【結婚式レポートin岐阜県】遠く離れたお互いの家族と語り合う大切な時間を
厳かな挙式と古都への旅。心に刻む思い出
税理士を目指して猛勉強中の雄基さんと、デザイナーとして活躍する理恵さん。ふたりは同じ大学の同級生。「当初はフォトウエディングだけのつもりでした。ただ地元の親には感謝をちゃんと伝えたい。それなら……と高山で挙式をすることにしました」と雄基さん。一方の理恵さんは神奈川県出身。兄、姉、2人の弟と5人きょうだいで、旅好きな母を筆頭に、結婚式を兼ねての高山旅に家族全員が大喜び。家族だけで式を挙げることになった。
高山らしく古式ゆかしく護国神社での神前式に臨んだふたり。ひときわ目を引いたのは、金糸の大きな鶴が舞う天然藍染の色打ち掛け。170センチという長身の理恵さんを艶やかに彩った。「強い女性に憧れていて、衣裳も私らしさにこだわりました。白無垢ではなく、この色打ち掛けしかないと即決でした」と理恵さん。祝宴のオーベルジュでも、2着の個性的な白のドレスをさらりと着こなした。それに合わせたタキシード姿の雄基さん。「この先、世界で活躍する税理士を目指し、その時にも着用できるよう、自分を鼓舞する意味でも購入しました」。会場も衣裳も演出も、しっかりとした意思を持ったふたりらしい想いのこもった一日となった。
護国神社での神前式。祖母のためにバリアフリーの神社を選んだ
花嫁行列では、社殿入り口前で、理恵さんの家族を雄基さんの家族が出迎えた
関東から駆け付けた理恵さんの祖母
挙式後、高山市の古い町並で撮影。和装が町の雰囲気に溶け込んでいた
祝宴後半は背中に大きなリボンをあしらったドレスに。個性的なヘアスタイルも理恵さんならでは
料理とワインのペアリングを楽しむ雄基さんの家族。「忘れられない料理でした」と雄基さんの父
プロの漫画家である理恵さんの姉が描いたウエルカムボード
花や自然が大好きな理恵さんの母。「母が喜んでくれる」と会場を決めた
挙式前に父とツーショット。父は理恵さんのことが好きすぎて、学生時代は毎週末理恵さんの下宿に一人で会いに来ていた。「会いたくて仕方なくて」と父。当日も嬉しそうなこの笑顔に周囲は温かな空気に包まれた
祝宴中、お互いの幼い頃のアルバムを交換して、思い出を語り合っていた
抱えきれないほどのブーケは理恵さんのリクエスト
東京都在住
香島雄基さん(24歳)
理恵さん(24歳)
挙式日:2023年10月7日
挙式会場:護国神社
披露宴会場:オーベルジュ飛騨の森
招待客:24名
千葉の大学の同級生。19歳の時にアルバイト先で知り合い、雄基さんがひと目ぼれ。2022年10月婚姻届提出。
※ゼクシィ東海版2024年4月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 岐阜県