諦めないで! 「花嫁和装×花婿タキシード」ってアリなんです!
お色直しに和装をと思っているけれど、「彼が和装(やお色直し)を望んでいなくて……」などと悩んでいるなら、和装とタキシードのペアコーデを選択肢に入れていませんか? 先輩カップルたちの実例を参考に、おしゃれなペアコーデにぜひチャレンジを!
Couple1
きっかけは<会場雰囲気と着物のデザイン>【先輩花嫁・沙也香さんの場合】
「お色直しは祖母が反物を選び、母が仕立ててくれたこだわりの引き振り袖を着ると決めていました。着物自体がモダンな作りで、会場も和モダンなホテルウエディングだったため、新郎がタキシードの方が雰囲気に合うのではないかと思い、この組み合わせに決めました」(沙也香さん)
どうやって実現させたの?
<小物を和洋ミックス>させてバランスよく
「タキシードに合わせて、新婦はあえて洋髪にし、ビジューのヘアオーナメントを着用。大きめサイズにしたことで、コーディネートのアクセントに。また披露宴1週間前にヘア全体をトーンアップさせたことで、軽さが出てバランスよくまとまりました」(沙也香さん)
<差し色を揃えて>一体感を
「引き振り袖がきれいなグリーンだったので、タキシードは黒をチョイス。ふたり並んだときにちぐはぐにならないようバランスを取りました。新郎の小物は、着物の裏地の朱赤と同系の色を使い、差し色をリンクさせることで一体感を出せたかと思います」(沙也香さん)
<お互いのスタイルを引き立て合えるコーディネートに>
和装×タキシードの組み合わせを選んだことで、お互いのスタイルを引き立て合うことができたと思いますし、来ていただいたゲストからも「会場の雰囲気にも合っていてすてき」「ふたりともすごく似合っている!」とうれしいお言葉をいただけました。この着物は訪問着に仕立て直す予定なので、今後もまた着続けられることも楽しみです(沙也香さん)
Couple2
きっかけは<好みのレトロな雰囲気の表現>【先輩花嫁・有希さんの場合】
「大正ロマン風のレトロな雰囲気が好きで、この組み合わせを選びました。また彼があまり目立ちたくなく、お色直しをするのを面倒に感じていたり、和装も洋装も似合う洋風のレストランが会場だったというのもこの組み合わせを選びました」(有希さん)
どうやって実現させたの?
<ヘアアクセとブートニアをお揃いの生花に>して統一感を
「新婦の髪は華やかに生花で飾り、洋風なイメージに。新郎のブートニアとお揃いにし、ふたりの統一感を演出しました」(有希さん)
カジュアルな会場の色みに合わせて<タキシードはカジュアルに>
「彼のタキシードは黒だと大正ロマン的になりすぎて、会場の雰囲気に合わないかも?と思い、つやのない黒×白の細かいチェック柄にしてカジュアルさを出しました。靴も黒ではなく、こげ茶にして足元にも柔らかさをプラス」(有希さん)
<会場にもしっくりはまるナチュラルなコーディネートに>
会場のグリーンやお庭の花にもマッチした、ナチュラルなコーディネートに仕上がり大満足です(有希さん)
プロの着付け師・金田恵理子さんに聞きました
<和装(引き振り袖)×タキシードがマッチする理由って?>
引き振り袖は、打ち掛けに比べ少しカジュアルダウンした衣裳。なので、洋装とも合わせやすく、カラードレスのように着こなすことができます。男性のタキシードも正礼装の燕尾服を同じくカジュアルダウンした、準礼装。だからこそ、意味合い的にも引き振り袖×タキシードのペアは釣り合いが取れるコーディネートになるんですね。
From 編集部
好きな衣裳を組み合わせて、満足のいくお色直しに!
すてきになるだけでなく、「彼が和装は苦手……」なんて和装のお色直しならではの悩みもこれで解決?! 今までのイメージにとらわれず、好みの衣裳の自由な組み合わせをぜひ楽しんで♪
金田恵理子 ヘアメイク・着付け
資生堂(資生堂ビューティークリエーション研究所)にて、TVCF・雑誌・ファッションショーなどのヘアメイクを担当するかたわら、和装の着付け技術を習得。その後フリーランスとなり、各種メディアでブライダルのヘアメイクや着付けを手掛けている。
取材・文/滝 紀子 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2017年4月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー10人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2017年5月時点のものです
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