【208人に大調査】上司にメールで結婚報告ってあり?なし?
今や公私を問わずコミュニケーションツールとして欠かせないメール。職場でも相手の作業の手を止めずに済むことから、近くの席の人ともメールで……という光景も決して珍しくありません。そんな中、上司への結婚報告もできればメールで済ませたいという人もちらほら。今回はどのようなケースならメール報告でも良しとされるのかを、上司・花嫁両方の声から探ってみました。
意外? 46%の上司が「メール報告でもOK」
今回、アンケートで上司の皆さんに「メールでの結婚報告はあり?なし?」を尋ねたところ、「あり」と答えた人は31%。「場合によってはあり」の15%も含めると、容認派は半数近くに上りました。中でも目立ったのは「そういう時代だから」という声。一方、場合によっては……という条件付きOK派の意見としては、「最初のアプローチはメールでも、後から口頭でもきちんと報告してほしい」という要望が。
ともあれメール報告を快く思わない人が半数以上いるのも現実なので、上司との日頃のコミュニケーション手段やお付き合いの深さ、職場の雰囲気などを考慮することが大切です。迷ったら、先に結婚した職場の先輩に相談してみるのもいいかもしれません。
【ケース1】なかなか話す機会がない上司には?
上司が出張で不在がち、お互いに直行直帰の職種などでは、会って直接話せるタイミングを待っているうちにどんどん報告が遅れてしまうことが。場合によってはうわさが先に広まってしまい、第三者から上司の耳に入ることもあるので、「早めにメールで伝えておきたい」という声も少なくないようです。
<上司からはこんな声が>
★【あり派】
出張でいないことが多いので、連絡が付けばそれでいい。最速の手段ならメールでも構いません。(40歳/男性)
★【あり派】
「詳細は後日報告しますが、取り急ぎメールにて」というのは、業務同様ありかな。(45歳/男性)
★【場合によってはあり派】
気持ちの上では直接言ってもらった方が好感が持てますが、連絡が遅れるくらいなら、最初のアプローチとしてメールもありです。(45歳/女性)
花嫁voice
\メールした後、口頭でも報告/
直属の上司とは働いている場所が違うので、まずは結婚する旨をメールで伝えた後、電話する機会があるときにあらためて口頭で報告しました。(mdayanさん)
\メールで報告すればよかった/
上司とはプライベートな話もする間柄だけど、不在のことが多く、会えるタイミングを待っていたらすでに人づてに聞いていたようで……。先にメールで伝えておけばよかったかもしれません。(ちはるさん)
大事なのは手段よりもタイミング
なかなか会えない上司の場合、つい報告を先延ばしにしてしまいがちだけど、大事なのは「いち早く伝える」という姿勢。上司のタイプにもよるけれど、まずは「次にお会いできる際に詳しくご報告させてください」とひと言断わりを添えて、結婚が決まったことのみメールで伝えておく方法もあり。
【ケース2】「婚姻届を提出しました」と報告するだけの場合は?
中には「式は未定だけど、婚姻届だけ先に提出した」という人も。業務に差し迫った影響がない場合でも、法的に結婚すると職場での諸手続きが必要になってくるので、直属の上司には早めに報告する必要があります。こんなときのメールでの報告はあり?なし?
<上司からはこんな声が>
★【あり派】
結婚に関する社内手続きがメインの報告なら、口頭でのやり取りよりも文書の方がじっくり推敲(すいこう)できるので安心です。(35歳/男性)
★【場合によってはあり派】
メールでの事後報告だったけど特に違和感はなし。報告しない者もいるので、伝えてくれだだけでも良しとします。(53歳/男性)
★【なし派】
連絡先の変更も考えられるので、婚姻届の提出だけでも報告は早めに欲しいところ。本人にじかに確認しなくてはいけないこともあるし、できれば対面の方がいいと思うのですが。(42歳/女性)
花嫁voice
\私は電話でサクッと/
事情で人事関係の手続きを先行してしまったため、そちらから上司に話がいく前に連絡を。私は電話で報告しましたが、一番早いタイミングで伝えたい場合は、メールもありだと思います。(寒天ぽんたさん)
【ケース3】周囲に目立たないよう報告したい場合には?
退職予定がある人や、会って上司に報告しているところを同僚に見られたくない場合など、周囲の目が気になる人の強い味方がメール。そのあたりを察して「ありだよ」と言ってくれる上司の声も結構見受けられました。
<上司からはこんな声が>
★【あり派】
他の人の前ではなかなか言い出しづらいと思うので、LINEやメールでの報告でも構わないと思います。(52歳/女性)
★【場合によってはあり派】
退職予定があっても口頭で伝えるのが礼儀。ただ、最近の若い人の常識は少々変わってきているので、それも認めるべきかなとも思う。(55歳/女性)
花嫁voice
\相談事を文書に残せて正解/
私の場合、社内の連絡手段はメールが普通だったので。退職を伴う結婚のため、まずはメールで引き継ぎの時期や後任の選出に関することなどを相談しました。文書に残すことで上司とのやり取りもスムーズに進められたと思います。(かおりさん)
退職を前提とした場合のメール例(かおりさん)
【件名:ご相談です】
実は急ですが、結婚が決まりました。
相手は○○(遠方)に住んでいて、転居を伴うため、後任の募集や引き継ぎなどを考えるといつ頃の退職が良いでしょうか?
遅くとも半年後には引っ越したいと思うのですが、△△さんのご意見をお聞かせください。
結論! 職場の風潮が許すならメールも「あり」
ここまでの流れをまとめると、メールも上手に使えば、必ずしも失礼には当たらないことが分かりました。特に職場の風潮としてメールがポピュラーな連絡手段なら、違和感なく取り入れることができそうです。ただしまだ半数以上の上司がNGであることを考えると、「メールのみ」で済ませるのではなく、状況に応じて「メール」と「口頭」をうまく組み合わせて使うのが望ましいかもしれません。
花嫁voice
\最初のアポイントをメールで/
「お話があるのでお時間をいただけませんか?」とアポイントの部分だけメールを使い、その後、あらためて会議室で報告を。会って伝えることで、じかに祝福の言葉をもらえてよかったと思います。(mamikoさん)
\口頭で伝えた後、詳しくはメールで/
普段は多くのスタッフが近くにいるので、打ち合わせで上司とふたりになったときに口頭で報告を。その後、式の日時の連絡や有給休暇の相談などはメールで伝えました。(dannyさん)
From 編集部
誠心誠意をもって臨めば「メール報告」もあり!
実は今回リサーチした花嫁の多くは、迷いながらも「メールでは失礼かも」と思い、口頭での報告を選択していました。ただ、花嫁が思うよりもずっとメール報告を容認する上司が多かったことは嬉しい誤算! 決して面倒だからという理由ではなく、さまざまな状況に応じて「メールがベスト」と判断した上での報告なら、理解してもらえるのでは? 上司の気質や職場の風潮なども鑑みながら、検討してみてはいかがですか。
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2017年2月時点のものです
※記事内のコメントは2017年1月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー105人が回答したアンケート、および男女103人が回答したマクロミル調査によるものです
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