【結婚式レポートin長野県】おもてなしで伝えたい私たちが“好きなもの”

食を通じて出会い、家族になった今も食を楽しむことが大好き。そんなふたりだから、結婚式の料理には絶対に譲れないこだわりがあった。「私たちを結び付けた農園の野菜で、おもてなししたい」という思いに応えてくれる会場と出会い、式準備が動き出した。
緑の木々に彩られたチャペルでの挙式。ふたりは指輪の代わりにレイを交換し、生涯の誓いを交わした。生前、フラダンスが好きだったという新郎母。「笑顔で踊る母の姿を思い浮かべ、母と一緒に誓いを立てたかったんです」
お姫さま抱っこでのサプライズ入場から始まったパーティは、「ずっと楽しい気持ちでいっぱいでした！」と新婦。乾杯のあいさつをくじ引きで決めたり、ゲストからふたりへのインタビュータイムを設けたりと、ゲスト主体の演出を随所に。その間にも、農園で採れた野菜や軽井沢の食材を使ったオリジナルメニューが、次々と食卓を彩った。
料理の次は、ギフトのおもてなし。ふたりが一つ一つ厳選したグルメや雑貨を並べ、その場でゲストに選んでもらう「ギフトマルシェ」を開いた。ふたりが“好きなもの”で、「ありがとう」の気持ちを伝えたい。ずっと願ってきた結婚式がカタチになった。

牛肉のローストには、ふたりが好きなじゃがいもを添えて。農園で採れたビーツのポタージュスープも喜ばれた

共通の友人作のイラストとお守りを、親への記念品に

新郎母をしのぶレイの花冠を新婦へ

新婦親に、花嫁姿をお披露目。「かわいい。良かったねぇ」と、母が溢れる涙を拭った

「あ～ん！」ゲストの掛け声に合わせて、ファーストバイト

一体感と幸福感に包まれたパーティ。「スポーツで勝利したときとも違って。結婚式でしか味わえない感動がありました」

テーブル装花は、ゲストの手で。思い思いの花を選んで、花瓶に生けてもらった

「ギフトマルシェ」で、選ぶ楽しみを。ふたりで充填（じゅうてん）した生蜂蜜や手持ち花火など、こだわりの品々がズラリ

引出物を入れるエコバッグは手作り。オリジナルロゴを、シルクスクリーンで刷った力作

花嫁の手紙に、男泣きの新郎。「先に泣かれてしまって（笑）。彼の素の感情に触れた、印象深いシーンです」

家族や友人の問い掛けに答えた誓いの言葉

Profile

東京都世田谷区在住
学さん（37歳）
みのりさん（25歳）

挙式日：2022年7月10日
会場：軽井沢倶楽部 有明邸（長野県）

出会いは、オーガニックファームの収穫祭。「一緒の時間が心地良くて、自然体でいられる」と、結婚へ。

※ゼクシィ長野・山梨版2023年1月号より転載

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