【会場見学】最低限チェックすること・後回しでもいいこと
全国の忙しい花嫁の皆さん、これからいよいよ会場見学ですね。彼と一緒に式のことを考えながら見て回るのは楽しいけれど、できれば限られた時間内でなるべく多くの会場を回りたいという人も結構いるのでは? 今回はそんな皆さんのために、「チェックポイントを絞り込むコツ」を伝授します。会場が決まってから考えても大丈夫なことはこの際後回し! サクサクっと効率よく見学しましょ。
【挙式会場】はここに的を絞ってチェック!
<マストでチェックすること>
□チャペルや神殿の雰囲気がイメージに合うかどうか
□チャペルや神殿の広さ・収容人数
□バージンロードや天井高、自然光の入り具合
□窓からの眺め
<後回しにしても何とかなること>
◆挙式演出の確認
◆チャペルや神殿の装花・装飾
◆挙式の流れや手順
◆挙式BGM
最低限チェックしておきたいのは、写真だけでは分からない挙式会場の雰囲気。広さに関しては、ホームページを見れば収容人数が書いてあるけれど、座席の間隔や天井高など、実際にこの目で見てみないと実感として分からない部分もあるので、そのあたりをマストで確認することをオススメ。
一方、挙式演出や装飾、音楽などについては、会場が決まった後で考えても十分間に合う案件。模擬挙式をやっていれば雰囲気をつかむために見ておくのもいいけれど、式の手順は後からビデオでも確認できるし直前にリハーサルもあるので、見学時に無理して覚える必要はなし!
花嫁たちのアドバイス・後悔談
挙式会場は雰囲気だけでなく、何名まで収容できるのかを確認してください。私の場合はゲスト数が収容可能人数を超えていたので、泣く泣く披露宴からの参加にしてもらった人がいます。(asumiさん)
【披露宴会場】はここに的を絞ってチェック!
<マストでチェックすること>
□披露宴会場の雰囲気がイメージに合うかどうか
□披露宴会場の広さ・収容人数
□披露宴での「不可能な演出」の確認
□窓からの眺め
<後回しにしても何とかなること>
◆会場装飾・装花の確認
◆テーブルコーディネートの確認
◆挙式会場から披露宴会場までの動線
◆ゲスト席から高砂席の見え方
◆スクリーンの位置やサイズ
挙式会場と同様に、披露宴会場の雰囲気や広さは実際に見ないとつかめないことがあるので、自分たちの感覚を大切に。演出については後からじっくり決めても大丈夫だけど、例えば「生演奏を披露したい」というように具体的な希望がある場合は、「大きな音を出しても大丈夫かどうか?」など、制約やNG演出だけでも確認しておくと安心。
会場装飾やテーブルコーディネートはイメージだけ確認し、時間があるときに、同じ会場で式を挙げた卒花さんのSNSなどで情報収集することも十分可能。ゲスト席から高砂席の見え方はテーブルレイアウトを工夫すれば何とかなるし、スクリーンの位置やサイズはどの会場も似たような感じなので、あえてチェックする必要はなさそう。
花嫁たちのアドバイス・後悔談
会場装花や装飾、テーブルコーディネートは後からいくらでも自分好みにアレンジできるので、見学の際にはサッと見ておくだけでも大丈夫だと思います。(岡田伶実さん)
披露宴演出の確認については、特にこだわりがなければ省いても大丈夫です。王道の演出なら、ほとんどの会場で可能なので。(chika.tさん)
【施設・設備】はここに的を絞ってチェック!
<マストでチェックすること>
□親族控室・ウエイティングルーム
□トイレや更衣室など大勢のゲストが使う設備
□バリアフリーなど配慮が必要な人が使う設備
<後回しでも何とかなること>
◆ブライズルーム
◆ガーデンなど使用可能な施設
◆子ども連れのゲストが使う設備
◆駐車場の広さと駐車可能台数
見学時にチェックしておきたい施設や設備は、不特定多数のゲストが使う場所。具体的には控室やトイレ、更衣室など。エレベーターやバリアフリー設備なども「ないと確実に困る人」がいるので、必ず確認しておきたい。
一方、「これで会場を決めるわけではないので」という理由で、ブライズルームやガーデンにこだわらないという花嫁は意外と多いよう。ただしガーデンを使った挙式や演出を具体的にイメージしている場合は見ておくと安心。
授乳スペースやキッズコーナーといった子ども連れのための設備も、「後から工夫次第で何とかなるので大丈夫」という声が目立った。ちなみに駐車場は判断が分かれるところ。車で来る人が結構いそうな場合はチェックしておいた方がいいけれど、そうでなければいったん後回しにしてもよさそう。
花嫁たちのアドバイス・後悔談
ブライズルームは後回しでも大丈夫。見学してもしなくても、そこの良しあしは会場決定の大きな決め手にはならないと思います。(めぐみさん)
見なくて後悔したのは親族控室。親族の待機場所があるにはありましたが、個室ではありませんでした。小さい子どももいたため、きちんと確認すればよかったです。(たかこさん)
【料理・衣裳】はここに的を絞ってチェック!
<マストでチェックすること>
【料理・飲物・ケーキ】
□料理の味とボリューム(試食付きフェアの場合)
□料理をサーブするスタッフの印象(試食付きフェアの場合)
【衣裳】
□ドレスの点数やラインアップ、取り扱いブランド
□会場と提携しているサロンについて
□ドレスの持ち込みの可否や持ち込み料
<後回しでも何とかなること>
【料理・飲物・ケーキ】
◆ドリンクの種類・コース
◆ケーキの種類、オリジナルオーダーの可否
【衣裳】
◆ドレスの料金
◆衣裳小物のラインアップ
試食付きのフェアに参加する場合は、とりあえず味とボリュームを確かめておけば、コースを決めるのは会場決定後でも大丈夫。ドリンクはどの会場もそこまで差があるものではないし、ケーキも会場の決め手になることは少ないので後回しにしてOK。
衣裳に関して、多くの花嫁が「最初に聞いておけばよかった」と後悔しているのが持ち込みの可否や料金。特にドレスにこだわりたい人は、着たいものが着られずに後悔する恐れがあるので気を付けて。ドレスの料金は実際に探す段階になって確認すれば十分なので、見学時はサラッとで大丈夫。小物も基本的にはドレスに合わせて用意するものなので、ひとまず後回し!
花嫁たちのアドバイス・後悔談
試食は契約後でもできるので安心して。料理にこだわりがない人は思いきって「試食なしのフェア」に参加すれば、見学時間が短縮できることも。(齋藤真帆さん)
着たいブランドの取り扱いはあったものの、これだ!というウエディングドレスがなかなか見つからずに焦りました。衣裳の持ち込み可能な会場にすればよかったかなと後悔……。(mimiさん)
From 編集部
「メリハリ」がスムーズな会場見学の鍵!
最低限見ておくべきところと後回しでもいいところ、イメージできましたか? スルーできるポイントがある一方で、自分たちが必要だと感じた部分はしっかり時間をかけてチェックすることが、結果的に迷いを少なくしてくれることもあるんです。短時間でなるべく多くの会場を回るためにも、メリハリを付けた見学を心掛けましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/別府麻衣
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです。
※記事内のコメントは2020年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー107人が回答したアンケートによるものです。
※会場によって映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。
※会場によって音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
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