カップルのホンネ通信 2010


いまや珍しくなくなった結婚前の同棲。
結婚前の“お試し”期間として勧める声も、よく聞くようになりました。
でも実際のところ、どのくらいのカップルが同棲しているの?
その期間は?メリット、デメリットは?
気になる経験談を、先輩カップルに聞いてみました。
大多数のカップルが同棲を経験してから結婚していることが判明!その割合7割、つまり3人に2人。数字にしてみると、かなりの同棲率ですよね。
「同棲した・する予定」と答えた人に同棲期間を聞いたところ、最多は「1年以上」で34%。次いで「半年~1年」(29%)で、合わせると半年以上同棲する人が63%にも上ることが分かりました。また同居の形態も、彼・彼女どちらかの家にもう一方が入るパターンより、新居を準備して同棲し始めるパターンのほうが圧倒的に多く、6割に上っています。きちんと準備して一定の期間を一緒に過ごす。どうやらいまどきの同棲は、結婚までの重要なステップになっているようです。



同棲の理由は「長い時間一緒に過ごしたかったから」(30%)が最多。当然といえば当然な理由ですね。でも、それに続く「結婚前に相手をよく知りたい」(20%)、「お金の節約」(19%)、そして「その他」回答の多くを占めた「結婚準備を進めるため」は、堅実ないまどきカップルを反映した結果となりました。同棲カップルの半数以上が「親も同棲に賛成」だったのも、今風ですね。
一方、同棲しなかった(しない)理由については、「けじめ」と答えた人が24%、「親の反対」が17%。「結婚までの親との時間を大切にしたい」というコメントも多く、いずれにしてもやはり「親」の存在が同棲の決断に大きく影響していることが分かりました。


実際に同棲してみたメリット・デメリットについても聞いてみました。メリットについては、「相手をよく理解できた」「節約になった」「結婚の相談がしやすかった」という声がやはり多数。反対にデメリットは、「デートのドキドキ感、結婚へのときめきが薄れる」「1人の自由な時間が減る」という声とともに、「結婚のきっかけがなくなる」というやや深刻な声が上げられました。同棲した途端結婚を急ぐ必要がなくなり、ずるずると同棲が続いてしまう場合も多いようです。
これについては、「同棲するなら結婚の日取りを決めてから」「同棲の目的をしっかり持って」というアドバイスが多数寄せられました。結婚式の日取りを決める、結納を先に済ますなどのけじめを付けることで、親から同棲を許された人も多いようです。「けじめある同棲」は重要なポイントかもしれません。

同棲のメリット・デメリット
【メリット】
- 生活してみないと分からないお互いのペースやお金の使い方など、細かい性格がよく分かった。(28歳女性)
- 家事をどれくらいしてくれるか、心の余裕がない時の反応などが分かる。(23歳女性)
- 結婚した時の予行演習みたいな感じで、この人とならやっていけるかというのが分かった。(32歳女性)
- 将来について話し合う時間を持てた。けんかしても同じ家ならすぐに仲直りできる。(25歳女性)
- 離れていると1回のデートで結構お金を使う。一緒に住んでいればお金を使わない遊びができる。(34歳男性)
- 結婚前に家事の役割分担が明確に。共働きには重要!(28歳女性)
【デメリット】
- 相手のことが見えすぎて、式の時までキラキラした気持ちでいられないかも。(28歳女性)
- ロマンチックなことが極端に減る。(34歳女性)
- 友達と遊びに行く際に気を使う。(26歳女性)
- 結婚のタイミングが難しい。(してもしなくても一緒)(29歳女性)
- 一緒に住みだした途端、彼氏の親に嫁扱いされる。(30歳女性)
- 思いっきりダラダラ過ごす日、ゲームに没頭する日、などが作れなくなってしまった。(33歳女性)
- お互い社会人なので世間体が気になる。同世代は理解してくれるが、年配の方には難しい。(25歳女性)


先輩から学ぶ今回のポイント
データ出典/「ゼクシィ」ユーザーアンケート「今や常識?結婚前の同棲」
調査期間/2010/7/23~2010/8/22 回答数334人(男性33人・女性301人)