会場決める前に読んで! 先輩が「式でやりたかったけど、できなかったこと」
「好みのドレスが着られない!」「自分の特技が披露できない!」なんてことが起きたら大ショック。でも会場によってはこんなことがあるのです。今回、先輩花嫁に「やりたくてもできなかったこと」をアンケート。見学前に読んでふたりの希望が絶対叶う会場選びを!
[挙式・式後演出]でやりたかったのにできなかったこと
挙式って宗教上の問題や司祭の方針によって自由にならないことも。定番演出だって会場によってはスペースなどの問題でできないことが!
先輩たちができなかったことは?
[参列者が見ている前でのベールダウン]
チャペルに入ってすぐの所でしたかったのですが、「入り口が狭いし、行った後、母親だけその場に残ってしまうからできない」と……。私の描いていたイメージが壊れて悲しくなり、リハーサルのときにやらせてもらって夢を実現。(R.Oさん)
[ゲストによる写真撮影]
ゲストにいろんな角度からの写真や映像を撮ってもらいたかったのに、式前日、できないと知り……。プロにも頼んであったのですが、バリエーションが限られ、心残りな結果に。(ikaさん)
[友人による賛美歌]
合唱部に所属していたので、挙式で友人に賛美歌を歌ってもらおうと思っていましたが、挙式の進行が決まっているということで許されず。残念!(さおりさん)
[屋外でのブーケトス]
ガーデンがあるから大丈夫と思っていたら、池があったためNGで……。仕方なく、ブーケプルズに変更したのですが、盛り上りに欠けてしまいました。(mikinaさん)
[外階段でのフラワーシャワーやバルーンリリース]
写真で見たらチャペルの外に階段があり、そこでフラワーシャワーができると思ったら、階段は移動用で、できるのはチャペル内だけだった会場。また、「近くに電柱があるから」という理由でバルーンリリースができない会場がありました。(Emmyさん)
[原因別]会場選びではここをチェックして!
[設備的な問題]
ベールダウンをチャペルの前室で行う会場も多いし、場所がなくてブライズルームで行った花嫁も。
また上記のブーケトスやバルーンリリースのように安全性重視でできないことも。見学時にはやりたい挙式演出をスタッフに話し、できる場所を目で見て確かめましょう。
[会場の方針]
「チャペルや神殿は神聖な所だから」とゲストによる撮影を禁止にしている会場も多い。新郎新婦の写真を撮るのを楽しみにしているゲストも多いだけに、できるかどうか聞き、可能な場合も撮影できるシーンや移動できる範囲の確認を。
「賛美歌なし」「希望の曲にしてほしい」など挙式の音楽で人と違うことをしたければスタッフに自分たちの考えを話し、どこまで対応できるか聞きましょう。
宗教上の問題や司祭の方針でできない場合は、自由度が高い人前式にすることも検討しては?
[披露宴]でやりたかったのに、できなかったこと
生演奏やキャンドルを使った演出など、「みんなやっているから大丈夫!」と思い込んでいると、想定外の事態に。時間的な問題や人的なことでできなくなる演出も。
先輩たちができなかったことは?
[バンド演奏]
彼がバンドをしていて「演奏したい!」と張り切っていたのに、ドラムなどの使用のお願いをしたら、「音漏れするからできない」と。契約前に聞いていたら、会場を変更していたでしょう。ホント、彼に申し訳なかったです。(Mihoさん)
[キャンドルリレー]
ゲスト一人一人が持つキャンドルに火を移していき、全員の幸せを願って吹き消すキャンドルリレーをしたかったのですが、会場のカーテンはレースタイプ。昼間で暗くできないため、諦めました。(雫さん)
[ピアノ演奏]
ピアノを習っていた彼が親への感謝としてピアノを弾こうとしたのですが、席次決めの段階で卓数が増え、ピアノを置くと狭くなることから中止に。会場見学時にテーブルの配置のシミュレーションをしてもらえばよかったです。(あさこさん)
[2度のテーブルラウンド]
キャンドルサービスとフォトラウンドを別々にやりたかったのですが、「時間的に無理。両方一緒にやると1卓当たりの時間が長くて締まりがない」と断られ……。やりたいことがいっぱいある場合は披露宴を延長できるかどうか聞いた方がいいですね。(ともみさん)
[オリジナルのウエディングケーキ]
「3段で、食べられるリボンがかかっていて、周りが水玉模様で……」と伝えたら、「土台の形は変えられない」ということでイメージからほど遠いケーキに。できないと知っていたら、会場の候補から落ちていました。(もぐこさん)
[原因別]会場選びではここをチェックして!
[設備的な問題]
周囲に響くため、大音量の打楽器やアンプを使うギターはNGな会場が多い。生演奏希望なら使用できる楽器の確認を。
キャンドルを使った演出や映像演出希望なら昼間でも暗くできるか確認が必要に。
ケーキは生地を流し込む型やオーブンの大きさなどの問題に加え、パティシエなど人的問題も。絶対譲れないならケーキのイメージまで考えて見学時に伝えたい。
[広さの問題]
人数の多い余興やグランドピアノを入れたい人は、宴会場でスタッフにゲスト数を伝え、最大卓数になった場合、どこにそのスペースが取れるか教えてもらおう。そして人が座ったときのことを想定し、十分な広さがある部屋を予約したい。
[時間的な問題]
ゲストとの触れ合いに時間をかけたい人は披露宴の所要時間、延長可能な時間を聞いて。時間帯や日取りを変えれば延長できることもある。
親族と友人に分けた二部制にし、1回のゲスト数を減らす方法も。
[結婚式アイテム]で持ち込めなかったもの
どの会場も外部ショップ(会場と提携していないショップ)で選んた物や手作りした物が自由に持ち込めるわけではない。それを会場決定後に知って、がっかりしたカップルも多い。
[ドレス]
試着を始めたとき、提携ショップの衣裳しか着れないことを知り、大ショック。「どうしても着たいブランドのドレスがある」と交渉してもダメ。そうと知っていたら、別の会場にしていたはず。(みずさん)
[自作の生花ブーケ]
フラワーアレンジメントを習っていたので、自分で作ったブーケを使いたかったのですが、「生花は途中で元気がなくなることもあり、管理が難しいから」という理由で断られ、会場提携のお花屋さんにオーダー。(はなさん)
[フォトグラファー]
インスタグラムやブログを見て、すごく好みのフォトグラファーを見つけたのに、外部の人に頼むことはできず、会場で手配。(はなおりさん)
[引出物]
費用を抑えるため、引出物を外部ショップに頼みたかったのですが、NGと分かって会場にお願い。可能だったら、1人1000円は節約できたのに……。(埀野陽子さん)
[顔なじみの美容師さん]
いつも通っているヘアサロンの美容師さんに式当日のヘアメイクをお願いしたかったのですが、持ち込み禁止で断念(泣)。(ちゃぷさん)
会場選びではここをチェックして!
「衣裳がほつれても、外部ショップの物だと手を加えられない」、「外部ショップで選んだ物や手作りした物が万が一壊れても保証ができない」などの理由で、持ち込みに関する規定も会場によって異なる。
持ち込めないと、会場や提携ショップで選ぶしか手段がなくなり、理想通りにならなくなることも。だから、見学時に持ち込みたい物を伝えて、可能かどうかと持ち込み料の確認を。あれば持ち込みに関する資料ももらっておこう。
衣裳などは提携ショップに足を運んで品揃えまでチェックしたい。
上記以外で持ち込みを断る会場が多いのは衛生上の問題があるペット、生ケーキなどの食品。安全上の問題で手作りのキャンドルがダメだった先輩花嫁も。
ヘアメイクはホテルだったら「ふたりが宿泊する部屋などで行えばOK」だったり、司会者や撮影スタッフは「ゲストとして招待した人ならOK」なこともあるなど、会場や条件次第で認めてもらえることもある。
From 編集部
見学前にやりたいことを一通り挙げて優先順位をつけよう
会場決定後にやりたいことができないと知ると大ショック。一方、希望することリストを作って、全部が可能だった会場を選んだ方はとても満足しています。
これから会場を探す皆さん、早速やりたいことやこだわることを考えて、見学時に確認を。そして心残りのない結婚式に!
取材・文/渡邊博美 イラスト/沼田光太郎
※掲載されている情報は2017年7月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2017年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー95人が回答したアンケート内容によるものです
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