ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚準備
  4. 結婚準備全般
  5. 【連載】立原綾乃のOne&Onlyウエディングvol.8「ファミリーメモリー」
コラム・連載
Share on>

【連載】立原綾乃のOne&Onlyウエディングvol.8「ファミリーメモリー」

結婚式には大切にしたいことがいろいろあります。「テーマを決めること」もその一つ。テーマといっても色や形といった目に見えるものだけでなく、「想いの込め方」が鍵なのです。今回は立原綾乃さんが手掛けたウエディングの中から、新たなファミリーのスタートに「家族の思い出の場所・ハワイ」を選んだ、素敵なウエディングのつくり方をご紹介します。

大事な思い出が、これからは「新しい家族の思い出」に

ホテルでのファーストミート

子どものころから、よくファミリーでハワイを訪れていた新郎のHirohikoさん。また、お兄さんが数年前にハワイで式を挙げたこともあり、思い出がたっぷり詰まった大切な場所なのです。「僕が懐かしく思うだけでなく、これからはAyaの家族も一緒に、みんなにとっての特別な場所になってほしいから」と、ハワイウエディングに込めた想いを語ってくれました。

お支度後、宿泊先のホテルで感動のファーストミート

今回のカップル「Hirohikoさん&Ayaさん」

仕事を通じて出会ったふたり。Hirohikoさんのお兄さんが綾乃さんのプロデュースでハワイウエディングを挙げたこともあり、「自分の式もぜひ綾乃さんに!」と決めていたそう。

【会場】ザ・ベイヤーエステート(ハワイ/オアフ島)
※問い合わせは「TRUEwedding」まで(下記プロフィール欄参照)

素敵な景色の中でのロケーション撮影

ロケフォト1
ロケフォト2

セレモニーが始まる前に、ふたりが宿泊している「ハレクラニ」でロケーション撮影を行いました。実はこのホテルもHirohikoさんファミリーが「ハワイに来たらいつもここ」と決めている思い出の場所なんだそう。感動のファーストミートもこちらのホテルで。
ほかにもワイマナロビーチや挙式会場の邸宅「ザ・ベイヤーエステート」の敷地内でも、素敵な景色をバックに、幸せなそうなふたりを写真に収めました。

【1枚目】緑の木々や美しい花に囲まれた「ザ・ベイヤーエステート」のガーデンで
【2枚目】撮影のため、ワイマナロビーチにも足を延ばした

ワンポイントadvice「ヘアメイクも撮影場所に合わせて」

挙式時にはアップにティアラ、そこから花冠&ダウンヘアにチェンジする人が多いのですが、ふたりのようにセレモニーの前に撮影を行う場合は、それに似合うヘアメイクから始めましょう。スタイルによっては多少時間がかかることもありますが、素敵な写真を残したいなら妥協せず、シチュエーションに合わせることが大切です。

これから先もずっと記憶に残る「誓いの言葉」

挙式リハーサルに臨むふたり
誓いの言葉に涙ぐむ花嫁
フラワーシャワーの中、退場するふたり

私たちがお手伝いさせて頂く挙式では、キリスト教式でも必ず「ふたりの誓いの言葉」を取り入れています。このおふたりの場合も、誓いのシーンはとても感動的なものでした。
「両親から引き継いだこの愛情を、これから僕らふたりでより大きく育て、笑顔と感謝の気持ちを忘れない家庭を築きたいと思います。どうぞよろしくね」という彼の言葉は、Ayaさんだけでなく、Hirohikoさんを育てた親御さんやお兄さんの胸を打ったことと思います。一方、Ayaさんからの誓いの言葉は「あなたが心穏やかにいつも笑って過ごせるよう、一番近くで支えていきます」という内容でした。思いやりにあふれていて素敵ですよね。

【1枚目】ガーデンでの挙式は、ゲストが見守る中、キリスト教式で行った
【2枚目】誓いの言葉に感極まって涙がこぼれるAyaさん
【3枚目】みんなの温かい祝福を受け、幸せそうに見つめ合うふたり

思い出や大事にしたいものをアイテムに込めて

ギフトを兼ねたフォトフレーム
ブーケ

パーティの卓上には、ゲストの思い出の写真を収めたアンティーク調のフォトフレームを置きました。席札の代わりでもあり、そのままギフトとして持ち帰ってもらうためのものです。自宅に飾ってもらえば素敵なハワイ挙式の思い出になりますよね。
そしてAyaさんのブーケにも幼いころの記憶を詰め込みました。Ayaさんの思い出の花はアンジェリカ(チューリップ)。「まるでお嬢ちゃんのようなお花ね」とお花屋さんから言われて、とても嬉しかったというお話を聞いていたので。ただハワイでは手に入らないため、似た色合いの優しい雰囲気の花でアレンジしました。

【1枚目】席札代わりのフォトフレーム。ゲストの写真を収めて卓上へ
【2枚目】ウエディングのテーマカラーに合わせた、優しいピンクのブーケ

ワンポイントadvice「ゲストの写真は誰かと一緒に写っているものを」

フォトフレームに入れてプレゼントするゲストの写真は、できれば新郎や新婦、ゲスト自身の家族など「誰かと一緒に写ったもの」がいいと思います。自宅に飾ってもらうことを考えると、自分一人だけが写っている写真よりもツーショットの方が自然ですよね。小さなことかもしれませんが、こういうさり気ない気配りって嬉しいものです。

大好きなピンクをドレスコードやテーブルクロスに

ピンクのドレスコードでそろえたゲスト
テーブルコーディネート
夕暮れ時のパーティシーン

ファミリーとごく仲のよい友人とのパーティなので、特別な演出などは用意せず、食事と歓談をたっぷり楽しんでもらうことにしました。こだわって取り入れたのはAyaさんが好きな柔らかい色合いのピンク。テーブルクロスのほかに、ゲストのドレスコードにも。全員がピンクを身に着けることで会話のきっかけにもなるし、初対面の人同士も一体感を持てるんです。写真映えもして素敵ですよ。

【写真上段】ドレスコードはピンク。男性ゲストのピンクのネクタイはふたりからのプレゼント
【写真中段】テーブルコーディネートは甘過ぎないモーブピンクで。花嫁の優しい雰囲気に合わせて柔らかい布素材を用いた
【写真下段】夕暮れ時、温かくライトアップされたパーティ会場

ワンポイントadvice「スタッフもドレスコードを合わせて」

可能なら、スタッフの方々にもドレスコード(ワンポイントでもOK)を取り入れてもらえるかどうか、相談してみてはいかがでしょう。常にゲストのそばにいる方たちですし、同じ色や雰囲気の「服やアイテム」を身に着けてもらうことで、会場全体が一体感に包まれると思います。

From 編集部

From綾乃「まずは思い出を掘り起こす作業からスタート」

いかがでしたか? 「家族にまつわる思い出」は誰もが持っている取り入れやすいテーマです。そのためには、まず思い出を掘り起こすところからスタートしましょう。子どものころのアルバムを眺めたり、家族が集まったときに思い出話をしてみたり。もしかすると古い引き出しの中から、忘れかけていた大事な思い出のかけらが見つかることも。さまざまな想いを自分たちなりの形にしてくださいね。

立原綾乃さんの顔写真
Profile

立原綾乃 TRUEwedding代表/ディレクター

「結婚式という時間そのものをデザインする」という新しい発想で、日本のウエディングデザイナー第一人者として活動。特定の会場を持たず軽井沢・ハワイに特化した1日1組のオーダーメイドウエディングプロデュース「TRUEwedding」を手掛ける。
相手の想いを形にする抜群のセンスと彼女にしかつくれない温かな時間は、ウエディングにとどまらず、ライフスタイルにおいても多くの女性から人気を集めている。

TRUEwedding TEL03-6450-6363(11:00~19:00)
http://truewedding.jp/

企画・監修・写真提供/立原綾乃 構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2017年3月時点のものです

  • 結婚準備全体
  • スタイル提案
  • 温かい
  • ナチュラル
  • 自由
  • ふたりらしい
  • アットホーム感
  • 海外ウエディング
Share on>

pagetop