【結婚式レポートin愛知県】親を泣かせたかったのに、私たちが一番泣いちゃいました
地元のシーサイドレストランでの時間を心に刻む
裁縫が得意で、高校では生活文化学科を専攻した尚さん。授業の実習で縫ったウエディングドレスを手に、いつか必ずウエディングドレスを着て大切な人たちの前で、結婚式を挙げたいと憧れ続けていた。その夢を叶えた場所が、尚さんの地元にある、海が一望できるお気に入りのレストラン。潮の香りと波の音を感じながら料理をゆったりと味わえるこの場所に、ふたりは大切な友人と家族を招いた。
「もう一つの願いは、結婚式で親に感動の涙を流してもらうこと」と無邪気に笑っていたふたり。ところが当日、ファーストミートでは尚さんのドレス姿を見て、輝さんが声を上げてむせび泣き、続くファミリーミートでは、親の温かなまなざしを受けて、尚さんが号泣。母に涙をそっと拭われるワンシーンも。「結局、親を泣かせたいと思っていろいろ考えていたのに、私たちが一番泣かされちゃいました。幼い頃、家族でよく出かけたモーニングやワクワクしながら出かけた夜のラーメン屋など、家族との思い出が走馬灯のようによみがえってきて、堪えきれなくなっちゃいました」。姉が尚さんのために縫ったテラコッタ色のカラードレスをまとった尚さんが、はにかみながら静かにほほ笑んだ。
当日の日付「・908」のナンバーを付けた新車を購入した輝さん。会場前に飾り、真っ赤な色が写真に映えた
レストランから見える知多半島の海。当日は台風で雨予報だったが、奇跡的に太陽も顔を出した
海をバックに全員で記念撮影
デザートビュッフェは海を見ながらテラスで。「ここのサンドイッチが大好きなんです」と尚さんは、特別にサンドイッチをビュッフェの中に入れてもらった
舞台衣裳などを作るプロの尚さんの姉。この日のために尚さんのカラードレスを縫ってプレゼントした
ファミリーミートで、まずは親を泣かせて大成功と思いきや……
ブーケトスでは尚さんの姉がジャンプしてつかみ取った。友人らの大きな笑い声がガーデンに響いた
ファーストミートでは子どものように泣きじゃくった輝さん
高校のときの実習で作成したウエディングドレスをウエルカムスペースに飾った
輝さんから尚さんへのサプライズ。千葉や愛知など転々とした尚さんの生い立ちを、輝さんがたどり動画に。尚さんは涙が止まらなかった
愛知県在住
杉山 輝さん(25歳)
尚さん(25歳)
挙式日:2023年9月8日
挙式披露宴会場:NEST by THE SEA
招待客:68名
出会って3日目の初デートで、いきなり岩盤浴へ。飾らない人柄に輝さんが惹かれ、1年後に婚姻届を提出。
※ゼクシィ東海版2024年1月号より転載
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