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品数・相場・トレンドを解説! 引出物&引菓子の基本

結婚式の記念にゲストに贈る、引出物や引菓子。誰にどんな品を贈ったらいいのか、地域のしきたりなど、いざ選ぼうとすると分からないことだらけ……。そこで金額の平均や品物の人気ランキングなどをご紹介! 先輩花嫁のギフト選びも参考にして。

ギフトの品数は3品目が最多! 地域によってしきたりに違いも

ギフト1

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、1人当たりのギフトの合計品目数は、3品目が最多。

【ギフトの合計品目数】
1品目…11.9%
2品目…20.4%
3品目…53.9%
4品目…8.4%
5品目…3.4%
6品目以上…0.2%
無回答…1.7%

3品目とは主に「引出物」「引菓子」「引菓子以外の食べ物・飲み物」の3種類。
1品目と回答した人が多いのは北海道。北海道は会費制の結婚式が多いため、ギフトは1つか2つというのが慣例。
また、新潟や富山、石川、福井の北陸エリアでは4~5品目が多い。新潟では「松の葉」といわれるギフトを、北陸では「細工かまぼこ」などを引出物と併せて贈る文化があるため。ギフトをたくさん用意する分、1人当たりのギフト総額も高めに。
関西エリア、東海エリア、四国エリアなどでは、縁起物としてかつお節や昆布などをプラスする場合も。

1人当たりのギフトの相場は、5000~6000円台がボリュームゾーン

ギフト2

1人当たりのギフトの平均額は、6200円。ボリュームゾーンは、5000円台が19.7%で、最も多くなっている。2000円未満が多いのは会費制の影響。

【1人当たりのギフトの費用】(全国推計値)
2000円未満…15.8%
2000円台…4.2%
3000円台…8.2%
4000円台…11.9%
5000円台…19.7%
6000円台…12.8%
7000円台…7.6%
8000円台…4.8%
9000円台…1.9%
1万円以上…13.0%

ギフトの相場は、しきたりの違いによって地域で大きく異なっている。
北海道では平均額が2300円、ボリュームゾーンも2000円未満が74.6%。会費制なのでギフトの品数が少なく、相場も低めの傾向。
品数が多めの富山・石川・福井の北陸エリアでは平均額が8300円、新潟は8400円と、日本の中で最もギフトが高額なエリアに。
3番目に高額なのは四国エリアで、平均額は7100円となっている。

1人あたりの引出物は3000円台、引菓子は1000~1500円が相場

ギフトの内訳の平均額は、それぞれ以下の通り。

【それぞれのギフトの1人あたりの平均額】(全国推計値)
引出物…平均6000円
引菓子…平均1400円
プチギフト…平均300円

引出物は平均額こそ高くなっているものの、3000円台が最も多く34.1%。2番目に多かったのは、5000円台で20.0%。約7割の人が3000円から6000円の間の引出物を用意しているという結果に。

引菓子のボリュームゾーンは1000~1500円が64.0%。引出物に比べると引菓子は地域による金額の差がない傾向。

ちなみに、プチギフトは配らない人もいれば、こだわる人もいて金額の幅が大きい。200円未満が26.5%、200円台が26.7%、300円台が27.2%。約8割の人が400円未満の商品を選んでいる。

ギフトを決める前に、双方の親にしきたりを確認しよう

結婚式のギフトは、地域によって品数も金額も贈る品も大きく異なっている。新郎新婦それぞれの実家や出身地が離れている場合などは、事前に親にそのエリアのしきたりを確認しておこう。
引出物は、1つの紙袋にまとめて入れるため、紙袋が同じであればゲストによって品数が違っても問題ない。新婦側だけにかつお節を入れたり、主賓と親戚にだけ高額な品物を贈ってもOK。ゲスト全員のギフトを統一する必要はないので、臨機応変に対応しよう。

引出物は、カタログ式ギフトが安定的な人気!

ギフト3

引出物は、冊子型のカタログ式ギフトが54.7%と安定的な人気。ウェブ上で選ぶカタログ式ギフトも人気で38.2%。冊子型とウェブ上を足し合わせると、カタログ式ギフトの割合は9割以上を占めている。2位は食器類の19.8%。3位はタオル・傘などの生活用品で14.0%。

引菓子は、バウムクーヘンが48.2%で1位。2位はその他の洋菓子で17.9%、3位はケーキ類の16.0%。。和菓子派は6.3%で、洋菓子を贈る人が多数派。

ちなみに、プチギフトは、「費用が手頃であること」(47.9%)や「好き嫌いがわかれない無難な品であること」(47.6%)を重視する人が多い。

引出物や引菓子の「のし紙」はどうつける?

引出物や引菓子ののし紙では、結婚は一生の縁ということで、水引10本の結びきりを用いる。表書きは「壽」のほか「内祝」でも良い。メインの贈り物である引出物に両家の名字を。引菓子は新郎新婦の名前を書く。いずれも見て分かるよう、外のしにする。

約7割の花嫁が贈り分けを実施。贈り分けは3パターンが最多

「招待客によって中身を変えた」と答えたのは、約8割。贈り分けに地域差はなく、どのエリアでも7~9割前後の人が「贈り分けをした」と回答。

贈り分けのパターンは、3パターンが約4割で1位。次に2パターンが約3割という結果に。

ギフトを贈り分けするときの基準は、「親族と友人など、招待客との間柄によって」が約6割。その他の基準は「招待客の性別によって」「招待客の年齢層によって」「招待客の好みによって」といった分け方が多い。

どうセレクトした? 卒花のギフト選びを紹介!

【靖子さんの場合】引出物はカタログ式ギフトで統一、縁起物を贈り分け

ギフト4

<引出物>
カタログ式ギフトに統一。
親族1万円、職場関係5000円、友人3000円に。食品で1冊、雑貨で1冊と商品の種類が豊富なカタログをセレクト。

<引菓子>
家族のいる人には、ホールのバウムクーヘン。独身者には小分けになったバウムクーヘンに。

<プチギフト>
キスチョコを組み立て式の包装紙でラッピング。

<縁起物>
子どもがいる人にはゼリー、お酒を飲む人にはおつまみになる菓子、女性にはかわいい瓶入りのジュース。

セレクトのポイント教えて!

花嫁1

結婚式はゲストの記憶だけに残ればよいと考えて、あえて食器などのアイテムにはせず、カタログ式ギフトを選びました。プランナーさんに「食品を頼む人が多い」と聞き、食品が多く載っているカタログをチョイス。縁起物はかつお節などが多いですが、自分がもらったときに使う機会がなかったので、すぐに食べられるものに。帰り道のことを考えて、ギフトは配送にしました。(靖子さん)

【tamaさんの場合】引出物は食器類をセレクト、プチギフトは箸置きに

ギフト5

<引出物>
親族、遠方ゲスト、主賓へ4000円の食器セット。他のゲストには3000円のケーキ皿。

<引菓子>
親族には1100円の小分けのカステラ。他のゲストには1100円のチョコレートブラウニー。

<プチギフト>
キャラクターの箸置き。

<縁起物>
親族、遠方ゲスト、主賓にのみ1000円のかつお節。

セレクトのポイント教えて!

花嫁2

引出物は、ご祝儀が多いと予想した人や、お車代が出せないと伝えても来てくださった人に、せめてものお礼ということで少しランクアップした品物を贈りました。引菓子は食べやすさを考えて小分けの物に。箸置きは5種類の絵柄があり、どれが当たるかはお楽しみと言う形で配りました。かつお節は若い人には不要と思い、友人には入れませんでした。(tamaさん)

【とくまちさんの場合】70人のゲスト全員に欲しいものをヒアリング!

ギフト7

<引出物>
70人のゲスト全員にどんなものが良いかを聞いて、候補の商品の画像を送り確認。金額は全員同じに。贈ったのは、今治タオルのセット、スポーツタオルセット、和風の小皿、熊野筆のメイクブラシ、耐熱タッパーなど。

<引菓子>
1000円のプチフィナンシェ。

<プチギフト>
『御祝いシジミ』という名前のインスタントみそ汁。

セレクトのポイント教えて!

花嫁3

自分の贈りたいものではなく、相手が本当に欲しいものを渡す気持ちが大切だと思い、全員に贈り分けしました。商品は違っても、包装紙は同じにして差がつかないように気を付けました。一人一人に聞いたことで「こんなに丁寧にゲストのことを考えてくれる人は初めて!」と言ってもらえてよかったです。ただ贈り分けに間違いがないようにするため、スタッフとの打ち合わせは慎重にしました。(とくまちさん)

【美央さんの場合】性別や年齢を考えて3パターンに贈り分け

ギフト6

<引出物>
親族…5000円のブランドのグラスセット。
男性の友人…3000円の名前入りハンガー。
女性の友人…3000円のチークブラシ。

<引菓子>
1500円のバウムクーヘン。

<プチギフト>
丸い瓶に入ったアップルジュース。

セレクトのポイント教えて!

花嫁4

親族は家族で出席してくれた人が多かったのでみんなで使えるものに。男性の友人へはスーツを掛けるハンガーに名前を入れてオリジナリティーを出しました。女性の友人へは、もらってうれしいもので毎日使えるものをと、チークブラシをセレクト。自分がもらって困らないものを考えて、目上の方への引出物は母にもアドバイスをもらいました。(美央さん)

【まりもさんの場合】好みに合わせた食器とグルメカタログのセットに

ギフト8

<引出物>
親族・上司…5000円のカタログ式ギフト。
同僚…3000円のカタログ式ギフト。
友人…3000円の好みに合わせた食器とグルメカタログのセット。

<引菓子>
1000円の結婚式会場限定の焼き菓子セット。

<プチギフト>
だるまの形のペーパークラフトに入ったキャンディ。

<縁起物>
新婦のゲストにのみ1000円のかつお節。

セレクトのポイント教えて!

花嫁5

喜んでもらえるもの、もらって困らないものを考えて選びました。親族や職場のゲストにはきちんと感を出せる定番のカタログに。ビール好きの友人にはグラスとクラフトビールのカタログ、女友達にはデザート皿とスイーツカタログといった具合に、それぞれの好みを考えてカタログ自体を贈り分け。食器が付いていてグルメも選べるのがうれしい!と好評でした。かつお節は夫の地元では入れる習慣がないので新婦側だけに。(まりもさん)

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From 編集部

基本を押さえて、ふたりらしいギフト選びを

結婚式のギフトには地域差やしきたりがあるので、自分たちだけで決めるのではなく、親や親族に相談しながら選ぼう。相手のことを考えて選んだギフトなら、ふたりからの感謝の気持ちがきっと伝わるはず。

構成・文/稲垣幸子 イラスト/篠塚朋子
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです
※記事内のコメントは、2019年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー80人が回答したアンケートによるものです
※記事内で紹介しているデータは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです

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