1年後にベビーが欲しい花嫁さん、“ゆる~っとプレ妊活”始めませんか?
結婚式後、早めにベビーが欲しいと思っている花嫁さんへ。
式を前に普段よりも忙しい日常を送り、不調を感じる人が多いみたいだけど、あなたは大丈夫?
長期の不調が式後の妊活に影響を及ぼさないよう、結婚準備中からできる「ゆる~っとプレ妊活」を始めてみませんか?
先輩花嫁さんたちも行った実例+プロのアドバイス付きだから安心。また、特に早めにベビーが欲しい方はラストの「3つの検診これだけは!」もぜひ参考に。
ナビゲーター
Profile_やっとこハム子さん(属性/ハムスター)
少しだけ遅めの結婚をすることになったおしゃれハムスター。頑張り過ぎる性格で、ちょっぴり疲れがたまってるかも?
教えてくれるのは……
Profile_助産師 織田さとみ先生
不妊カウンセラー、またプリマリタル(婚前)カウンセラーとして活躍中。
感じてな~い? 実は結婚準備花嫁さんの72%が「体調不良」?!
<結婚準備中花嫁はどんな体調不良を抱えている?>
「招待状やプロフィールビデオ作り、仕事の合間の準備で睡眠不足」「ダイエットのし過ぎ? 生理不順に」「彼が結婚式準備を手伝ってくれなくてイライラ」など結婚準備中の多くの花嫁は、ストレスや疲れがたまって体の調子を狂わせているみたい!
▼先生アドバイス
「実は、どれも不妊のリスクファクターになる可能性が!
放置できるものではありませんので、まずはリラックスを心掛けて、体調を整えるのがおすすめです。忙しい結婚準備期間中かと思いますので、できることから始めましょう」
ここまできたら注意! 花嫁不調の原因と対策メモ
1/お通じや食べる量が変化してきたら要注意! 強いストレスを感じている場合
ストレスがかかると身体がサバイバルモードになってしまいます。これが続くと性周期に必要なホルモンの分泌が手薄になり、結果不妊に繋がることも。
[対策]長くためず、早めの対処が理想です。式後に積極的にリラックスできる環境を。
2/1日6時間以下の睡眠時間が1週間以上続く場合
細胞修復に関わるホルモンは睡眠中に分泌されます。睡眠不足だと、日中の活動で傷ついた卵子も含めた細胞の修復がおろそかに。
[対策]7時間の睡眠を確保するのが理想的。本格的な妊活に入る前にはたっぷりと!
3/2カ月間生理がない。または月経不順の場合
何らかのホルモン分泌機能がエラーを起こしている可能性があります。
[対策]元々生理不順がある人も、目安3カ月間なければ受診がおすすめです。
はーい! リラックスするタイミングも作って、プレ妊活を「ゆるっ~と」してみますー。
でも、どんなことすればいいのかしら?
先輩花嫁さんたちは……?
【ライフスタイル編】先輩花嫁が行った「ゆる~っとプレ妊活」はこの2つ!
1.血行促進! 体をゆるっと温める
ゆる~っと妊活・実践Voice
「結婚式が終わったらいつでも子どもが欲しいと思っていたので、夏でも家では靴下をはく、湯船に毎日浸かるという、温活をして冷え性の改善を意識した生活をしました」(eveさん)
「必ず腹巻きをしていたのと、貼る使い切りカイロをおなかと背中に、足元には湯たんぽを。それと、首はネックウオーマー、足首はぽかぽかの靴下など、首、手首、足首など『首』と付く所をとにかく守るようにしました。また、トイレに立つたびにスクワットやラジオ体操など軽く体を動かしました」(かおりさん)
[先生の+αアドバイス]
冷えは、性周期のホルモンバランスの乱れを誘発することも。身体を温めてリラックスするのは基本です。
また週3回程度、1回20分は歩く、など軽度の運動で全身の血行促進を心がけるなどなら、無理なく続けられますよ。
2.「食べる」「飲む」を見直し“身体に優しく”を意識したものに
ゆる~っと妊活・実践Voice
「仕事中は水筒にルイボスティーを入れて、それを飲んでいました。妊活ブログやインスタを見て、ホウレンソウなど葉酸が含まれているものを食べたり、仕事中のおやつにアーモンドを食べたりしました」(りんさん)
「野菜を多く取るようにしたり、毎日魚か肉を必ず食べるようにしていました。仕事もちょうど忙しい時期だったため、メインは手作りし、サラダなど副菜は駅などのお総菜屋さんを利用することも」(きよさん)
「お湯を沸かしたついでに、自家製・蜂蜜レモンとしょうがの粉を入れてしょうが蜂蜜レモンを作って飲んでいました。しょうがは慣れるまで辛かったですが、飲むと結構すぐに体がポカポカになりました」(かおりさん)
[先生からの+αアドバイス]
忙しくても栄養は大事。1色でも多くの色を使ったカラフルな献立がベター。また、黒糖・黒豆・黒ゴマ・黒米、薬膳的には「黒い食べ物」が体作りによいとされています。いつもの献立にまぜてみて。
【検査・受診編】妊活前に受けておきたい3つの検診「これだけは!」
式後に妊活を始める予定の花嫁さんが思わぬタイムロスや不安を招かないために、結婚準備中の段階から受けておける検診&検査3つを先生からご紹介いただきました。
1.ブライダルチェック
「前提として、ブライダルチェックと不妊検査とは違いますが、治療の必要な疾患があれば早期に手が打て、家族計画や将来像を考える上で有益。医療機関により項目や料金はさまざまなので事前にチェックを。彼とふたりでの受診がおすすめです」
※できたらAMH(アンチミュラー管ホルモン)の数値もチェック。この検査は卵巣内の卵子の数(在庫状況)の目安に。「数値が良い=すぐ妊娠」ではありませんが、早期閉経の可能性を見つけることができます。
2.風疹の予防接種
「妊娠中、特に妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんに『先天性風疹症候群』と総称される障害を引き起こす可能性が。予防接種の後2カ月間は避妊が推奨されていることを彼にもお伝えくださいね」
3. 歯科検診へ行く
「妊娠すると唾液の分泌量が減り口腔トラブルが増加するのですが、つわりや体調不良で思うように通院できないことも。歯周病菌は、流産や早産のリスクを高めてしまいます。口腔内の治療を済ませておくと安心です」
最後に個人的な意見ではありますが、早めに行動するほど手段は多いので、早期にベビーを望まれるなら、「結婚後すぐ妊娠しなければ不妊専門クリニックへ相談」という考えを彼と共有しましょう。ベビーは花嫁さんだけではなく、ふたりで授かるものだから!
ブライダルチェックって不妊検査みたいなものって思ってましたー!
あと、風疹の予防接種の後も避妊が必要なんて……。「3つの検診これだけは!」だけは、忙しいけれど式より前に彼と一緒に済ませておこうかな。
From 編集部
「体調を整える&体作り」は妊活の大切な第一歩。でも、ゆるっ~っとでね!
今回の調査で、体の不調を感じている結婚準備中花嫁さんが実は72%以上もいることが判明してびっくり!
「まずは体調を整えることが一番」という先生のアドバイスも受けて、 この妊活の記事が花嫁さんの負担にならないようにと、編集K&ライターIは「忙しい花嫁さんでもできる妊活へのファーストステップ」という内容で構成しました。
美しい花嫁姿になるためにも、疲れた自分の心と体を大切にするためにも、また将来のベビー誕生のためにも、あくまで「ゆる~っと」体づくりに取り組んでくださいね。
この記事が花嫁さんの未来のHAPPYの手助けになりますように。
織田さとみ先生 助産師 不妊カウンセラー プリマリタル(婚前)カウンセラー
助産師として勤務のほか、育児・不妊相談、小学校・中学校・高校・専門学校での講師活動、プレママ・新生児訪問など幅広く活動。京都を中心に、性のキレイ事とリアル両方に向き合える場作りを精力的に行っている。
HP: http://zeronin.info
取材・文/井出涼子 イラスト/Ricco 構成/小林有希(編集部)
※掲載されている情報は2016年12月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2016年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー102人に対して実施したアンケート回答によるものです
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