意外と難しい”友人ゲスト”選び。「どうしたらいい?」を一挙解決!
ゲスト選びの中でも特に迷いがちなのが友人の顔触れ。親族や上司へのお声掛けはマナーさえ守れば何とかなりそうな気がするけれど、友人は今後のお付き合いや横のつながりなどもあるので難しいですよね。今回は、さまざまな理由で人選に悩んだ先輩花嫁の声を集め、どのように解決したのかをケース別に探ってみました。ぜひご参考に。
Q.ふたりの友人の数に差がありすぎる!
どうすればいい?
[Point]無理に合わせず、テーブル配置で工夫した花嫁が多数!
アンケートの回答を見る限りでは、「友人の数は違っていて当然なので、無理に合わせず呼びたい人を呼ぶ」という意見が多いようです。とはいえ本音を言えば人数差が目立たないようにしたいという思いも。そんな状況を、先輩花嫁がどのような方法で解決したのかを見てみましょう。
花嫁証言
新郎の友人の方が3倍ほど多かったので、長テーブルにして両家の境目を目立たなくしました。さらに一人一人に配る席次表をやめてエスコートカードでご案内を。(岩永舞香さん)
人数差はありましたが、席次表も用意しなかったしゲストも大して気にしないと思い、特に揃えたりせず、お互いに呼びたい人を呼びたいだけ招待しました。(R・Mさん)
プランナーさんに相談の上、テーブルレイアウトを工夫することに。新郎側・新婦側の境界をなくしテーブルを交互に配置することで、人数差が目立たなくなりました。(ごっつぁんさん)
Q. 遠方の友人ってどこまで呼ぶ?
お車代はどうする?
[Point]呼ばない場合、理由をきちんと伝えることが肝心
遠く離れた地元の幼なじみや、卒業を機に故郷へ帰ったり遠くで働いている学生時代の友人たち。招待したい気持ちはあるけれど、交通費がかかるしコロナ感染も心配だし、迷うポイントはいろいろとありそうです。先輩花嫁たちが下した決断とは?
花嫁証言
遠方在住者が多いこともあり、悩んだのはお車代。それでも呼ばない選択肢はなかったので、ゆっくり滞在してもらえるよう3連休を選び、お車代も全額は用意できない旨を伝えながら打診しました。(湖波さん)
コロナ下で県をまたいで来てもらうことにためらいはありましたが、遠方に住む友人たちと会えるいい機会でもあるし、これから先も仲良くしていきたい人たちなので思い切って招待しました。(鈴木美紗さん)
地元の友達を誘いたかったのですが、コロナ下の式で人数を絞ったため招待しないことに。ただし結婚式を挙げることだけは、事情も交えてきちんと伝えておきました。(Chikaさん)
Q. 妊娠中や出産直後、乳幼児のいる友人に
声を掛けても大丈夫?
[Point]呼ばないを前提にせず、配慮しながら声を掛けるのが基本
妊娠中や乳幼児のいる友人に対しては、誘うと迷惑を掛けるかもしれないと招待をためらってしまう人も。中には「挙式だけなので子ども連れの友人は誘わなかった」「最初からリモート参加を打診した」というような声もありましたが、多くの人は“相手に安心してもらえるひと言”を添えて声を掛けているようです。
花嫁証言
コロナ下ということもあり、直前にキャンセルしても構わないことを伝えながら、「無理はせず体調や家族の気持ちを考えて判断してね」とひと言添えた上でご招待。(山崎 彩さん)
小さな子どもがいる友人を呼んでも大丈夫かどうか不安でしたが、式を挙げることを伝えるととても喜んでくれました。当日はご家族の協力も得て、無事に出席してもらえました。(岩永舞香さん)
出産直後の友人に声を掛けたものの、周りに迷惑をかけるのではと心配な様子だったので、「子どもは好きだし、にぎやかにするのが役割。結婚式を明るくしてくれるからぜひ一緒に連れてきて」と伝えました。(鈴木美紗さん)
Q. 同じグループ内でいざこざが。
どちらも呼びたいけど悩み中!
[Point]一方を呼ばないのではなく、席次で解決する手段も
同じグループに属していても、みんながみんな仲良しとは限りません。中にはお互い会話もしないほど関係がこじれてしまった人たちも。そうは言っても自分にとっては2人とも大事な友人という場合は、どうすればいいのか悩んでしまいます。みんなはどうやって解決したのか、先輩花嫁たちの声を聞いてみましょう。
花嫁証言
かなり冷え切った関係の友人を両方呼びましたが、テーブルを分けた上で、さらに緩衝材となってくれる友人たちで囲み、お互いの距離を離すことで解決。(ぐみさん)
どうするべきか悩みましたが両名とも呼ぶことに。テーブルも円卓でなく流しの長テーブルにしたので、自然な形でふたりの席を離すことができました。(R・Mさん)
他の友人に気を使わせたくなかったこともあり、いざこざの発端となった友人は招待しませんでした。コロナ下で人数を減らして行うことを理由にしましたが、遠方在住ということもあって納得してもらえたと思います。(ERIKOさん)
Q.知り合いが誰もいない友人、
単独でも招待すべき?
[Point]自分が同じ立場だったら?と想像してみて
さまざまな事情で、式に呼びたいと考えている人が単独出席になってしまうことがあります。周囲に知り合いが誰もいない状況では寂しい思いをさせてしまいそうだし、悩みどころですよね。自分が同じ立場だったら、どんな配慮をしてもらうと行く気になれるのかを考えてみることも大切です。
花嫁証言
新人研修時代に仲良くなった友人が単独での参加。本人にも確認しましたが出席を快諾してくれたので、当日は受付をやってもらったり、話が合いそうな友人を紹介したりして、1人になる時間を少なくしました。(まみんさん)
同じ境遇の友人が2人いたので、お互いのことを事前に伝えた上で隣同士の席に。意気投合したようで一緒に帰宅し、後日お茶の約束までしたそうです。(長岡美咲さん)
自分が同じ立場だったら寂しいと思ったので、正直にその思いを伝えました。式には招待しなかったものの、個別に食事に誘って報告する機会を設けました。(湖波さん)
Q.異性の友人や元カレって、ズバリ呼ぶ?
それとも呼ばない?
[Point]まずはふたりで話し合い、お互いの了承を得る必要あり
今どき異性の友人がいても何の不思議もないし、招待したいと思っているグループ内に元カレがいるなんてことも十分あり得ます。元カレの存在は正直に言う必要はないけれど、異性の友人を呼ぶかどうかについては、ふたりに温度差があるかもしれないので、きちんと話し合った方がいいかもしれません。
花嫁証言
普段からグループで仲良くしているのに、「異性だから」という理由で呼ばないのは不自然。ただし彼がどう感じるか分からなかったので、きちんと相談した上で招待しました。(みさみささん)
同じコミュニティーなのに、男女で誘う・誘わないという判断をするのはちょっと違うかも。今後のお付き合いもあるし、彼も同じ意見だったのでグループの人は全員呼ぶことに。(ゆきさん)
元カレを含め、過去に少しでも気になったことがある男性や、逆に好意を寄せてくれた男友達は誘わないのが私のけじめ。彼が知っているかどうかにかかわらず、招待しませんでした。(ねねねさん)
[友人ゲスト選び]他にもこんなお悩みが!
「先輩花嫁がズバッと回答します」
【Q.】友達自体が少ない。何とか目立たなくする方法はある?
◆親族中心の式に。そこに大事な友人だけ呼ぶ形にすれば目立ちません。(あやさん)
◆私はリゾート婚にし、式自体を「両家の親睦を深める場」にしました。(A.Yさん)
【Q.】自分の式に招待してくれたものの、疎遠になっている人って呼ぶ?
◆迷ったけれど、今後も会うことはないと思って誘いませんでした。(まりたんさん)
◆当時仲が良かったことは事実だし、お世話になった人なので。喜んでもらえたので声を掛けてよかったと思いました。(しささん)
【Q.】同じグループだけど個人的には親しくない友人が。どうする?
◆気まずくなると嫌なので、一応声を掛けて出席は本人の判断に委ねましょう。(みみみさん)
◆LINEグループで全員に打診し、応じてくれた人だけ正式に招待しました。(るるさん)
【Q.】グループのメンバーの人数が多すぎる。全員呼ばなきゃダメ?
◆特に仲の良い人、結婚式に呼んでもらった人を厳選して招待してもいいと思います。(まーさん)
◆人数が多いグループは全員式に招待せず、二次会に来てもらう方法もありますよ。(ももこさん)
From 編集部
迷ったら、会う頻度や「これからも付き合いたいかどうか」で判断を
誰を呼ぶのか呼ばないのか、友人ゲストを線引きするのは意外と難しいもの。迷ったときには、今回先輩花嫁が教えてくれた解決法に加え、「頻繁に顔を合わせる間柄かどうか」「めったに会えなくてもずっと仲良く付き合っていきたい友人かどうか」を判断基準にするのも一つの方法です。
構成・文/南 慈子 イラスト/タカヒロコ
※記事内のデータならびにコメントは、2022年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー88人が回答したアンケートおよび、過去3年以内に結婚式を行った20~30代の女性110名が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年9月時点のものです
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