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【招待状】キホン解説&”おもてなし”伝わる最新実例6

結婚式の招待状作りは、式準備の中でも大事な作業のうちの一つ。いきなりデザインするのではなく、まずは段取りを知って早めに動き出すことがポイントです。さらに招待状は日時や場所の案内だけでなく、“おもてなし”の気持ちを込めることも。最新のオシャレ実例から、どのように“おもてなし”を取り入れたのか、招待状一式を分解し細部をご紹介しましょう。さぁ、招待状の奥深い世界をたっぷり楽しんで♪

まず基本をインプット!招待状の作り方

招待状のイメージイラスト

最初のステップは、招待状作りのフローを知ること。挙式8カ月~6カ月前を目安に準備を始めると安心です。

1)招待するゲストをリストにする
2)紙版orWEB版か形式を決める
3)会場や専門事業者に依頼するのか、手作りか。制作者を決める
4)デザインや文面、封入物の検討・決定
5)宛名書き・封入作業・切手貼付をして投函

続いては最新実例をご紹介します。“おもてなし”を込めたディテールをクローズアップしたのでCheckして!

温もりあるコットンペーパーの招待状で軽井沢婚に誘う

深いグリーンの封筒に、くすみピンクのタイムスケジュールなど案内の紙。シーリングスタンプもくすみピンクの俯瞰の写真
くすみピンクの封筒、延期後に実際に使ったもの。ドライラベンダー入りのシーリングスタンプは披露宴のメニューで使った
柴犬のイラストの切手

軽井沢婚のテーマカラーに合わせた、グリーンとピンクの招待状。写真1枚目は延期前、写真2枚目は延期後のもの。どちらも色のニュアンスや質感にこだわり、くすんだオリーブグリーンの封筒は海外から取り寄せた。三角のフラップ部分はユーロフラップと呼ばれるものでウエディングに人気。最近では国内でも入手できるように。またピンクの封筒はコットンペーパーで、手漉(す)きならではの素朴な手触りが魅力。(Kaoriさん)

【“おもてなし”が伝わるディテール】
○Omotenashi1.会場案内:軽井沢の深いグリーンに抱かれたチャペルの写真にリーフ柄のトレーシングペーパーをかけて、高原への旅気分を高めた。

○Omotenashi2.切手:新郎が招待状作りに積極的になるよう愛犬の写真を郵便局で切手に。結果、思わずゲストの顔がほころぶおもてなしに。

○Omotenashi3.服装案内・アレルギー確認:寒暖差の大きな軽井沢で快適に過ごせる服装案内や、アレルギー食材の確認など細やかな配慮も。

【data】
費用:1通当たり約1000円
制作期間:デザイン制作約1週間、印刷は自宅で2日、宛名書きも自宅印刷で1日(30通分)

手にするたびにワクワク、8つのデザインの封入物

茶色の紙にイラスト入りのタイムスケジュール、半円に近いカードに鳩目を作りリボンを結んだリクエストカード、前撮り写真の招待カードなどを俯瞰で撮影した写真
切手にした前撮りの写真。顔はトリミングカットしてドレスをメインに
左に返信用ハガキ、右にマップ、上にはタイムテーブルの写真

ブラウンの紙にイラストを添えたタイムテーブル、丸くカーブを描くカードに鳩目を作りリボンを結んだリクエストカード、前撮り写真の招待カードなど8種もの案内を、紙質・デザイン・フォントも変えてバリエーション豊かに。手にするたびにワクワクする招待状。一つ一つが個性あるデザインだがくすみカラーでまとめた。前撮り写真を用いた切手(写真2枚目)もほんのりブラウンのフィルターをかけて統一感◎。全て花嫁の手作り。(yunaさん)

【“おもてなし”が伝わるディテール】
○Omotenashi1.紙質:返信用はがきはゲストが書きやすいようケント紙に、マップは当日に忘れないよう光沢ある紙質にして存在感アピール。

○Omotenashi2.季節感を感じる色合い:秋に挙げる結婚式のテーマカラーはオレンジ。さり気なく一つ差し色として添えて秋婚を匂わせ、楽しみにしてもらえるように。

【data】
費用:1通当たり300円~400円(100円ショップの紙を使用)
制作期間:デザイン制作約2週間、印刷は事業者に依頼し約1週間、宛名書き約1週間(約60通)

一人一人異なる旅の写真入り招待状、プラスチックカードの透け感もお楽しみ

旅のカード入り招待状6枚クローズアップの写真。それぞれに違うのがよく分かる
プラスチックカードの奥に花を配置して透け感がよく分かる写真
海外の旅の写真が透けた封筒に、ひもを巻いてゴールドのシーリングスタンプを押した招待状の写真。中身はプラスチックカードに文面や会場のイラストを白で印刷

歴史ある洋館ウエディングへ誘うクラシカルデザインの招待状。「今まで見たことがない招待状に!」と一人一人に異なる旅先の写真を封入し、透けるプラスチックカードに案内を印刷。会場となる洋館のたたずまいもイラストにして主役にした。写真2枚目のように「ゲストの好きな場所や背景で透かしてワクワクしながら見て欲しい」の願いも込めて。新婦がイメージを膨らませ、新郎がデザイン。返信はQRコードから。(まさみさん)

【“おもてなし”が伝わるディテール】
○Omotenashi1.一人一人に異なる写真を:クラシカルな邸宅ウエディングの雰囲気にマッチした、ヨーロッパ旅の写真を封入した。ゲストの顔を思い浮かべながらイメージに合うショットをセレクト。

○Omotenashi2.ギフトのように:直接、手渡せなかったので贈り物を届けるイメージでデザイン。くるっと1周ひもをわたしてシーリングスタンプを押した。

【data】
費用:1通当たり1000円弱
制作期間:デザイン制作2日、印刷は事業者に依頼し約1週間、宛名書きは事業者に依頼し2週間(60通)

フレンチ草書(R)のカリグラフィー&手触りが優しい活版印刷の招待状

パリッとした紙に自筆のフランス草書がポイントの招待状。テーマカラーの黄緑、生成り、黒茶、金色の組み合わせ
リバティプリントの飾り紙
芳名帳代わりのメッセージカード。黄緑の紙にオリジナルのロゴ

フランス語が好きで、フレンチ草書(R)のカリグラフィーを学んでいる新婦は完全オリジナルの招待状を制作。自筆のフォントは、でこぼこの優しい手触りが懐かしい活版で印刷した。「郵便受けをのぞいた時に気分が高まることを願って」宛名も一人一人にイタリック体で自筆。シーリングスタンプのモノグラムも自作し、目で見て、手で触れて楽しめる、紙ならではのおもてなしを極めた。案内状には宿泊予定のゲストにチェックインについて、妊婦や子連れゲスト、持病がある人には披露宴会場近くの休憩室の案内も。(Yukinoさん)

【“おもてなし”が伝わるディテール】
○Omotenashi1.飾り紙:届く人全員が違う柄になるように、一人一人のイメージに合う模様を選んで付けた飾り紙。透け防止の役割も。

○Omotenashi2.芳名帳代わりのカード:自らデザインしたオリジナルカードは、受付で混み合うことを避け時短につながった。

○Omotenashi3.サイズ:持ちやすい形を試行錯誤し、16cm×16cmの正方形の封筒に、二つ折りで収まるサイズに

【data】
費用:1通当たり700円前後
制作期間:デザイン制作3週間、活版印刷など1カ月半、宛名書き10日(52通)

手にした瞬間ビッグスマイル!ハロウィンウエディングへのファニーな招待状

メリーゴーランドの前で撮影したファンタスティックな写真を案内状に。ユニークな手描きイラストなどもちりばめて
切手とイラストのクローズアップ写真
フォントに寄った写真

新郎新婦主催のハロウィンウエディングに招く、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような愉快な招待状。ショーやミュージカルなどの招待チケットをイメージしてデザインに取り入れ、楽しいパーティはもう始まっているかのよう。時間や場所、感染対策などをしっかり伝えつつ、よく読むと「新郎は非常にカメラに敏感な体質のため、カメラ目線になってしまう可能性がございます」なんて笑えるメッセージも。ゲストのワクワクが止まらなかった。(miyumimiさん)

【おもてなしが伝わるポイント】
○Omotenashi1.切手:遊びもとことん楽しむふたりは、数年前のハロウィンでもバッチリ仮装。そのときに撮影したものを切手に。ふたりらしさ全開でゲストは花丸笑顔!

○Omotenashi2.フォント:フリーフォントをくまなく探して、ハロウィンのムードを高めた。

○Omotenashi3.予告メッセージ:「当日はたくさんのTrickとTreatを用意してお待ちしております」とワクワク高まるメッセージ。ちなみに当日は『式中に指輪が無くなりアタフタ。扉から風船を手にしたぬいぐるみが運んでくる』という演出や『両家父が双子のようにお揃いタキシード』etc.で盛り上がった。

【data】
費用:1通当たり約500円
制作期間:デザイン制作に約1カ月、印刷は事業者に依頼し約3週間、宛名書きはふたりで筆ペンで1日(約60通)

さわやかな夏の花々で彩るウエディングが待ち遠しい招待状

白地に夏の水色が差し色の招待状の中身を全部見せ。飾り紙はグレーの花柄。ブロンズのシーリングスタンプも
invitationcardの寄り写真。
芳名帳代わりのカードを外すと、台紙に結婚式を挙げる7月のカレンダーの写真

花材や色などフルオーダーした、初夏の花々でゲストを迎える結婚式への招待状。色味のバランスを試行錯誤し、コットンペーパーを活版印刷したinvitation cardはブーケをイメージさせる淡い水色で印刷(写真2枚目)、芳名帳代わりのカードはミントグリーンに(写真3枚目)。飾り紙は封筒になじむ落ち着いたボタニカル模様でみずみずしく爽やかな世界観を作り上げた。一方で場所や時間などしっかり伝えたいことは白地の墨文字に。ロゴやinvitation cardの花&リーフの飾り模様も花嫁の自作。(@as__usod1124さん)

【“おもてなし”が伝わるディテール】
○Omotenashi1.カレンダー付きカード:植物とイニシャルをモチーフにオリジナルロゴを描いた、芳名帳代わりのカード。これを外すと、台紙にカレンダーが現れウエディングデーに丸印。待ち遠しくなる遊び心を添えて。

○Omotenashi2.QR付きマップ:
当日はスマホの地図アプリを頼りに来場するゲストが多いことを想定し、地図にQRコードを記載。

○Omotenashi3.会場外観:会場の外観写真をアプリで鉛筆画にして印刷。選び抜いたお気に入りの会場に招く心意気を伝える。

【data】
費用:1通当たり約600円
制作時間:デザイン制作約2週間、活版印刷などから封を閉じるまで約2週間、宛名書きはラベル印刷で30分(48通)

From 編集部

招待状はウエディングアイテムの中でも特別なもの

ゲストを結婚式に招く招待状は、数々のウエディングアイテムの中でも愛情を注いでしまうものの一つかもしれません。式を終えてしばらく時間が経っているにもかかわらず、先輩花嫁たちの招待状への思いは深く、さまざまな工夫を伝授してくれました。“おもてなし”を込めつつ素敵にデザインするなんてハードルが高いように思いますが、まずはSNSや画像検索アプリなどで好きな画像を収集。集めて見比べるうちに、お手本にしたいふたりらしい世界観に出会うことができますよ。準備もゆっくり楽しんで。

構成・文/千谷文子 イラスト/別府麻衣 D/mashroom design
※フレンチ草書(R)は商標登録を受けています
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです

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