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【連載】立原綾乃のOne&Onlyウエディングvol.6「アットホーム×ナチュラル」

結婚式には大切にしたいことがいろいろあります。「テーマを決めること」もその一つ。テーマといっても色や形といった目に見えるものだけでなく、「想いの込め方」が鍵なのです。
今回は立原綾乃さんが手掛けたウエディングの中から、「アットホーム×ナチュラル」をテーマにハワイ挙式を行った、素敵な自然体カップルのウエディングのつくり方をご紹介します。

大事な家族とだから、結婚式も意味のあるものに

草原に置かれた椅子に座る新郎新婦

元々ふたりとも結婚式を行う予定はなく、ハネムーンを兼ねて素敵な場所で写真撮影をしたいという漠然とした想いを抱いていらっしゃいました。その想いを翻すきっかけになったのはご家族の存在です。「両親への親孝行になればいいな」「家族だけなら自然体で臨めるし、みんなも楽しめるのでは?」と、結婚式を決意されたのです。
希望の場所は、ハワイ・オアフ島のノース・ショアにある「サンセットランチ」。おふたりが写真を見て一目惚れし、私たちのアトリエを訪れるきっかけになった牧場です。「豊かな緑と澄んだ空気に包まれたこの場所なら、きっと素敵なウエディングが叶うはず」と、そこから私たちとの二人三脚の準備が始まりました。

今回のカップル「Wataruさん&Aiさん」

共通の友人を通じて知り合ったふたり。お互いに「一緒にいて自然体でいられる」間柄で、結婚を決めたのもごく自然な流れだった。

【会場】ハワイ・オアフ島 Sunset Ranch(サンセットランチ)
http://sunsetranchhawaii.jp/

全員がリラックスして臨めるように、パーティからスタート

草原でピクニックランチ
ウクレレ奏者

おふたりが大事にされていたのは、アットホーム感とナチュラル感。この「ナチュラル」には、ハワイの大自然を感じられることのほかに、ご自身が自然体で過ごしたいという想いも込められていました。そしてアットホームな一日を楽しむためには何といってもリラックスして臨むことがとても大事。そこを一番に考えて、まずは挙式ではなくパーティからのスタートを提案し、ほとんど交流がなかった両家が互いに寄り添い、仲良くなってもらうことを目指しました。

【1枚目】丘の上の木陰で和気あいあいとピクニックランチを楽しんだ
【2枚目】ウクレレの音色がハワイらしくて心地いい。牧師先生も演奏に合わせて祝福の歌を届けた

ワンポイントadvice「既存のプログラムにこだわり過ぎないで」

多くの結婚式では、「挙式後にパーティ」というスタイルを取り入れています。それ自体はもちろん問題ありませんが、このように少人数のときは、どうしても挙式の際に緊張してしまいがち。アットホームな挙式を目指すなら、みんなの心が打ち解けていることが大切です。状況が許すなら、ふたりのように思い切って挙式とパーティの順序を入れ替えるという方法もありますよ。

※会場によっては対応できないこともあるので、見学時に確認しておきましょう。

ピクニックを楽しむようなガーデンパーティ

パーティの乾杯シーン
メニュー表が置かれた卓上
ゲストへのプレゼントのコサージュ

広大な草原が広がるサンセットランチは、まさにふたりがナチュラルになれる場所。ハワイの大自然やファーム・トゥ・テーブル(地産地消)の料理を五感で味わいながら、両家の親睦を図ってもらいました。会食の途中、現地のスタッフに案内され、サンセットランチのオーガニック畑で作られたハーブや野菜を、みんなで見学するほほ笑ましい時間も。パーティが終わる頃には両家のご家族もすっかり打ち解けて、和やかなムードに包まれていました。

【1枚目】お互いに距離が近いので、みんなすぐ仲良くなって楽しくおしゃべり
【2枚目】周囲の景色に溶け込むよう、装飾は白×緑、レースで
【3枚目】ナチュラル素材の麻でくるんだ花は、ふたりがゲストのために手作り

ワンポイントadvice「スタッフとの触れ合いも忘れられない思い出に」

おふたりのパーティでは、オーガニック畑の見学のほかに、ハワイアンスピリットに精通するスタッフが、ハワイの火山の神「ペレ」の神話も聞かせてくださいました。このように一緒に結婚式をつくる人たちと気軽に交流できたのも、リラックス&自然体のたまものかもしれませんね。実は心地よい時間って、こうやって周囲のスタッフも交えてつくられていくものなんです。皆さんも余裕があればぜひ笑顔でお声掛けを。

パーティの後はいよいよ挙式

フラワーシャワー
母のエスコートで入場

パーティも無事に終わり、くつろいだ気分の中で挙式がスタートしました。ウクレレsingerがふたりのリクエストに応じて『ラブミー・テンダー』を奏でてくれます。牧師先生もそれに合わせて大熱唱! きっとみんなのリラックスムードを受けて、楽しい気持ちになられたのでしょう。それを見ていた全員の顔にほほ笑みが生まれる、そんな素敵なシーンでした。

【1枚目】パーティを楽しんだ後の挙式だったので、みんなも自然な笑顔!
【2枚目】入場のエスコートをしてくれたのは新婦のお母さん

ワンポイントadvice「家族一人一人が主役になれる場面をつくって」

新婦との入場やベールダウン、全員が参加できるフラワーシャワーなど、少人数の場合は一人一人がその瞬間主役になれる何かを用意しておくと、参加した皆さんにとっても素晴らしい思い出になりますよ。ちなみにおふたりの場合は乾杯のあいさつや結婚証明書へのサインなども取り入れました。

From 編集部

From綾乃「何をどうしたいか、ふたりが意志を持つことの大切さ」

「アットホーム×ナチュラル」なウエディングのつくり方、いかがでしたか? ふたりが自然体で過ごしたいなら、ありきたりの進行に合わせるのではなく、ふたりが「こうしたい」と意志を持って臨むこと。多少プログラムから外れても、お互いが素敵な時間を楽しもうとする気持ちが大事なんです。そこに居心地のよい空間が生まれ、ひいてはふたりだけでなく、ゲストも自然体で過ごせるのだと思います。

立原綾乃さん顔写真
Profile

立原綾乃 TRUEwedding代表/ディレクター

「結婚式という時間そのものをデザインする」という新しい発想で、日本のウエディングデザイナー第一人者として活動。特定の会場を持たず軽井沢・ハワイに特化した1日1組のオーダーメイドウエディングプロデュース「TRUEwedding」を手掛ける。
相手の想いを形にする抜群のセンスと彼女にしかつくれない温かな時間は、ウエディングにとどまらず、ライフスタイルにおいても多くの女性から人気を集めている。

TRUEwedding TEL03-6450-6363(11:00~19:00)
http://truewedding.jp/

企画・監修・写真提供/立原綾乃 構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2017年2月時点のものです

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