【ショップに行く前に】理想のドレスの見つけ方講座
ウエディングドレスとひと言で言ってもその種類・数は膨大! 何も考えずいきなりショップに行ってもなかなか決めにくいもの。そこで今回は、どうしたらスムーズに自分の理想のドレスを見つけることができるのか? プレ花嫁3人と共に、ドレスに詳しいライターの滝が教えます。
【ちょっと待って】その言葉伝わらないかも!
こんにちは。ドレスライターの滝です。まずは皆さん自己紹介がてら、今考えているドレスの希望を教えて下さい☆
初めましてあゆみです。 会場は可愛い雰囲気のゲストハウスで、友人多めのカジュアルな式を予定中。ドレスは「とにかく着やせするもの、特に腕が細く見えて、腰回り隠れるもの」がいいなぁ~と思ってます。
ゆりこです。よろしくお願いします。私たちは年配ゲスト多めなので、老舗ホテルで厳かな披露宴にする予定。「ふわっとした可愛い系じゃなく、シュッとしてて上品に見えるドレス」が着たいです。
ナツミです。私たちは光のたくさん入る明るいバンケットで手作りの装飾にこだわった披露宴にするつもりです。ドレスは「ふわふわ系で可愛い感じのもの」が着たいなぁと思ってます♪
うーん……何か分かるようで分からない希望……。 それだとズバリ! ドレスショップで皆さんの要望が伝わりません!(笑)
ショップのスタッフさんにしっかり理想のイメージが伝えられるように、早速一緒にやってみよう!
ライター滝のワンポイントレッスン★
可愛い、かっこいい、ふわっとしたetc.抽象的なことばだけだと伝わらない。
伝わらないと意味がないから。
形容詞は人によってイメージが違うから、ドレスショップでちゃんと伝わるか難しいもの……。もう少し具体的に出せるとよりGOOD☆
【やってみよう1】まずは好きと嫌いを分けてみよう
用意したのは過去1年間のゼクシィから集めたドレス写真。まずは直感で「着たい」「着たくない」をチョイスしてみよう! 注意したいのは、自分に「似合う」「似合わない」ではなく、「着たい」か「着たくない」か。ドレスは実際に着てみないと似合うかどうかが分からないから、とにかくまずはたくさん見て、写真を集めてみて。
ライター滝のワンポイントレッスン★
ドレス写真は、モデルさんやスタイリングで全体の雰囲気が変わるから、ぱっと見たイメージにとらわれず、ドレスそのものの形を見ることが大事。
ウエディングドレスは普段着慣れていないものだからこそ、数多くのドレスを見て、自分が好きなものを探し出そう。
【やってみよう2】理想のドレスを5つのキーワードで導き出そう
選んだドレスを並べて5つのキーワードを探そう
「着たい」ドレスと「着たくない」ドレスを並べて、共通点やポイントを探してみて。ラインや色、素材やディテール、袖や胸元の形、トレーンなど、沢山の中から選んだ理由を自分でひも解いてみると、自然と選ぶべきドレスのキーワードが浮かび上がってくるはずです。
あゆみさんは露出にメリハリのあるAラインがお好み☆
やっぱり腕が細見えするのが第一ポイント! 長袖やビスチェだとより太さが強調されそうなので、腕まわりを隠しつつ、程よく肌見せできるドレスがいいですね。
露出が少ないドレスや、タイト感のないリラックス系ナチュラルドレスはNGに選んでいますよね。隠したいけど見せるとこは見せたい?
ですね。見せる&隠すのメリハリを出したいんだなって気付きました。顔まわりはやっぱりスッキリ見せたいから見せる。ウエストはマークしてメリハリを出しつつ、ハリのある素材のAラインドレスで、下半身コンプレックスを隠すのが良さそうです!
<あゆみさんが導き出した5つのキーワード>
#Aライン #光沢・ハリのある素材 #二の腕を隠す #ウエストメリハリ #シンプルデザイン
ゆりこさんはハリ感ある素材でクラシカルに着こなしたい♪
脚が出るものや、カジュアル系のドレスがNGの方に沢山入っていますよね。
大人っぽく着こなしたいので、カジュアル系やシンプル過ぎるエンパイアドレスだと子どもっぽくなりそうで、好みじゃないなと思いました。あとは小胸がコンプレックスなので、ビスチェではなくオフショルダーやボートネックが着ていて落ち着きそう。
ハリと光沢のある素材を沢山選んでますよね。年配のゲストが多いってことなので、軽さがなく厳かな雰囲気で着こなせる、このハリり感はポイントにした方が良いかも。
あとはレースの装飾があるとより上品に見えていいなと思いました☆ 写真映えも考えて、後ろ姿も素敵な長めのトレーンも必須にしたいです。
<ゆりこさんが導き出した5つのキーワード>
#Aライン #ボートネック #ハリのある素材 #ロングトレーン #レースの装飾
ナツミさんはふんわり素材のボリュームドレスで大人可愛く!
形が個性的とか、ボリュームのないドレスがNGなんですね。露出がないのも嫌いそう。
そうですね。披露宴の会場がかなり広めなので、ボリュームのあるドレスで豪華さも出したいなと思いました。ボリューミーでも重く見えるのは避けたいので、ふわっとしたオーガンジーやチュール素材の軽めなドレスが着たいんだなぁと分かってきましたね。
OKドレスはビスチェタイプや背中見せのものがほとんどでしたが、上半身は見せたい?
顔まわりはスッキリ見せたいんですよ~、彼が小顔なので、並んだ時に私の顔が大きく見えちゃうのはイヤ(笑) バックにリボンとかのデザインがあると、後ろに視線が行って良さそうですね。あとは、思いきって背中見せすると、甘々ではなく大人っぽさも出せるから好きみたいです。
<なつみさんが導き出した5つのキーワード>
#ボリュームドレス #ビスチェ #軽い素材 #背中見せ #バックリボン
ライター滝のワンポイントレッスン★
まずは、深く考えず「着たい」「着たくない」でたくさんのドレスを見ていくと、実は着たかったドレスがどんなものなのかが見えてきます。ネックラインの形は? トレーンはどんなもの? 素材感はどんな感じ? ドレスラインは? 自分が好きな雰囲気を具体的に言えるように事前準備をしておけば、あとはドレスショップで伝えるだけなので、スムーズに決められます。
万が一キーワードが導き出せなかったら、「着たい」と「着たくない」の写真を集めてショップの店員さんに見てもらえば一緒にキーワードを探ってくれますよ★
From 編集部
たくさん並べて「好き」と「嫌い」を言語化しよう!
納得いくドレス選びのポイントはまず、自分が好きなドレス、嫌いなドレスを知ることから! 普段のお洋服とは違い、着慣れていないウエディングドレスだからこそ、雑誌やWEBでたくさんのサンプルを見て、自分の好みは何かを考えてみよう。そこさえつかめれば、あとはショップに行ってとにかく着てみるのみ! 運命のドレス選びへの第一歩、まずは「ドレスをたくさん見て仕分ける」ことからスタートして♪
取材・文/滝 紀子 撮影/清水知成 イラスト/寺澤ゆりえ 構成/小田真穂(編集部)
※掲載されている情報は2016年12月時点のものです
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