【結婚式レポートin東京都】足を止めず二人三脚で♪さぁ歩きだしましょう
美食の殿堂で記憶に刻まれたおもてなし
結婚への歩みはハワイから。舞台はふたりでトライしたトレイルコース、ラニカイ・ピルボックスの頂上。心地よい汗を流して絶景を見渡す彼女に、写真を趣味にしている彼が「香奈ちゃんも撮りなよ」とカメラを渡した。そして彼女がファインダーをのぞくと、指輪がパカッ。「結婚してください」「する~!」と号泣だったそう。2カ月後には婚姻届を提出、結婚式は「衝撃のおいしさだった」レストランを選んだ。準備も順調だった昨春、式を延期。そこから約1年間、夫婦として足踏みをさせられている気分に──。挙げるか否か話し合い、前に進みたくてこの日を迎えた。
テラスでの人前式はどよめきと笑いの幕開け。指輪交換ではなく、なんと靴を交換し「どんな困難も足を止めずに一歩一歩進んでいきます」と誓った。続く祝宴では急きょノンアルワインを用意したが、それは想像を超える芳醇(ほうじゅん)さで、いつもは酔っ払って料理は口にしない男性ゲストも美食の世界を心ゆくまで堪能。新婦ピアノソロから連弾の演出も全員が耳を傾け拍手喝采! 振り返れば“足踏み期”も二人三脚で練習を重ね、一歩ずつ歩いていた。その歩調はぴったり、明るく弾んで前を向いている。
香奈さんから贈られた靴を披露。右足に新婦の、左足に新郎の名入り中敷きもしっかり見せて。新婦には黒いリボンを結んだハイヒールを贈った
プロポーズのあったハワイでウミガメの可愛さにとりこになったふたりは、帰国後ウミガメ色の2匹目の保護猫を新居に招いた。猫たちはウエルカムスペースやケーキトッパーに登場
ラベンダーカラーの会場でゲストをお出迎え
寡黙で優しい父と入場。退場はスパイダーシャワーにてんてこ舞い
「一口で期待感が高まるカナッペは外せない」とふたり。披露宴中は、キッチンと中継でつないでシェフの食材紹介も。ゲスト席からは高砂席に「お・い・し・い」の口パク笑顔がたくさん届いた
ノンアルワインを用意した新郎。「気合と思い込みの力で料理とのマリアージュをお楽しみください」と笑いを誘ったが、想像以上のマリアージュに
デザートで誕生日を祝ってあげた友人がふたりに向けて♪
憧れのハリウッドスターになりきって、エスコート役の父と兄にもその気になってもらって
東京都港区
横井貴志さん(35歳)
香奈さん(32歳)
挙式日:2021年5月15日
会場:シャトーレストラン ジョエル・ロブション
プロデュース:メゾン・ド・マリアージュ
ゲスト数:43名
保護猫を飼い愛情を注いでいた新婦。「その姿はナイチンゲール」と新郎は一気に彼女に惹かれていった。
※ゼクシィ首都圏版2021年11月号より転載
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