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熱血男性プランナーの新郎道場 「ゲスト選びで戸惑うな!」編

結婚式準備中は、花嫁だけでなく、新郎だって不安や悩みを抱えるもの。「こんなに悩んでいるのは俺だけ?」「頑張っているつもりなんだけど……」そんな新郎に熱血プランナー高橋龍一さんが、パワー注入する熱血連載。今回は、「ゲスト選び」にまつわる新郎のお悩みに応えます。悩んだときもすっぱり決められる高橋流のアドバイスは必見!

俺、悩んでるんです! 1

「彼女側のゲストが多くバランスがとれない!」

昔ほどではないにしろ、まだまだ新郎側、新婦側のゲスト人数のバランスを気にするケースも多いよう。

喝

「ふたりでそれぞれゲストをリストアップしたのですが、彼女の方が友達や親戚が多く、結局、新婦側の人数が多くなってしまいました。これには僕の親も渋い顔……どう調整すればいいんでしょう?」(熊本県・30代、他)

プランナー高橋さんがアンサー!

「見栄や世間体よりも、個性を大事に!」

喝2

新郎新婦、それぞれ育ってきた環境や背景が違うから、兄弟姉妹、親戚、友人などの数も違って当たり前。それがふたりの個性でもあるのだから、ゲスト人数は無理して合わせる必要なし! 

そもそも結婚式は何のためにするのか、考えてみてほしい。見栄でも世間体でもなく、「ありがとうを伝え、おめでとうを感じる」それが結婚式だ。「結婚式は十人十色」人それぞれ、いろんなケースがあるので、自分たちの背景や事情に応じた人数バランスを第一に考えるべき。重要なのは、見栄や世間体よりも個性を大事にすることだ。結婚式のゲストに新郎側も新婦側もなく、どちらもふたりの大切なゲストと考えれば、きっと全てうまくいくはずだ!

とはいえどうしても親御さんが気にする場合は、新郎友人10人は5人ずつ2テーブルに、新婦友人20人は10人ずつの2テーブルにするなど、テーブルの席数を調整し、テーブル数で人数差が見えないよう工夫するのも手。また、友人のバランスに偏りがある場合は、新郎の友人も新婦の友人も全て「新郎新婦友人」という肩書にしてテーブルレイアウトを組むと、アンバランス感もなくすっきりした印象に。バランスが気になるカップルは検討してみよう!

俺、悩んでるんです! 2

「会社関係の人をどこまで呼ぶか決められな~い!」

社内での上下関係や部署間でのしがらみ、今後のお付き合いのことなど、いろんな要因が絡み合う会社関係のゲスト選び。悩む新郎が多いポイントです。

仮

「部長に課長に係長……、複雑な人間関係やしがらみがあって会社の人をどこまで呼ぶか決められず、ゲストのリストアップができない。会場からも催促されているのにこのままじゃ……」(30代・兵庫県、他)

プランナー高橋さんがアンサー!

「迷うなら、全員誘うのもあり!」

喝

ゲストのリストアップは、結婚式の準備で最初にすべきこと。「誰をどのくらいまで呼ぶか?」。ゲストを選定した後に、そのゲストの年齢層や雰囲気に見合った会場選びをする。実は、これこそが最も正しい順序なのだ。

とはいえ、大まかな人数だけを決め、具体的な人選を後回しにしているケースも多いのが現実。そこで今回のお悩みに、マナーの観点から答えるとすれば、答えは明快! 「迷うなら全員呼ぶ」ということ。大事なのは「この人は呼んで、この人は呼ばない」という線引きを極力なくすことだ。

会社という組織にお世話になっている以上、義理上のお付き合いも大切にしないといけないのが大人のマナー。直属の上司は絶対に声掛けし、同僚も同じ部署の人には等しく声を掛ける。取引先の方でも仕事で密なお付き合いがある人は声を掛けることが大事。ゲスト選びの基本は「呼びたい人が、呼ばれたい人」と考えて間違いなし! 呼びたいと思った人はしがらみなどを気にせず、いったん全員に声を掛け、その上で本当に祝福してくださる方との時間を大事にしていこう。

それができず、呼べないゲストができてしまった場合は「会場の収容人数の関係でお呼びできなくてごめんなさい」などと、気持ちの伝わる声掛けをしておくことも忘れずに。アフターフォローをしっかりしておけば、君の男も上がるぞ!

From 編集部

高橋’s熱意の教訓

今回の高橋さんのアドバイスをもとに、「ゲスト選び」の際に心得ておきたいポイントをまとめてみました。

一.「呼びたい人が、呼ばれたい人」。迷うなら全員呼ぶ
二.呼べない人へのアフターフォローを忘れるな
三. ゲスト人数のバランスは合わせる必要なし! どちらもふたりの大切なゲストと考えよう

大人のマナーは守りつつ、自分の気持ちに正直に、ゲスト選びそのものを楽しめる心の余裕を持ちましょう! 頑張れ!!

高橋さん
Profile

高橋龍一さん アズールウエディング代表
フリーウエディングプランナー

ホテル、レストラン、ハウスウエディングなどの会場勤務を経た後、2011年にフリーランスのウエディングプランナーとして独立。独立後は、母校や初デートの美術館、思い出の公園など、自由な場所やスタイルの結婚式を数多く手掛けている。

取材・文/塚本正一(ティンプランニング) 監修/高橋龍一(アズールウエディング) イラスト/白ふくろう舎 構成/小森理恵(編集部)

※掲載されている情報は2016年6月時点のものです※記事内のコメントは2016年5月に実施したマクロミル会員103人へのアンケート回答によるものです

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