【年齢別に紹介♪】結婚式の子どもゲストに喜ばれるプレゼントアイデア
幼い子ども連れのママやパパを結婚式にお招きすることになったら、当日気兼ねなく過ごしてもらうためにも、子どもが結婚式の間もご機嫌で過ごせるようなプレゼントを用意するのはいかが?どんなものなら子どもにも親にも喜ばれるのか、セレクトのポイントを年齢別にご紹介します。
子どもゲストへのプレゼントってどんなものがいいの?
基本は「おもちゃ」と「お菓子」
「子どもゲストへのプレゼントは、基本的にはお菓子とおもちゃのいずれか、あるいはその組み合わせが鉄板ですね」と元百貨店ギフトアドバイザーで、結婚式の節約ワザやおもてなしアイデアを紹介している現役ママブロガーの太田さん。セレクトのポイントは、子どもが飽きずに過ごせるもの、食べられるもの、親に気を使わせないものにすること。おもちゃは大きな音が出ないものを選んだり、食べ物なら服を汚しにくいものを選ぶと、披露宴の雰囲気や流れを妨げる心配もなく、親もふたりも安心です。
■おもちゃ
おもちゃは、その子の年齢、性別、本人の好みがわからないとあげにくいもの。とりわけ3歳以降ともなると、好きなものとそうでもないものとの差がはっきりしてきます。親しい仲のゲストなら「今、○○ちゃん・○○くんはどんなおもちゃが好きなの?」と聞くのが一番確実です。
■お菓子
おもちゃの好みをリサーチする時間がない場合は、お菓子セットが喜ばれます。ただし、招待状の返信などでお子さんにアレルギーがあることがわかっていれば、お菓子はやめておきましょう。また0~1歳のお子さんでは、駄菓子など市販のお菓子類はまだ与えないようにしている親も多いため、幼児用お菓子を選ぶ配慮や、事前にどんなものを食べるかのリサーチが必要。普通のお菓子のセットは、2歳後半から3歳くらいからがいいでしょう。
子どもゲストへのプレゼントの渡し方は?
子どもが待ち時間に退屈しないように、披露宴の初めから渡したいときには、サプライズのウエルカムギフトとして子どもの席のテーブルに置いておきましょう。席に置かれたギフトは子ども専用の引出物のようで親も子どもも嬉しいもの。直接渡すなら、テーブルラウンドの際に渡したり、演出などで子どもの出番をつくって、そのお礼として渡すのもおすすめ。またお見送りのときに子ども用のプチギフトとしてさりげなく渡す方法もあります。
教えて!卒花の渡し方アイデア
【受付で早めに渡す】
結婚式には初めて参列する2歳と4歳の子どもゲストたち。途中で飽きてしまっても、お菓子があれば機嫌良く過ごせるかなと思い、早い段階で渡そうと、受付の段階で、お菓子の詰め合わせを大人の受付セットと同じ袋に詰めて渡してもらいました。(ゆうさん)
【披露宴の座席にセット】
3歳と5歳のお子さんに、披露宴などで暇になったりしたときに使ってもらうため、塗り絵やキャラクターのシール帳を子どもゲストのテーブルに手紙付きでセットしておきました。(よつさん)
【中座の介添えの際に渡す】
7歳と11歳の子どもゲストに、中座のときの介添えをお願いし、プレゼントを渡しました。男の子には、ヘアバンドとスポーツタオルを。女の子にはベールとキャラクターの小物入れをプレゼントし、ベールを身に着けてもらいました。二人が好きそうなもので、1つは実用性のあるものにしました。(ななさん)
【新郎がサンタクロースとして】
1歳、3歳、5歳の子どもゲストに、お菓子の詰め合わせをプレゼントしました。クリスマスの時期だったので、お色直しでサンタクロースに扮(ふん)した新郎が子どもたちに渡したことで、演出としても盛り上がりました。(はちわれちゃん)
【お見送りのプチギフトとして】
0~3歳の子どもゲストだったので、男女の違いや年齢差があっても受け取ってもらえるものを考えました。小さいぬいぐるみは、あらかじめ座席に。お見送りで渡すプチギフトにはハンドタオルを用意しました。(涼子さん)
子どもへのプレゼント、予算の相場は?
子どもゲストへのプレゼントの金額は「1人当たり1000~3000円くらいを目安にしては」とギフトアドバイザーの太田さん。お菓子セットや塗り絵&クレヨンセットなら、500~1000円前後。おもちゃや絵本なら1000~3000円程度の予算を考えて選ぶと親にも気を使わせません。
〈年齢別〉0歳ゲスト向けプレゼント
【こんなプレゼントがおすすめ!】
・仕掛け絵本
・布でできた絵本
・ぬいぐるみ
・パペット
0歳児は、まだ食べられないものも多い時期。お菓子は避けて、親が一緒に遊んで、あやしてあげられる、かわいいおもちゃや絵本を選びましょう。絵本は、ページを開くと畳まれた紙が飛び出したり、つまみを引いて動かしたりできる仕掛け絵本なら赤ちゃんも夢中に。また、手触りのおもしろい布絵本もおすすめ。ぬいぐるみや、手や指を入れて動かせるパペットも0歳児が喜ぶおもちゃです。
【体験談】こんなプレゼントが喜ばれました
ぬいぐるみ席札なら、見た目もかわいくて、後で遊んでくれるかな?と思って子どもゲストのテーブルにセッティング。リボンで結んだネームプレートは100均のプラ板を使った手作りです。ゲストのママから好評で「終わってからも遊んでるよ」とお声をいただいたり、バッグにネームプレートを付けてくれた方も。(___kass_y__さん)
〈年齢別〉1・2歳ゲスト向けプレゼント
【こんなプレゼントがおすすめ!】
・シールやマグネット
・乗り物や恐竜、人形などの小さなおもちゃ
・お絵描きボード
1~2歳になると、自分で遊べるようになりますが、一方で飽きるのも早いので、少しでも長く関心が続くおもちゃを探したいもの。貼ったりはがしたり、繰り返し遊べるシールブックやマグネットブック、お絵描き用の電子メモパッドは、どちらも子どもが夢中になりますし、テーブルを汚す心配がないので安心して渡せます。おもちゃなら、乗り物のおもちゃや恐竜などのフィギュア、人形などを。また年齢に応じた絵本もセットであげると、飽きたときの対策にもなります。
【体験談】こんなプレゼントが喜ばれました
1歳半の男子に、ボタンを押すおもちゃ、マグネットのイラストボード、好物のお菓子、トラックのミニカーをプレゼント。トラックとお菓子はリングボーイのお礼に挙式中に渡し、おもちゃとボードは披露宴中に手持ち無沙汰にならないよう、席に置きました。(圭奈さん)
〈年齢別〉3・4・5歳ゲスト向けプレゼント
【こんなプレゼントがおすすめ!】
・塗り絵&水で落とせるクレヨン、色鉛筆
・シール帳
・パズル、ブロック
・お菓子セット
3~5歳の園児ともなると、自分の好みがはっきりしてきます。事前に親にリサーチして、その子の好きなキャラクターのグッズを選んであげて。クレヨンや色鉛筆も使えるようになるので、キャラクターの塗り絵とセットにしてあげるのも喜ばれます。シール帳やスライドパズルのようなおもちゃも散らからず、集中して遊べるのでおすすめです。お菓子も園児には嬉しいもの。数種のお菓子を詰め合わせたり、持ちやすいお菓子ブーケにしても結婚式らしいプレゼントになります。
【体験談】こんなプレゼントが喜ばれました
3歳と5歳のゲストが、披露宴が始まるまでの時間、退屈しないようにと考えて、手作りの「おたのしみぶっく」を、色鉛筆など他のプレゼントと一緒に渡しました。中身は、間違い探しや塗り絵、なぞなぞ、本日のメニューなどいろいろな内容を盛り込みました。3歳の子には難しかったようですが、5歳の子は楽しんでくれたみたいです。(Maiumさん)
〈年齢別〉6歳以上のゲスト向けプレゼント
【こんなプレゼントがおすすめ!】
・カードゲームやパズル系玩具
・なぞなぞの本
・文房具セット
小学生以上には、トランプなどのカードゲームや、パズル系玩具など、ちょっと頭を使う知育玩具を選んでみては。待ち時間や式中に飽きてしまうことがあっても、立体パズルのようなものがあれば夢中になれそうです。他にも、小学生には、鉛筆やメモ帳・自由帳など、学校で使える文房具が喜ばれます。本なら、なぞなぞの本のようなクスッと笑えて誰かに話したくなる本もおすすめです。
【体験談】こんなプレゼントが喜ばれました
1、2、4、5、6歳の5人の子どもゲストをお招きしました。年齢が上の子たちには、インスタントカメラを用意し、キッズカメラマンをお願いして写真を撮ってもらいました。また、お絵描きボードや折り紙、シールブックなどの文具もプレゼント。(祥子さん)
プレゼント以外にも!
子連れゲストが喜ぶ気遣い
プレゼント以外にも、子連れゲストに「助かる!」と喜ばれる気遣いの方法はたくさんあります。先輩花嫁におすすめのアイデアを教えてもらいました。
■ゲストの席次の配置
「1歳のお子さん連れのゲストの席は、会場の端のテーブルに配席し、演出中でも気兼ねなく離席できるようにしました」と、ぎょーちゃんさん。席次表を考えるとき、可能であれば、子ども連れのゲストは、なるべく出入口やキッズスペースの近く、あるいは壁寄りの座席にしてあげて。目立たずに離席できる場所だと助かるもの。
■おむつ替えスペースやキッズスペースの確保
「ベビーベッドや授乳スペースがない会場だったので、生後半年のベビーを連れたゲストのために、スタッフの方に必要なときには親族控室に案内してもらうようにしました」と、みおさん。おむつ替えや授乳用の場所、キッズスペースがあればいいのですが、ない場合は代替案を会場と相談しておきましょう。また、招待状を出す際に、キッズスペースやおむつ替えスペースの有無はぜひ伝えてあげて。
■キッズ向けメニュー
「小さくても小学生だったので大人用の食事にするか確認しました」と、里菜さん。子ども用の食事は、会場だけでなく、親にも確認しながらボリュームや内容を決めると確実です。また子どもにも子ども用メニュー表を作ってあげると喜ばれます。
演出アイデアを探すならこちらもチェック!
From 編集部
子どもの笑顔が結婚式をよりハッピーに!
小さな子どもを連れて結婚式に出席するゲストは、子どもが長時間の結婚式を、落ち着いて楽しめるかどうか、楽しみ半分、不安半分の気持ちなのではないでしょうか。そんなゲストにとって、新郎新婦が用意してくれた子どもへのプレゼントは、ふたりの歓迎の気持ちが伝わって嬉しく、ずっと心に残るものになるのでは?今回の提案を参考に、あなたの大切なゲストのお子さんを笑顔にするプレゼントをぜひ考えてみてくださいね。
太田恵美さん 監修
2013年に挙式、小学生の娘を持つ1児のママ。自身の結婚式の経験や、元百貨店ギフトアドバイザーの経験を生かして、結婚式の節約ノウハウや、ゲストへのおもてなし方法の数々を提案。ブログ「今だから書ける結婚式の秘密」の運営、ブライダル関連誌の監修などで活躍中。
取材・文/河内千春 イラスト/南 夏希 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のコメントは2023年9月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー64人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです
- ゲスト選び・席次決め
- 内祝い・ギフト
- 結婚式準備全般
- プチギフト
- 打ち合わせ開始期
- ゲスト
- 花嫁実例
- 温かい
- もてなし
- ほっこりしたい
- 安心したい