【結婚式レポートin長野県】桜と残雪のアルプス。この風景は生涯忘れません
大自然の中でおおらかに過ごす大人ウエディング
自然派&エコなラスティックウエディングに憧れていたふたり。人との繋がりに導かれて「FREEQ WEDDING」のフリーウエディングプランナーと出会い、式準備が始動した。会場は南信州のキャンプ場。「アルプスの山々に抱かれた、この雄大な自然を生かそう」と、テーマは「サステナブルウエディング」に。料理をはじめ、お酒やケーキのいちごまで、すべて地元産を使うことにした。さらに花嫁衣裳はリユースドレス、装飾アイテムには自然に返る天然素材を選ぶこだわりよう。シェフとフォトグラファー、ヘアメイクスタッフが一丸となり、式をゼロからつくり上げた。
当日の挙式&披露宴は、オールアウトドア。残雪のアルプスと桜吹雪、静かに水をたたえる湖。目の前に広がる大自然が、ゲストへの一番のおもてなしになった。「ここまで本格的なアウトドアウエディングになるなんて! いい意味で期待を裏切られました」
日が沈むと、BBQや花火で打ち上げ。「ゲストもスタッフも一緒くたで、夜中まで語り合って。別れ際には寂しくなるほど、楽しい時間でした」。ふたりはそう振り返るのも、楽しくて仕方がない様子。温もりに満ちた記憶は、この先もずっと色あせない。
オリジナルのコース料理には、地元産の食材のみを使用。馬肉やチョウザメなどを使って、BBQスタイルで提供した
花嫁衣裳は、装飾のないシンプルなリユースドレス。ふわりと揺れる袖のシルエットが、優雅な花嫁を演出する
プラスチック製品ゼロの結婚式。ウエルカムボードには、自然由来の木や紙を使って
指輪交換の場面では、リングボーイが元気に登場
「涙は一切なし。これからどんな楽しいことが起こるかなというワクワク感でいっぱいの挙式でした」
式後は、公園内のコテージや近隣の宿泊施設に泊まるゲストも。みんなでたき火を囲んで、夜更けまで楽しい会話が弾んだ
ボートで湖にこぎ出し、ロケーションフォト
過度な演出をせず、会話がメインの海外ウエディング風のパーティ。景色と料理を存分に楽しんでもらった
桜の木に飾ったのは、ふたりの思いを表現したオリジナルのタペストリー
ブーケや装花も地元産にこだわって。「色みを抑えて、周囲の自然になじむデザインにしてもらいました」
東京都品川区在住
前野良汰さん(29歳)
彩さん(32歳)
挙式日:2022年4月27日
会場:千人塚公園キャンプ場(長野県)
友人の紹介で出会ったふたり。プロポーズは、新郎の部屋でシンプルに。交際約1年後にゴールイン。
※ゼクシィ長野・山梨版2023年3月号より転載
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