【結婚式レポートin京都府】みんなの喜ぶ顔が見たくて。京都での和婚が夢でした
高校生の時に参列した思い出の結婚式の通りに
憧れの人力車に乗って、晴れやかな笑顔で京都の街を駆け抜けた塚崎さんたち。「道ゆく人に『おめでとう!』とたくさん声を掛けられ、とても幸せな気分でした」と、楽しそうに振り返る。新婦の絢菜さんの夢は、祖父母ら親族が暮らす出身地の京都で結婚式を行うこと。白無垢に文金高島田の日本髪が理想の花嫁像だった。「高校生の時に初めて参列した叔母の結婚式がとても印象に残っていて。みんなに懐かしんでもらいたくて、場所にもこだわりました」と、絢菜さん。平安神宮の挙式×京料理の料亭は、記憶の中に残る結婚式と全く同じ組み合わせ。挙式の後は、新郎の雄平さん自らマイクを握って進行を務める披露宴で、親族だけの楽しく、かけがえのない時間を過ごした。コロナの影響で両家の顔合わせはオンラインのみ。一度は日程の延期も経験し、決して順風満帆ではなかった結婚式までの道のり。結果的に実際の初顔合わせは結婚式の当日になってしまった。後泊した京都のホテルで、両家の父親同士が打ち解ける様子を見て、心からホッとしたという雄平さん。一番うれしかったのは、「幸せな気分にさせてくれてありがとう」という家族の何げないねぎらいの言葉だった。
紅差しの儀で支度を終えた後、絢菜さんは雄平さんと人力車で平安神宮へ。普段は離れて暮らす母との時間も大切な思い出に
高砂席に飾られた西陣織の帯は、かつて織元をしていた絢菜さんの祖父が織り上げた思い出の品
お祝いの鏡開き、実はコロナ下のため形だけ。ふたりの名入りの樽(たる)で盛大に
みんなが楽しみにしていた京料理のおもてなし
唐織の豪華な色打ち掛けにお色直しの後、ゲストが待つ会場へ
「お祝いの巻き物を持ってきました!」と披露されたのは、絢菜さんが小学生の時に書いた習字の入賞作品
明るい笑顔でゲストの余興に拍手を送る絢菜さん
両家の家族写真は国の名勝にも指定される平安神宮の神苑を背景に
かつて花嫁として絢菜さんを魅了した叔母も家族で出席。子どもたちと一緒に親族の寸劇を披露した
地髪結いの文金高島田はべっ甲のかんざしで格調高く。和を極めつつ、サムシングブルーの小物使いでモダンな装いに
親族とのあいさつもリラックスしたムードで
東京都在住
塚崎雄平さん(35歳)
絢菜さん(30歳)
挙式日:2021年8月8日(日・祝)
会場:平安神宮(挙式)、京料理 六盛(披露宴)(京都府)
友人との食事会で知り合う。雄平さんは絢菜さんの笑顔に、絢菜さんは雄平さんの穏やかな人柄に好印象。
※ゼクシィ関西版2021年12月号より転載
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