盲点?! 料理にこだわるカップルがブラフェアで聞くべき【◯◯ゲスト】レスQ
結婚式でゲストが楽しみにしていることの一つといえば、おいしい料理。でも中には「ちょっと困ったな」と思いながら沈黙しているゲストもいる様子。そこで今回は、試食会を行うブライダルフェアで確認して良かった質問項目を先輩花嫁たちがご紹介。加えて京王プラザホテルのチーフウエディングコーディネーター篠原千絵子さんからアドバイスも頂きました。ケアが必要なゲストを救う「レスQ」、ここでしっかり確認しましょう!
【from高齢者ゲスト】
このままじゃ、食べづらいんだよな……
多くの年配ゲストが料理で気にしていることとして「食べやすさ」が挙げられます。
メインのお肉や魚が大き過ぎる、かたい、などに加えて、カトラリーの使い方に困って「食べづらい」と思わせてしまっているかもしれません。
高齢ゲストを救った先輩レスQ
【ステーキをカットしてもらえますか?】
式に参加する親戚は年配の方が多かったので、ステーキを食べやすく切り分けて提供するサービスが可能かどうかを確認しました。(みのりさん)
【箸で食べやすいメニューにできますか?】
親族に年配の方が多かったため、席に箸を置いてもらうようにお願いしました。また、お箸でも食べやすいメニューになるように変更してもらいました。(槙子さん)
Fromウエディングプランナー
フランス料理が食べにくい高齢ゲストがいる場合、会場によっては松花堂弁当での対応が可能なことがあるので確認するのがおすすめです。また他のゲストと同じ料理の内容で、低カロリーメニューを提供することができる場合もあるので、例えば糖尿病を患っているゲストがいる際には確認するとよいでしょう。
【fromお酒が飲めないゲスト】
飲みたいドリンクが少ないなぁ……
お酒を飲めないゲストが注目しているポイントといえばソフトドリンクやノンアルコールメニューの豊富さ。頼める飲物がお茶やジュースだけとなると、少しだけ残念な思いをさせてしまうことも……。そんなゲストを救う「レスQ」がこちら!
非酒ゲストを救った先輩レスQ
【乾杯時にソフトドリンクをついでもらえますか?】
お酒が飲めない方のために、乾杯時にソフトドリンクをついでもらえるかを確認しました。また食事中に提供できるノンアルコールメニューの内容を質問するのはもちろん、食後にハーブティーも選べるようにリクエストをしました。(dannyさん)
【ノンアルコールビールの追加はできますか?】
ノンアルコールビールを飲むゲストのために、ドリンクメニューに追加してもらえるか確認した。対象となるゲストは把握できていたので、ノンアルコールビールの注文ができることをあらかじめご案内もしておきました。(千裕さん)
【ドリンクメニューの追加はできますか?】
女性ゲストでも楽しめるようにカクテルの種類を豊富にしたいと思い、ドリンクメニューを追加・変更できるかどうか確認した。(なおひんさん)
Fromウエディングプランナー
ソフトドリンクの内容は事前に確認しておくと安心です。またオプションでノンアルコールカクテルなどの用意ができる会場もあるので、お酒を飲まないゲストが多い場合には検討を。さらに料理でお酒を使用せずに準備できるという会場もあるので、事前にリクエストしてみるとよいでしょう。
【fromキッズゲスト】
子どもだって特別な料理を味わいたい!
大人と同じものを食べることができる年齢の子どもの場合、自分と大人のメニューにあまりにも差があると「なんでだろう?」と疑問を抱かせてしまうかもしれません。子どもたちの胃袋を喜ばせるメニューやサービスがどれくらいあるか、ここでもしっかり質問を飛ばしましょう。
キッズゲストを救った先輩レスQ
【子ども用にデザートを増やせますか?】
未就学児の子どもが何人か出席する予定があったので、デザートを多めに出してもらえるか確認しました。(れおんさん)
【ワンプレート料理をサーブ式にできますか?】
子ども用料理の写真を見ると、幕の内弁当のように一度で全て運ばれてくるような内容でした。それだと子どもたちが飽きてしまうと思い、1品ずつ運んでもらえないか聞いてみました。(伊藤純子さん)
【持ち込んだ離乳食を温めてもらえますか?】
赤ちゃん連れゲストのために、離乳食の持ち込み可否について質問しました。また持ち込んだ離乳食を会場で温めてもらえるかどうかも確認。キッズメニューは年齢に応じたメニューが準備されていたのですが、何歳がどのメニューでどんな内容かも細かく確認しました。(みのりさん)
Fromウエディングプランナー
お子さまの料理内容にリクエストがあったりアレルギー対応が必要な場合には、事前にお子さまの母親へ確認いただくのがより親切な対応になります。また小さなお子さま連れのゲストがいる場合には、会場内に授乳室や託児所があるかを確認し、お子さまの母親へ事前に伝えてあげるのもおすすめです。お子さま椅子の利用も事前に確認しておくことで、あらかじめセットができてスムーズです。
【from妊婦ゲスト】
妊娠中の食事って特別なんだよね……
妊娠している女性を招待する場合、そのゲストへ出す料理の内容にも気を付けておきたいもの。妊娠前は食べられていたものでも、妊娠期間中はNGとなる食材も多く発生します。「食べたいけど食べられない」という残念な思いをさせないためにも、事前リサーチを行っておきましょう!
妊婦ゲストを救う先輩レスQ
【カフェイン抜きの対応はできますか?】
妊婦の友人が出席する予定があったので、カフェイン抜きのメニューを準備してもらえるかを確認しました。(まなてぃさん)
【生ものNGに対応できますか?】
ゲストの中には妊婦さんや授乳中の友人が多かったので、生ものNGなどのリクエストを聞いてもらえるかを確認しました。(おにぎりマンさん)
Fromウエディングプランナー
アルコール提供のサービスを行わないために、どの席に座っているゲストが妊娠中であるかを、事前に会場に伝えておきましょう。また、アルコール不使用のメニューの用意が可能かどうかも確認を。
妊婦さんの場合、座り続けることが体に負担になったり、空調が気になるということも多いと思うので、会場側でブランケットやクッションの用意ができないかも事前にリクエストしておきましょう。
From 編集部
ゲスト層に合わせた細やかな気遣いで「おいしい」の笑顔を増やそう!
結婚式会場を決定する前のリサーチ段階だからこそ、料理に対する要望にどこまで対応してもらえるのかをしっかり確認しておきましょう。事前に擦り合わせておくことで、会場決定後の打ち合わせもスムーズに進んでいきます。
結婚式での食事は、ゲストにとって大きなお楽しみの一つ。「あなたのために」が伝わるパーソナルな気遣いでゲスト一人一人に笑顔の光を灯し、心とおなか両方を満タンにしてもらってくださいね。
篠原千絵子
京王プラザホテル
チーフウエディングコーディネーター
ウエディングプランナーとして、自身の結婚や出産を通した親身できめ細やかな相談姿勢に定評があり、 またコミュニケーションを大切にする人柄と的確なアドバイズ・判断に、新郎新婦だけではなく親までもがファンになるそう。
取材・文/島袋芙貴乃 イラスト/石川恭子 構成/真坂千稔(編集部)
※掲載されている情報は2017年1月時点のものです
※記事内のコメントは2016年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバーが回答したアンケートによるものです
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