【結婚式レポートin北海道】来られなかった友人にも祝福してもらえて幸せです

自粛のため来られなくなった友人ゲストも多く「本当に結婚式をしてもいいのか？」を何度も話し合ったふたり。「一緒に相談して、決めていく。その過程も私たち夫婦の絆を強くしてくれたように思います」と振り返る。当初の春から冬へ延期となったが、こんなときだからこそ、みんなが和やかに過ごせる雰囲気づくりや温かな演出で、ゲストとの一日を迎えた。
当日は友人たちが、出席できなかった仲間にテレビ電話でこの日の幸せな様子を中継しながら報告。画面越しに会話を交わしながら祝福を受けると、離れていても気持ちを身近に感じることができた。
高校の同級生だったふたりは、母同士も高校の同級生という間柄。人前式での母2人による水合わせの儀や、父と母のちらしずしバイトなど、家族とのほのぼのとした演出が両家の仲の良さを感じさせた。そしてふたりにとっても新鮮だったのは、初めて知ることがたくさんあった互いの親からの手紙。
「これまで聞いたことがなかったエピソードや子どもの頃の思い出話を、親の目線から聞くことができて、自分たちも父や母のように愛を持って子育てをし、温かな家庭を築きたいと思いました」

新婦が溺愛するめいに、人前式の先導を依頼。緊張で泣きながらも頑張って歩く姿を見て「成長を嬉しく感じ、胸が熱くなりました」と新婦

パーティ会場へ続く回廊には、職場の人や新婦姉に協力してもらった折り鶴のガーランドを飾って華やかに

リアルとオンライン、みんなで一緒に記念撮影

ブーケや装花、装飾にもこだわり、全体が調和するコーディネートを意識

親からの手紙は「幼少期の話など知らないことがいっぱい。兄や姉からもたくさんの愛を受けて育ったことを、改めて感じることができました」

中座は大好きなきょうだいと

ケーキではなく、ちらしずしにしゃもじで入刀。演出も和を意識

お色直し入場は、父と腕を組んで。「娘と結婚してくれてありがとう！」と新婦父から新郎へ熱いメッセージが送られると、会場は大きな拍手に包まれた

本格和食のお子さま料理とおしゃれなキッズコーナーで、子どもゲストもおもてなし

プチギフトはアルコールジェルとマスク。最後までゲストの安心に配慮

Profile

札幌市在住
菊地航平さん（29歳）
理実さん（29歳）

挙式日：2020年12月5日
会場：エルム ガーデン

2020年春の挙式予定を冬に延期。寒い季節も華やかで温かい雰囲気に、と会場にたくさんの花を飾った。

※ゼクシィ北海道版2021年8月号より転載

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