【結婚式レポートin東京都】“空間クリエイト”でリラックスをお届け♪
挙げて結婚を実感したのは……家族やゲストたち
2脚のチェアを並べた高砂席にはフォルムの異なる花器を配し、ピンクッションやベルテッセンなど個性的な花を生けた。それは都会の景色を背景にアートの専門書を開いたような世界観。ゲスト卓も一つ一つ雰囲気を変え、洋書モチーフにしたり流木を添えたり。実はこれらのヒントはウエディングサイトではなく、インテリア情報から。新居の空間作りに夢中の花嫁は披露宴会場も“心地いいインテリア”を意識した。全てはみんなにくつろいでほしい一心で。
当日、自然光が降り注ぐ天井高10メートルのチャペルでの式はゆったり幸せな時間。「他のことは何も考えない神聖な雰囲気の中、夫婦になったことを見守ってもらえました」と振り返る。続く祝宴は美しいフラワーをめでながら独創的な料理を味わい、併設するリビングでもリラックスできるプログラム。延期した式に来てくれることが嬉しくて、最大限にくつろぎ最大限に楽しんでほしかった。一方、ゲストはふたりのおもてなしに浸りつつ、改めてこの結婚を受け止めたよう。1年前の婚姻届提出は知っていたけれど、友人も母までも「奈緒ちゃん、結婚したんだね」としみじみ。周囲にとっても幸せ感じる節目の一日になった。
披露宴後半、テーブルごとにリビングに移動してソファでふたりを囲んで。記念撮影前にはマスクを外し笑顔がはじけた
2着目、縦のラインを強調したスレンダーな白ドレスには小さな花火のような花アリウム・シュベルティと、根元をゴールドに染めたベアグラスを束ねた。「こんなブーケを作ったのは初めて!」とフローリストも楽しんでクリエイトしてくれた
小学校から大学までダンスをやっていた奈緒さん。友人が50年代の衣裳で可愛く踊って盛り上げてくれた
プロフィールブックには、一人一人に向けた手書きのメッセージがびっしり
「パピィ」「マミィ」といつもの呼び方で、大好きな家族へ感謝をつづった
ニューヨークスタイルのホテルに似合うよう、式後も携帯してもらえるよう、アルコールボトルのデザインも吟味
「おいしい!」のビッグスマイル
料理やデザートもアートの世界
眼下に東京を眺める高砂席。花器や花材はフローリストと何度も打ち合わせを重ね、「想像以上の空間になりました」
東京都中野区
堀 智也さん(27歳)
奈緒さん(27歳)
挙式日:2021年4月17日
会場:キンプトン新宿東京
ゲスト数:90名
「お互い素のままでいられる」と結婚へ。当日はプロポーズのあったグアムをテーマにしたカクテルも用意。
※ゼクシィ首都圏版2021年9月号より転載
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