【結婚式レポートin山梨県】29年間の感謝を伝える最高のバースデーになりました

静かな雨音が届くガーデンチャペルへ。次の瞬間、新婦の目に飛び込んできたのは、大好きな人たちが勢揃いする光景だった。「もう一生見られないだろう幸せな光景。込み上げる涙をこらえて、目に焼き付けるのに必死でした」

思い描いたのは、みんなが“何か”を受け取って帰れる結婚式。「それは決まったものじゃなくていいんです。それぞれが感じる感動とか楽しさとか、優しい気持ちとか」。たくさんの温かなまなざしに包まれたセレモニーは、ふたりにとっても幸せな“何か”を受け取るひとときになった。

ゲスト卓に高木をあしらったパーティ会場。映像と音、光を駆使した幻想的な空間に、ゲストが歓声を上げた。パーティの主役は、目の前で仕上げられる料理の数々。おいしい香りと音が五感を刺激するパフォーマンスに、ゲストは驚いたりワクワクしたり。ふたりが願ってきたおもてなしがかたちになった。

偶然にも、この日は新婦のバースデー。ケーキにろうそくを立ててお祝いし、二次会では新郎企画のサプライズも飛び出した。「葵さん、どんな誕生日になりましたか？」。新郎の問いかけに、新婦は「人生最高の誕生日！」晴れやかな笑顔で締めくくった。

挙式は、八ヶ岳の鮮やかな新緑を取り込んだガーデンチャペルで。ゲストの花びらの祝福に、ふたりの明るい笑顔がはじけた

ビール好きなふたり。山梨の地ビールをお酌しながら会話も楽しんだ

ゲストの前で、5つの約束を交わした。「みんなが笑顔で見守ってくれて嬉しかったです」

ドライアイスの白い煙が立ち上る前菜や目の前で蒸し上げる魚料理など、一皿ごとに新鮮な驚きを

母は新婦にとって、「可愛い笑顔でいつも元気づけてくれる、太陽みたいな存在」。その母の泣き顔に、こらえていた涙が溢れた

漫画家の新郎いとこが描いてくれた、ふたりの似顔絵ウエルカムボード。ゲストにメッセージを書き込んでもらった

幻想的な光に映える、洗練＆大人のテーブルコーディネート。ふんわりテーブルランナーで優しい表情も添えて

手作りのボタニカルキャンドルを使って、全員でキャンドルリレー。使用後は、ギフトの一品に

理科教員の新郎が、愛用の白衣を着てケーキセレモニー。新婦へのファーストバイトは薬さじで

Profile

長野県松本市在住
渡邉夏彦さん（26歳）
葵さん（29歳）

挙式日：2023年5月13日
会場：星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳（山梨県）

共通の友人を介して知り合い、すぐに交際がスタート。プロポーズを受けた新婦憧れのホテルで結婚式を。

※ゼクシィ長野・山梨版2023年10月号より転載

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