【式1週間前に】親に伝えておきたい項目チェックリスト
結婚式では親にやってもらうことがたくさん。忘れてしまうとゲストへの印象が悪くなるなど影響大なので、親へ事前に説明しておくことが重要。そこで今回は、親に伝えておくべき項目をリストアップ。先輩たちの失敗談も参考に、資料を作ったりメモを渡すなど工夫して、式の1週間前にはきちんと親にお願いして。
【伝えること1】会場に入ってから帰るまでのタイムスケジュール
当日はふたりと親の会場への入り時間は別。会場内でのスケジュールも違うので、親に披露宴のプログラムを渡しただけではNG! 親のスケジュールと集合時間、場所、開始時刻などをプログラムに書き入れるなどして、口頭でも説明して。また、挙式や披露宴で親の役割がある場面については、会場内で立つ位置や移動経路、進行まで細かく伝えておこう。
<スケジュールで伝えること>
□親が会場に入る時刻と控室の場所
□親族の集合写真の撮影時間
□親族紹介の時間と場所
□挙式会場に集合する時刻と挙式の開始時刻
□挙式での親の役割
(バージンロードを歩く、ベールダウン、署名など)
□披露宴までの過ごし方
□新郎新婦と会える時間帯
□披露宴会場への集合時刻と開始時刻
□披露宴での親の役割
(お色直し時にあいさつ回り、両家代表謝辞など)
□お開きの後の着替えの場所
□会場を出る予定時刻
□会場を出た後のふたりのスケジュールと連絡方法
伝えそびれてごめんなさーい!
「着付けの時間までに来て」と伝えたので、両親は早々と予定時刻の1時間前に到着。待合室は前の結婚式の受付が終わるまで使えなかったため、近くのカフェで時間をつぶしてもらうことになりました。(Eriさん)
【伝えること2】親族紹介の流れとあいさつの仕方
親族紹介は、親がその場を取り仕切るのが通例。新郎側の親から、血縁の近い順や年上の順に紹介していく。紹介が終わったら、「~以上でございます。幾久しくよろしくお願い申し上げます。」と締めの言葉を。流れがわからないときは、会場担当者に説明してもらおう。親には相手側の親族の情報も事前に耳に入れておいてあげて。
<親族紹介について伝えること>
□親族紹介の流れとあいさつの仕方(口上)
□自分側の親族の紹介順や紹介する事柄
(同年代、同郷、同窓生など相手方との話題になることがあれば紹介してもらうように伝えておく)
□相手側の親族の構成
(兄弟姉妹やいとこ、子どもの有無、婚姻の有無、在住地など)
伝えそびれてごめんなさーい!
親族紹介には私たちも立ち会ったのですが、彼が自分の父に流れを伝えていなかったため、急きょ自己紹介方式で進行。私の父は1週間前から紹介の手順を練習し準備万端だったので、申し訳ないことに。(りさぽんさん)
【伝えること3】ゲストの情報とあいさつ回りの順番
ゲストの情報は、席次表に書き足すなどしてそれぞれの人の関係を丁寧に伝えておこう。ふたりには全員知り合いでも、親にとってはわが子の交友関係者に初めて会う場。「話に聞いているけど、誰が誰だかわからない」がために、親もあいさつできないと後悔が残る。また相手側の仕事の関係者にもあいさつすることがあるので、お互いの勤務先の情報まで伝えておいて。
<招待ゲストについて伝えること>
□双方の仕事の関係者
→会社でのつながり、お世話になっていること
□双方の仕事関係者の序列(あいさつに回る順)
□お酒が飲めないゲスト
(無理にビールなどを勧めないように)
□友人
→いつからの友人か、名字が変わっているときは旧姓も伝える
□特別にひと言添えてほしいゲスト
(お世話になった人、親子の会話でよく名前が出ていた人)
伝えそびれてごめんなさーい!
女性上司を二人招いたのですが、直属の上司がどちらの席かまでは母に伝えていませんでした。当日あいさつした際に母がどうやら勘違いして話をしていたようで、後日上司からの話でわかりました。(gizmoさん)
【伝えること4】お車代や謝礼を渡す人とタイミング
お車代や謝礼を親に渡してもらう場合、誰にどのタイミングで渡すのか、確実に伝えておいて。披露宴の始まる前に渡せなかったときは、その後どのタイミングがあるのかも話しておくと万全。
<お礼やお車代について伝えること>
□誰に、どのタイミングで渡すか
□お礼を渡すときに伝えてもらうこと
(遠方から来てくれたお礼、受付をしてくれたお礼など)
□予定のタイミングで渡せなかった場合の対処法
伝えそびれてごめんなさーい!
お車代を入れた袋を受付の人に渡すよう両親に頼んだのですが「よろしくお願いします」とだけ言って渡したため、受付の人はご祝儀と勘違い。式後お車代を渡していないことに気付き、現金書留で送付。(和田沙織さん)
【伝えること5】ご祝儀の保管方法や受け渡し方法
ご祝儀は多額の現金なので、結婚式の最中は両家それぞれに親か兄弟姉妹が預かったり、金庫のカギを保管してもらったりする必要あり。受付が終わった後の受け取り方法など細かく伝えておこう。
<ご祝儀について伝えること>
□いつ、どのタイミングで預かるか
□披露宴中はどこに保管するか
□いつふたりに引き渡すか
□誰がいつご祝儀を集計するのか
(持って帰ってもらう場合開けずにいてほしいなど)
□いつ会場に支払うか(支払いに使う場合)
伝えそびれてごめんなさーい!
披露宴後に金庫のカギを受け取って二次会に直行する予定でしたが、ご祝儀入れの金庫のカギを彼の両親がホテルの部屋に置いてきてしまい、二次会に30分遅刻。ふたりの予定をきちんと伝えるべきでした。(さこさん)
【伝えること6】当日持ってきてもらう物、持って帰ってもらう物
当日親が持ってくる物(着付け用のタオル、紳士用靴下、謝辞原稿など)と、持ち帰ってもらう物のリストを渡して事前にお願いしておこう。ふたりが二次会に直行する時は、親に持ち帰る物がどこにあるのかも伝えておいて。持ち帰る物が多いときは、親の負担を考えて宅配便で送ることも検討を。
<持ち物で伝えること>
□当日持ってくる物
(着付け用タオル、紳士用靴下、謝辞原稿など)
□当日持ち帰ってもらう物
(ウエルカムボードなど装飾品、余興で使った小物、プレゼント、余ったプチギフトなど)
□持ち帰ってもらいたい物を置いている場所
伝えそびれてごめんなさーい!
彼の親に「ウエルカムスペースの物を持ち帰ってほしい」と伝えていたのですが、実際にはドレスやタキシード、装飾などトランク2個分の大荷物に。「こんなに?」とビックリされてしまいました。(片岡彩乃さん)
From 編集部
親が当日困らないよう、丁寧に説明を
親はふたりに代わってゲストをもてなす準ホスト役。親が困らないように、リストや資料を手渡してできるだけわかりやすく伝えてあげて。息子や娘の結婚式のために奮闘してくれた親に、感謝の気持ちを忘れずに。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/沼田光太郎
※掲載されている情報は2016年7月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2016年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー121人が回答したアンケートによるものです
- 挙式1ヶ月前
- 式直前1カ月前
- 常識・マナー
- ダンドリ
- 細やかな気遣い
- 安心したい