【結婚式レポートin岩手県】映像と現実が行き来する、オリジナル脚本の結婚式

誰かを楽しませること、驚かせることが好きで、常に仲間の盛り上げ役。「一生に一度の結婚式も、皆をワクワクさせるエンターテインメントにしたい」。そんな飛志さんと榛菜さんの結婚式は、父へ贈る感謝のチャペルムービーから始まった。永遠の愛を誓い、このまま感動的な一日に……と思いきや、挙式後は笑い多めの展開に。結婚を控えた姉へ新婦がブーケを贈った際は、新郎が突然カメラを渡され姉妹の2ショットをパチリ。主役から裏方役になった新郎に笑いが起きた。
大学時代、自主映画サークルで活動していた飛志さん。この日のために自ら脚本を書き、サークル仲間に撮影を依頼して、ふたりが主演のショートムービーを制作。披露宴の進行に合わせたストーリー仕立ての映像は、オープニングに始まり、ファーストバイト後、再入場前と続いてみんなを夢中に。特に盛り上がったのは、ふたり共通の友人を巻き込んだ余興。友人が突然指名され、スクリーン上の新郎と会話を始めると、見事な掛け合いにゲストもびっくり。もちろん、すべては新郎による脚本で、演出だとわかった瞬間は拍手と大きな歓声が。ゲストは「やられた！」と言いながらうれしそうに笑った。

歓談時間は、高砂席だけでなく自ら会場を歩き積極的に交流

感動のチャペルムービー後、父と新婦が入場

会場装飾は榛菜さんが担当。大好きなピンク色をポイントに

話が長い新郎、お酒が好きすぎる新婦に注意を促す、ユニークなポスターを掲示。ゲストも思わず「わかる！」

肉料理は選択制。牛耳のカチューシャ姿のスタッフがスクリーン上で2種類の牛肉を紹介

ファーストバイトと見せ掛けての顔面パイに大爆笑。新郎が怒って会場を飛び出し、新婦が追い掛ける展開も脚本通り

新婦の髪飾りは会場の雰囲気やブーケに合わせて

漫画家である新婦母の友人がウエルカムボードを描いてくれた

カップケーキタワーのウエディングケーキ。ふたりの関係性を表すトッパーに笑いも

余興の最後にふたりが映画の名シーンを演じて大ウケ

大好きな祖父へ、祖父と天国の祖母を中心に家族全員が集合した似顔絵を贈呈

社交ダンスを習っているふたり。先生に振り付けを依頼し、エンディング映像でお披露目した

Profile

岩手県盛岡市在住
長友飛志さん（27歳）
榛菜さん（28歳）

挙式日：2020年11月21日
会場：ララシャンスベルアミー（岩手県）

彼のひと目ぼれが実って交際が始まり、５カ月後の彼女の誕生日にプロポーズ。式は彼女憧れの会場で。

※ゼクシィ青森・秋田・岩手版2021年4月号より転載

• 結婚準備全体
• 結婚式実例
• 岩手県