【結婚式レポートin岐阜県】ゲスト一人一人の顔と言葉を心にしっかり刻みました
一瞬一瞬すべてがいとおしく思えた、かけがえのない日
2度の延期を経て、やっと、本当にやっとの思いでこの日を迎えたふたり。共に教員で、一斉休校で子どもたちに会えないことと、式の延期が重なり、心が折れてしまったという美奈江さん。「友人は式をやったのに、なぜ私だけ?と何度も涙を流しました。どんな形でも結婚の報告と感謝を伝えたい。一生後悔しそうだから」。ゲストは、当初予定していたおよそ半数になってしまったが、一人一人と過ごす時間を大切にしたいというふたりの願いを叶えることができた。
ゲストが自分の名前が彫られたプレートを額にはめ込み、完成した時計を結婚証明書として人前式で披露。誓いの言葉も、ゲストからの問い掛けにふたりが答える形で、ゲストとの一体感あるものに。祝宴では、ふたりが受け持つクラスの生徒たちから、サプライズDVDが届けられ、泣いたり笑ったりと大忙しだったふたり。最後は「はちゃめちゃな松井家にやっとまともな人が来てくれました!」と佑斗さんの父の軽妙な謝辞で会場が大いに沸き、大爆笑でのお開きとなった。「とにかく無事に終わってホッとしました。こうしてみんなと過ごす時間がこんなに尊いなんて……感謝しかないです」。佑斗さんは語った。
ゲスト5人からの問い掛けに、ふたりが答える形での「誓いの言葉」で、和やかな空気に
リングボーイとリングガールはふたりの親族。まるで小さな新郎新婦
庭の手入れが大好きな美奈江さんの父の影響で美奈江さんも自然と花好きに。ブーケにはスターチスなど好きな花をリクエスト。「ブーケの花を選ぶ時、父が庭いじりをしている姿を思い出しました」
生徒たちからのDVD。「幸せな家庭を築くためにやった方がいいこと」を生徒が提案。「松井先生はねぎを残さず食べてください」に思わず爆笑!
謝辞での父のトークに、佑斗さんも「おいおい!」とこの表情。「愉快な家族で一緒にいると、いつも笑わせてもらっています」と美奈江さん
キウイフルーツのケーキは佑斗さんがリクエスト
生徒たちからの寄せ書きをエントランスに
郡上市出身の美奈江さん。合掌造りをイメージしたチャペルなど、地元らしさが会場決定の決め手に
結婚証明書となった時計
美奈江さんの恋の相談相手。前職場の校長先生が乾杯のあいさつ
岐阜県郡上市在住
松井佑斗さん(29歳)
美奈江さん(26歳)
挙式日:2020年12月20日
会場:GIFU MONOLITH(岐阜モノリス)
ゲスト数:60名
教員の外国語研修の時に席が隣だったことで知り合い、3カ月後には交際開始。2019年10月に婚姻届提出。
※ゼクシィ東海版2021年7月号より転載
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