【新婚の今始めよう】将来”セックスレスにならない”ための6つの心得
夫婦の4割がセックスレスといわれる現在「私たちはラブラブだから大丈夫」と思っていても、いつか来る将来に困ってからでは時すでに遅し!そこで今回は夫婦生活のプロ、ラブライフアドバイザーのOliviA先生が、将来セックスレスにならないための対策を伝授。これをチェックして、これからずっと続く夜の夫婦生活を円滑に楽しく、お互いが満足できる素敵な時間にしていきましょう!
POINT1 愛情と感謝の気持ちを表に出す
そんな当たり前のこと?と思うかもしれませんが「ふたりが一緒にいる毎日を、当たり前と思わない」「相手を尊敬する気持ちを常に持つ」ことは基本中の基本。日頃の相手への態度は、そのまま夜の生活にも表れるものだから、愛情表現や感謝の言葉は、関係が長くなってくると自然に減る傾向にあるため、毎日声に出して伝えることが大切です。
先輩たちはこんな心がけしてます
日頃から「ありがとう」との言葉とともに、ハグをしています。(りんごさん)
おはよう、行ってきます、ただいま、おやすみなど、あいさつと一緒にスキンシップを必ず取っています。(もりちさん)
お互い擦れ違う時には、必ずスキンシップ!(はるさん)
何でもいいので1日1回は体に触れるような動作やしぐさは欠かさないようにしている。(みさきさん)
感謝と愛情表現はしっかりする。彼にも”好き”などの言葉は、口にしてほしいと言いました。(美雪さん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
「ありがとう」「好き」は誰だって言われたら嬉しい言葉。だからこそ新婚の今のうちに習慣化してしまうのがコツ。私も最初は恥ずかしかったので、飼っている猫に向かって言う練習をしていたら、彼にも自然と言えるようになりましたよ(笑)。気張らず自然に言って、慣れることから始めてみて。
特におすすめなのは、夜寝る前に相手を褒めること。これを日課にしてしまうと、良い気分で眠りにつけ、気持ちよく起きられるから、朝イライラしてケンカなんてことも減るはず。
POINT2 特別な時でなくてもSEXの話ができるようにする
彼とSEXに関する話はできますか?どんなに仲が良いカップルでもSEXの話をタブー視する人が多いなと思います。夫婦間でできない話題があるのは寂しいですし、それはコミュニケーションの逃げ。恥ずかしがらずにふたりのSEXについて話せる仲になっておくことは、とっても大事なことです。
先輩たちはこんな心がけしてます
どういうときにしたくなる?どの程度の頻度でしたい?と一緒に話しました。(いくらさん)
「普段の生活」と「夜の仲良し」の時間はメリハリをつけようねと決め、「ハグしたい」「キスしたい」とお互いしたいタイミングは言うようにしています。(しほさん)
「子どもができた後でも夫婦生活は大切にしようね」と事あるごとに話題にしています。(namiさん)
自分のSEX観と彼のSEX観を話し合って、ふたりの価値観を擦り合わせています。(harukaさん)
お互い我慢はやめようねと確認し合っている。(きむらんらんさん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
ドラマや配信動画を一緒に見ながら、「こういうのいいなー」「してみたいなー」など話してみたり、ネット記事のセクシー系のトピックを話題にして「セックスレスにはなりたくないよね」と擦り合わせてみたり、まずは軽くで良いので、ふたりの間でセクシャルな話が自然にできる空気づくりをしてみて。彼の意外な趣味が分かったり、自分のことも包み隠さず話せるようになると、ふたりのSEXにも良い影響を及ぼします。この記事を彼と一緒に見てみるのもいいかもしれないですね。
POINT3 断り方にも工夫をする
体調が悪かったり、すごく疲れていたり、気分が乗らなかったり……etc.彼からの誘いを断る事もあると思いますが、問題は断り方。ただ「したくない」だけだと彼だってめげちゃいます!ずっと一緒にいると関係が近いから、ついズバズバ言ってしまうのも分かりますが、ラブラブな今のうちに気を付けておいて。また、3回以上連続でそっけなく断られると「嫌なのかな」「気持ちが離れたのかも」と彼側も不安になりやすく、誘う意欲が減退してしまうことも。長い夫婦生活を考え、今後もずっと彼とのSEXを大事にしていきたいなら断り方は丁寧に。
先輩たちはこんな心がけしてます
セックスしたくない時も「今日は気分が乗らないだけで大好きだよ」は言葉にして伝えるようにしています。(さやこさん)
相手がしたい気分でないときは、意見を尊重し合おうねと決めました。(いくらさん)
私がしなさすぎて彼がすねちゃう時があるので、スキンシップをしたり、たくさんキスをするように心がけています。(涼子さん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
同じ断り方でも「ムリ!」ってひと言じゃなく、期待感を連想させるような、代替案を出す断り方が◎「疲れてるから今日は無理だけど、明日なら大丈夫そう」「今忙しいから月末までだめだけど、来月はお泊まりしようね」「今日はいちゃいちゃだけして寝たいなー」「キスだけしたい」など、今はダメだけど●●ならできる。という具体的で分かりやすい提示をしてあげるのが優しさです。
POINT4 自然に誘えるようになる
自分がしたいなって思う時に、誘える間柄であることも大事。直接的に口に出して言わなくても、自然とスキンシップを多めに取ったり、LINEの分かりやすいいちゃいちゃしたイラストのスタンプを送ってみたり……etc.セクシーさを前面に出すよりも、愛らしさや安心感を出すのがおすすめ。YES・NO枕だったり、夕飯が●●だったら……と、ふたりの中で誘う時の合図を決めておくのも一つの方法です。また、新婚の今は誘われることが多くても、今後は逆になることだってあるから、長い性生活を考え、自分から誘える雰囲気をつくっておくと安心。
先輩たちはこんな心がけしてます
受け身でいると、「最近誘ってくれない」など悲しくなるかもしれないので、自分がしたい時に誘えばいいや!というマインドに変えたら、心が平和になりました。(りんごさん)
自分からも誘うようにしています!(natsuhoさん)
定期的にすることが習慣になるように、こちらからアクションしています。(佑美さん)
最近してないなと思ったら自ら言いに行く。相手からのお誘いだけに期待しない。(加奈さん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
彼の気持ちを自然に盛り上げたいなら、ポイントは触覚。特にヘッドマッサージが効果的。膝枕をして、全身をゆるめてあげながらマッサージすることで、副交感神経が優位になり、外(仕事)と家(プライベート)の切り替えがしやすくなります。
人は対面で目を合わせて話すと自然に緊張してしまうものなので、ゆったりとお互いに向かい合い、触れ合いながらの会話(でも目は合わさない)で普段言えないことも話すと◎
また、骨盤周りやお尻を温める下半身のマッサージなら、男性は勃起力につながり、女性は感じやすくなるのでHのウオームアップにも◎疲労回復にもなる上、ちょっとしたムラムラ気分もプラスさせられます。
【マッサージの仕方はこちらの記事をCHECK】
POINT5 夜の会話力を磨く
夜の夫婦生活をこれからもずっと楽しんでいくには、新婚の今のうちにお互いのSEXの快と不快を、きちんと伝えることのできる夫婦になっておくことが特に大事。「言わなくても分かる」という美徳はSEXには通用しません!お互いに、どうされたらいいのか?嫌なのか?をはっきり言える関係になれれば、SEXの質が自然と上がりますよ。
先輩たちはこんな心がけしてます
した後は感想を言い合う。決めているわけではなく、いつも自然に話す雰囲気になっています。(愛子さん)
夫婦とはいえども体は他人。本人にしか分からないことがあるので、お互い何でも正直に伝えるようにしています。(rumiさん)
セックスの不満はためない!気になることがあればお互いにすぐ言う。(ピノさん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
そうは言ってもいきなりは……というカップルなら、まずは耳掃除で夜の会話力を磨いて。見えない所を掃除してもらうときって、される側が誘導するしかないですから「ちょっとそこ痛いから弱めてー」「もうちょっと大丈夫」「そこが気持ちいい」とか、耳掃除の会話だけど、ふたりでお互いにどうするのが気持ちいいか、言い合いっこしながら抵抗感なくダメ出しできる良いきっかけに。自然と夜の会話の練習になるおすすめのテクニックです。
【こちらもCHECK】
POINT6 ある程度定期的にする
カップルによって、頻度は違うと思いますが、月1回あるかないかがセックスレスの分岐点。それより少なくなってしまった場合は、少し危機感を持った方がいいかもしれませんね。途切れた状態で「まぁいっか」と放っておくとその状態がずっと続いて、再開するきっかけを失ってしまうこともあります。毎週●曜日など、ガッチリ決めてしまうと義務的になってしまうのであまりおすすめではないですが、ほどほどで良いので、ふたりのペースを今のうちに擦り合わせておくことは今後のSEXライフにおいて大切なことです。
先輩たちはこんな心がけしてます
レスにはなりたくないから、1カ月に1~4回はできたらいいねとふたりで話しました。(みさきさん)
結婚して一緒に住み始めたタイミングで、どのくらいの頻度がいいか彼と話しました。(kiyoka17さん)
同棲していた時に、2カ月ほどご無沙汰になってしまったことがあり、今後は1カ月に1回は必ずタイミングを合わせてしようと決めました。(juriさん)
「1カ月以上セックスしないのがセックスレス」という記事をふたりで見て、それ以降月に1回以上はするように。(みんみんさん)
月に1回は必ずセックス日を作るようにしています。(ピノさん)
これやってみて!OliviA先生からのADVICE
恋人時代のように、ふたりが自然にムラムラしてそのままHな雰囲気にというタイミングは、一緒に住んでいるとなかなか来ません。だからこそ、お休みが合うなら週末の夜、寝る時間が合わないなら昼間にしようなど、お互いの生活時間に合わせて決めておくのがおすすめ。
内容に関しても大事なのは量より質です。が、毎回毎回めくるめく快感なんてないから、いつも85点くらい。そこそこ満足してますって言えるくらいでいいと思いますよ。気分が乗らないときもあるかと思いますが、ふたりでいちゃいちゃしてる間に何となく気分が乗ってくることもあるはず。あんまりこだわらずに、できそうな時に応えてあげるのも、これからの長い性生活を継続的していく上では大事です。
From 編集部
大事なのは毎日のコミュニケーション!
OliviA先生からお話いただいたポイントは全て「相手を思いやること」と「自分の思いを伝えること」につながります。要は、日々のコミュニケーションさえきちんと取れていれば問題なし。夜の夫婦生活については、まずふたりで話題にすることが一番の近道。最初は話しにくいかもしれませんが、この記事をきっかけにSEXについて自然に話せるようになり、長く続くラブライフを楽しめる夫婦でいてくださいね。
OliviA ラブライフアドバイザー
2007年より性生活の総合アドバイザーとして活動。カウンセリング・講座で「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。近著『セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ』(日本文芸社)他多数。ゼクシィアプリの連載企画「ゼクシィ夜の★相談室」では、数々の夫婦たちのセックスの悩みを解決してきた、男女のラブライフに関するプロフェッショナル。
取材・文/滝 紀子 イラスト/チヤキ 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のコメントは2023年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー115人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです。
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