【10人未満から80人以上まで】ゲスト人数別おすすめパーティ演出
招待するゲストの人数によって、より一体感が生まれ、盛り上がれるベストな演出があるのをご存知? 「この人数だからこそ楽しめる!」という演出の考え方を、クレイジーウエディングのプロデューサー・森裕美さんに教えてもらいました。
【ゲスト人数10人前後】
新郎新婦とゲスト全員で同じ体験を!
「家族・親族と友人のみなど10人前後の小規模なウエディングでは、新郎新婦とゲストという立場を超えて、ふたりも含め全員で同じものを見て、食べて、経験できるような演出がおすすめです」(森さん)。
<10人前後の披露宴で盛り上がるためのポイント>
・高砂席を設けずフラットにして、同じ目線で楽しむ
・全員が自己紹介をして、顔と名前が一致したところからスタート
・全員お揃いの衣裳も、この人数なら実現しやすい
写真:「結婚式のテーマは『よく来たね』。今までふたりを支えてきてくれたゲスト一人一人のことを思いながら、その人に似合う色柄、サイズを選んだネルシャツを着てもらいました。自然とリラックスした雰囲気になれたし、それぞれの家族の思い出料理でおもてなしをしたことで、みんなの笑顔が絶えないひとときになりました」(ゆいさん)
【ゲスト人数10~40人程度】
ゲストとの距離の近さを最大限に利用!
「ふたりとゲストとの距離感が近いので、それを上手に利用するのが盛り上がる秘訣(ひけつ)。例えば、新郎新婦がゲストテーブルを回り、ふたりとの関係をゲストのコミュニティー単位で紹介する演出。テーブルの数が多くないので時間もかからず、一番遠いテーブルからの声も届くので一気に場が和み、特別な準備も必要なしで盛り上がれます」(森さん)。
<40人前後の披露宴で盛り上がるためのポイント>
・新郎新婦からゲストのコミュニティーを紹介
・ウエディングツリーなどゲスト全員の手で一つの何かを作る
・全員分のお揃いアイテムを用意すると、会場内がパッと華やかになりゲストも感激
写真:「披露宴にクイズ大会を実施しました。その中で『新郎が新婦をお姫様抱っこしながら何回スクワットができる?』という問題を出し、答えはゲストの目の前でスクワットをして実演。そんな新郎の姿に『頑張れ!』『まだまだ』と、ゲストも声を出して応援。とっても盛り上がりました!」(マイマイさん)
先輩花嫁はこんな演出も!
カラフルなバルーンにゲストが歓声!
バルーンリリースをアレンジした「ドロップ&フライ」を全員で行いました。小さな重りの付いたバルーンをプールに投げ入れ、重りが水で溶けると空へ飛び上がっていくという演出です。次々とバルーンが飛び上がる様子に、ゲストみんなが驚いて喜んでくれました。(ゆいさん)
【ゲスト人数40~80人程度】
テーブル単位で楽しむコンテンツを!
「ゲスト人数を考慮し、テーブル単位でのコンテンツなら進行がスムーズに。テーブル内で完結させるのではなく、テーブルごとに発表することで一体感が生まれます。新郎新婦についての紹介をゲストに考えてもらったり、ふたりのためにケーキを作ってもらったり、ゲスト同士のコミュニケーションが生まれる演出だとより盛り上がりますよ」(森さん)。
<80人前後の披露宴で盛り上がるためのポイント>
・ゲストは席に座ったまま同じテーブルの人と共同で作業してもらう
・テーブル装花でのミニブーケ作り、ケーキデコレーションなどのワークショップはおすすめ
・なぜこのテーブル分けなのか、というふたりの意図を伝えるとより効果的
写真:「再入場の際、まず新郎がひとりで入場し、各テーブルを周って事前にスタッフさんに渡してもらっていた花をゲストから受け取りながら高砂席へ。その後、父と再入場する新婦にゲストから集めた花のブーケを新郎がプレゼント。数種類の花材を用意して、少しずつ集めながらブーケが完成していく様子にゲストは興味津々! クライマックスでは大きな拍手や歓声を頂きました」(みさきんぐさん)
【ゲスト人数80人以上】
空間を使ったダイナミックな演出が効果絶大
「大人数なのでゲストの手拍子や声が集まりやすく、全員で何かする演出や空間全体を使ったダイナミックな演出が効果を発揮。会場内の雰囲気をガラリと一瞬で変える仕掛けや、思い切って体を動かす演出も、大人数ならではの迫力が感じられて盛り上がります」(森さん)。
<80人以上の披露宴で盛り上がるためのポイント>
・全員にキャンドルを配って一気に吹き消す演出は人数が多いほど幻想的
・手をつなぐ、踊るなど体を動かす演出も人数が多いほど恥じらいも薄れる
・空間そのものを一気に変える照明使いやBGMにも工夫を
写真:「プロダンサーによるフラッシュモブは、見たことのない人がほとんどだったようで、プロのダンサーのパフォーマンスに最初はポカーンとしていたゲストも、最後にはみんなで体を動かしてすごく盛り上がりました。キャンドルサービスでは、炎がハートに見えるホロスコープメガネを配布。どのテーブルを回っても『おおっ!!』という歓声が上がり、隣のテーブルまで見に行って大騒ぎしていたおじさんの姿も……!」(智穂さん)
先輩花嫁はこんな演出も!
華があって盛り上がった友人7人との中座
花嫁のお色直しのための中座を、大学時代の友人7人と一緒に行いました。合計8人が会場内を歩く光景は珍しく、ゲストからは大きな拍手や歓声をいただきました。友人達にも『貴重な体験をさせてくれてありがとう!』と喜んでもらえて嬉しかったです。(そらはなさん)
From 編集部
万能演出との組み合わせでもっと盛り上がる!
結婚式の演出には、定番のバルーンリリースやブーケトス、ファーストバイトなど、ゲスト人数を問わず盛り上がれるものも多く存在します。それらの万能演出と、そのゲスト人数ならではの演出を上手に組み合わせることで、世代を問わずみんなで盛り上がれる結婚式が実現しますよ。
森 裕美さん
CRAZY WEDDING
プロデューサー
プロデュースした結婚式の数はCRAZY WEDDINGでナンバー1。常識や枠にとらわれず、それぞれの新郎新婦ごとの希望を取り入れながら、結婚式のことを思い出すたびにたくさんの人に愛されていることを思い起こせるようなウエディングをプロデュース。「結婚式はパワースポット」がモットー。
構成・文/田中英代(Blue Ladybird) 写真提供/クレイジーウエディング
※記事内の実例は、2016年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー88人が回答したアンケートによります
※掲載されている情報は2017年10月時点のものです
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