコース。味も大きな決め手に
お気に入りのブラックドレス。持ち込み料はなし!
[チェックポイント1/挙式会場]
挙式も食事も同じ場所で行うのが条件の一つ。確認したところ、チャペルは備わっていなかったものの、披露宴会場に挙式スペースを作ってくれるとのこと。「当日は横長のホールを縦に使い、バージンロードとゲストの椅子を並べてもらいました。見える景色が変わって面白かったです」とKarenさん。
[チェックポイント2/料理]
最も重視したのは料理のおいしさ。ふたりで分け合う形でフルコースを全部試食し、味とボリュームをしっかりチェックした。「ワインも料理に合わせて用意されていてさすがだなと思いました」。さらに子どもや妊婦さんのために、ソフトドリンクやノンアルコールメニューも確認。
[チェックポイント3/ドレスの持ち込み]
お色直しのブラックのカラードレスをオーダーメイドであつらえたかったので、持ち込めるかどうかを確認。嬉しいことにドレスだけでなく、他のほとんどのアイテムについても、基本的に持ち込み料がかからないことが分かって一安心!
[DATA]
ゲスト:41人(家族、親戚、友人)
料理ジャンル:フランス料理のフルコース
「THE結婚式」という雰囲気ではなく、みんなが気軽に集まるパーティのような一日にしたかったので、イメージにぴったりなレストランを選びました。(Mさん)
大人っぽいデザインのオーダーメイドケーキ
装花は会場に依頼、ペーパーアイテムは全て持ち込み
ガーデンでのデザートビュッフェはゲストに大好評!
[チェックポイント1/ウエディングケーキ]
ケーキはこだわりどころ。会場見学時には、希望がどの程度叶えられそうかということや費用について確認を。「イチジクとぶどう、シャインマスカットを使ってほしいと伝え、イメージ画像も用意。時季的にイチジクは仕入れが難しいとのことでナシに変えてもらいましたが、満足しています」
[チェックポイント2/ペーパーアイテム]
持ち込みについて確認したところ、費用はかからないという返事だったので、プロフィールブックや席札、テーブルナンバー、メニュー表、エスコートカードなどさまざまなペーパーアイテムをDIYして持ち込んだ。
[チェックポイント3/雨天時の確認]
挙式やデザートビュッフェはガーデンを使用。挙式に関しては雨天でチャペルに変更になった際、ゲストが入り切れるかどうか心配だったので、同じ規模で式を挙げた人の写真を見せてもらって確認を。
[DATA]
ゲスト:95人(家族、親戚、友人)
料理ジャンル:フランス料理のフルコース
家族だけなので、料理を楽しんでもらえるところが良いと思いました。神社での神前式の後は、会食も日本料理にこだわって、国の登録有形文化財に指定された建物でもある料亭で。(Ayanoさん)
桜をメインとした和モダンな会場装花
引出物のお皿は、並べると全員の線がつながって一つの大きな輪に
「水合わせの儀」で使ったお水で炊いたうなぎご飯
[チェックポイント1/会場装花]
装花は会場指定のフローリストさんに依頼。花嫁のAyanoさんはお花が大好きで、趣味でフラワーアレンジメントをしているので、希望をどの程度相談できるのかを確認。後日、SNSで見つけた好みのイメージ画像などを送り、桜を使った和モダンなアレンジに仕上げてもらった。
[チェックポイント2/引出物の持ち込み]
家族全員への引出物としておそろいのお皿を用意。「何か記念になるものをと考えて、新郎新婦の分も含めてオリジナルで制作しました」とAyanoさん。お皿には緑のラインが描かれ、全員分を丸く並べると1つの大きな輪になるデザイン。最初の確認で持ち込み料が発生することは分かっていたが、納得の上で用意できたので大正解!
[チェックポイント3/オリジナル料理]
料理長から、さまざまなアレンジが可能なことや、打ち合わせをしつつ一から料理を作ることもできると聞いていたので、多少費用はかかってもオリジナル要素を取り入れることに。披露宴の演出として行った「水合わせの儀」の水を使い、うなぎご飯も炊いてもらった。
[DATA]
ゲスト:6人(家族)
料理ジャンル:和食の会席料理
レストランの良いところは何度も訪れることができる場所であること。式後、レストランを日常的に利用したり、記念日など折に触れて訪れることができるのか?という視点でチェックすることも大切です。広さや設備といったスペックだけでなく、雰囲気や過ごしやすさを体感しながら見学してくださいね。
柳田 絵理香さん
Coco style WEDDING
フリープランナー
北海道全域で結婚式を手がけるウエディングチーム「Coco style WEDDING」に所属。ホテルやレストラン、ガーデンなど多彩な会場で、ふたりらしさが伝わり、ゲストが自然と“応援団”になるような結婚式づくりを大切にしている。
構成・文/南 慈子 イラスト/naohiga D/ロンディーネ
※記事内のコメントは、2026年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー105人が回答したアンケートおよび、過去3年以内にレストランウエディングを行った20~40代の既婚男女73人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2026年5月時点のものです