【結婚式レポートin北海道】大切なみんながそばにいる。それだけで特別で、幸せ
つらかった時期に支えてくれた家族や友人へ感謝を
高校生の時に、病気で母を亡くした新婦。「これからどうなってしまうんだろう」という深い悲しみを何とか乗り越えることができたのは、支えてくれた友人、家族、親族の存在が大きかったから。
「今、私が幸せなのは、周りの方たちのおかげ。その感謝を伝えて、皆さんに心から楽しんでもらえる笑顔の結婚式にしたいと思いました」
パーティはできるだけゲストとの会話の機会をつくり、演出なども飾らず、心が通う時間を大事に。中座では、新婦が学生時代からの大好きな友人をサプライズ指名。新郎は東京から駆け付けてくれた父母と歩き、セレモニーを通してお礼の気持ちを伝えた。
思いが溢れたのは、これまでの気持ちをつづった新婦の涙の手紙。今日集まってくれた大切なゲストへ。母が天国へ旅立ってから、きょうだい3人を育ててくれた父へ。出会ったときから優しくて大好きな新郎の父と母へ。そして、ずっと住んでいた東京を離れて一緒に札幌に住むことを決意してくれた愛する新郎へ。
「コロナ下で会えることが当たり前ではないとわかり、大切な人たちがそこにいて一緒に笑ったり、泣いたりすることのすべてが、とても幸せで特別だと感じました」
「入場の瞬間に感動して泣いた」との声が多かった挙式。父とのバージンロードに緊張が高まった
新婦の義妹が作ったリングピローを手に、おいとめいがリングキッズを務めた
ゲストの心からの祝福を感じ、涙が溢れたフラワーシャワー
久々に会うゲストとゆっくり歓談を楽しんだ
出席が叶わなかった新郎母の親族から、メッセージビデオのサプライズ。笑いあり、涙ありの気持ちのこもった映像に大感激!
オープニングは富良野と美瑛で撮ったロケーションビデオを上映
新郎も父母への手紙で感謝を伝えた
新郎の好みに合わせたチョコケーキ。ゲストにも好評だった
料理のおいしさも会場選びの決め手に
母の写真を飾り、幸せな一日を見届けてもらった
高砂席の装花はミニブーケにしてゲストにプレゼント
カラードレスで、母の形見の真珠のネックレスを身に着けた新婦。深い愛情を注いでくれた父へはブートニアを贈った
プチギフトは「Thank you」と書かれた地元有名店のチョコを用意
札幌市在住
鈴木健大さん(29歳)
絵梨奈さん(36歳)
挙式日:2021年10月3日
会場:藻岩シャローム教会
初詣先の東京で偶然出会い、新婦が新郎にひと目ぼれ。遠距離恋愛を経て、2020年4月に婚姻届を提出。
※ゼクシィ北海道版2022年5月号より転載
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